1月28日のレポート

2018 セパン通信 PART 2

2018年1月24日からスタートしたマレーシア・セパンサーキットのテストを取材している佐藤寿宏さんの「通信」をお届け。国内、海外、レースがある様々な現場から届く「通信」は、日本人選手の動向を中心にレポート。今回は、ついに始まったモトGPオフィシャルテストの初日。注目の中上貴晶選手に話を聞いた。

トップタイムはペドロサ

オフィシャルテスト初日が終わりました。トップタイムは、レプソルホンダのダニ・ペドロサの1分59秒427。これにアンドレア・ドヴィツィオーゾ、ホルヘ・ロレンソのドゥカティワークス2台が続き、トップ3が1分59秒台。ダニロ・ペトルッチ、ジャック・ミラーのプラマック・ドゥカティを挟み、バレンティーノ・ロッシが6番手、マルク・マルケスが7番手というリザルトでした。
初日は、朝方に降った雨のためにレインコンディションでスタート。雨は止んでいたため、中途半端なコンディションでしたが、ロッシ、マーベリック・ビニャーレスは最初からコースイン。積極的に走り込んでいました。この辺は、昨年レインコンディションで苦労したこともあり、確認できることは、しておこうという意図があったのでしょう。
その後、すぐに路面が乾くまで、ほとんどのライダーは待機。実質、残り4時間がドライコンディションでのテストとなりました。

初日としては満足とタカ

MotoGP™で初めてセパンを走った“タカ”こと中上貴晶は、トップから1秒以内が目標とテスト前に語っていましたが、セッション終盤にソフト目のタイヤを履きアタック。2分00秒664の好タイムをマークし12番手につけました。
「昨年末に腕上がり対策の手術を受け、その後、スペインと日本で2人のトレーナーについてもらいフィジカルトレーニングに励んできたので、MotoGP™マシンはもちろん、自分自身の身体の状態も確かめたかった。右腕は問題なかったのですが、少しパワー的に、余裕が欲しい部分があったので改善して行きたいと思っています。テスト初日は、天気がよくなかったので、ドライを走り足りなかったのですが、2台のマシンを乗り換えて、いいフィーリングだった方でタイムを出しました。トップのペドロサ選手のタイムは、速いですが、初日としては満足行くテストができました」とタカ。
まだまだMotoGP™マシンを理解している真っ最中ですが、チームからも好評価だったと初日は自己評価も合格点だったようです。

KTMもブリスターカウルをテスト

KTMがこの日初めてブリスターカウルを登場させていました。テストライダーのミカ・カリオが走らせていましたが、すぐにマシントラブルでストップ。計測7周しか周回できずに終わっていました。

ヤマハのブリスターカウルは改良版

ヤマハは、ロッシの6番手が最高位。ビニャーレスは13番手と微妙なポジション。中須賀克行、野左根航汰の2人日本人テストライダーもテスト車で走行し、多くのテスト項目をこなしていましたが、2人とも転倒を喫していました。バレンシアで登場させたブリスターカウルは、物言いがあったため、今回は、改良タイプをテスト。これでよろしいでしょうか? とお伺いを立てている状態のようです。

スズキは、エースのアンドレア・イアンノーネが2回転倒。アレックス・リンスの11番手が最高位となりました。2日目は、どんな動きがあるか楽しみなところです。ドライコンディションでバリッと走ってもらいたいですね~。

●文/撮影:佐藤寿宏(ことぶき)
2018 セパン通信 PART 1はこちら

いち

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本誌編集長。雑誌は生き残りタイアップ全盛期だというのに、ひとり次期型ネタを嗅ぎまわって反感を買う現代のスクープ魔王。
■1972年生まれ
■愛車:BMW R100GS(1988)

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