50とは別物!?

新型モンキー125をモンキー(50)と比較インプレッション

「モンキー125 はモンキーじゃない!」なんて声もチラホラ聞えるが、同時に比較試乗してみるとモンキーの魅力がしっかりと詰まっていたのだ! ※ヤングマシン2018年7月号(5月24日発売)より

見た目だけでなく乗り味だってモンキーだ

今回試乗したのは、広報車のモンキー50とグロム、そして特別に試乗が許された試作車のモンキー125。125はあくまで試作車なので、エンジンのセッティングなどが完全ではなかったけれど、短時間ながらクローズドコース(東京サマーランドの駐車場)で乗り比べることができた。で、走り出す前に2台を並べた状態で思ったのが、大きさは1まわり(というか2まわり)違うけれど、見た目の〝モンキーらしさ〞をうまく受け継いでいるな、ということ。その場には、モンキー125のベースになったグロムもあったのだが、そっちのほうがむしろ〝遠い親戚〞のように感じられた。

一方、モンキー125の乗り味は当然ながらモンキー50よりもグロムに近い。50のモンキーは、前後8インチタイヤを超ショートホイールベースに配置し、アウターも鉄パイプ製のフロントフォークを備えた車体による直進安定性は最低限というレベル。コーナリングも、倒し込むとハンドルが切れ込むクセが感じられた。それに対し、モンキー125はステップをガリガリ接地させながらタイトにコーナーを攻めても、ほとんど不安がない。あえて言えば、車体サイズの割にホイールベースが短く、サスペンションも柔らかめなので、グロムのような攻めた走りには向かないことくらいだ。さらに、前後ディスクのブレーキ性能は、50の前後ドラムとは比べ物にならないのは言うまでもない。エンジンの力強さは、当然ながら大きく違う。

とはいえ、125もグロムのように高回転まで回して走るのではなく、低中回転域のトルクを生かしてトコトコ気持ちよく走れる特性は、モンキー50に似ている。というわけで、モンキー125はその特徴的なスタイルだけでなく、走りのフィーリングもしっかりと〝モンキーらしさ〞を受け継いでいたのだ。 ※テスター:中野仁史

モンキー125のライディングポジションは自然な感じ。モンキー(50cc)のシート高660mmに対し125は775mmと差は大きいが、両足のかかとはべったりと接地する。ライダーの身長172cm、体重は65㎏だ。

モンキー125に対してモンキー(50cc)のサイズの違いは明らか。ライディングポジションは窮屈な感じ。ライダーの身長は175cm、体重は65㎏だ。

従来型オーナーはどう見る?

新モンキーは大きくなったけど、跨ると感覚的にはやっぱり「小さい」。小ぶりなタンクとシートの位置関係でコンパクトに下半身が収まる雰囲気は、50㏄時代そのままと思わずニヤけてしまう。それでいて絶妙な12インチ&125㏄。避けがちだった幹線道路も気軽にこなせそうだ。2列目シートが折り畳めるミニバンなら積載も十分可能かな。 ※テスター:ミヤケン

10インチにカスタムしたモンキー・バハをチョイ乗りに使っているフリーライターのミヤケン氏。実用面の向上が新モンキーで一番の評価点。

ニュース提供:ヤングマシン2018年7月号(5月24日発売)
テスター:中野仁史/ミヤケン
撮影:真弓悟史/長谷川徹
「2018新型モンキー125は約40万円~で7/12発売」記事はこちら

いち

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本誌編集長。雑誌は生き残りタイアップ全盛期だというのに、ひとり次期型ネタを嗅ぎまわって反感を買う現代のスクープ魔王。
■1972年生まれ
■愛車:BMW R100GS(1988)

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