ハーレーダビッドソン2018モデル・細部検証

ハーレーダビッドソン新ソフテイルのLEDヘッドライトが凝りすぎな件

ダイナファミリーを統合してフルモデルチェンジした、2018モデルの新ソフテイル。ハーレーダビッドソン自身が「我が社の歴史で最大のプロジェクト」と豪語するだけあり、外観の細かな部分まで実に凝っている。その象徴と言えるのがLEDのヘッドライト。なんと、新ソフテイル8機種すべてで仕様が異なるのだ!

2018ソフテイルのLEDヘッドライトは、大別すると下の4つに分類できる。

●丸目・小径
●丸目・大径
●小判型
●横長・長方形

丸目タイプは内部加飾にクロームとブラックの2パターンがあり、さらに車種ごとに外部の加飾や補助ランプの違いなどを加えて8種類を生み出す、という手法だ。

①丸目・小径(クローム加飾)

採用機種:FXLRローライダー2018ソフテイル用ヘッドライトの基本型(?)が、ローライダーが採用する丸目・小径(5 3/4インチ径=約14.6cm)のクローム加飾タイプ。銀行の地図記号のような、LEDリングを用いたポジション灯がユニーク。ライト中央部にはハーレーのエンブレム「バー&シールド」が刻まれる。

②丸目・小径(ブラック加飾)

採用機種:FXBBストリートボブ基本はローライダー用と同じだが、ベーシックモデルのストリートボブ用は内部の加飾をクローム→ブラックに変更。LEDリングがより際立つ!

③丸目・大(クローム加飾)

採用機種:FLSLソフテイルスリム 同じく丸目ながら、こちらは3cmほど大径な7インチ径(=約17.7cm)のLEDヘッドライト。基本デザインは小径タイプと共通だ。フェンダーを短く切り落とした、メーカー純正ボバーカスタムのソフテイルスリムはクローム加飾タイプの一灯型。

④丸目・大(クローム加飾)+補助灯

採用機種:FLDEデラックス 深い前後フェンダーなど、‘50年代のハーレーがモチーフのデラックスは、③にLEDの補助灯を加えて三眼としたタイプ。バータイプのウインカーもLEDだ。

ちなみに、デラックスにはクラシカルなトゥームストーン(墓石)型テールランプが装着されるが、これもLED!

⑤丸目・大(ブラック加飾)+補助灯

採用機種:FLHCヘリテイジ クラシック/FLHCSヘリテイジ クラシック114基本はデラックスの三眼と似ているが、補助灯も含めて内部加飾をブラックに変更したのが、デラックスにスクリーンやパニアなどを追加したヘリテイジ クラシック。ウインカーも丸型とするなど、細かな部分まで差別化される。

ちなみに、ヘリテイジの消灯状態はこんな感じ。補助灯のブラックアウト感がカッコいい!

⑥丸目・大(ブラック加飾)+ライトベゼル

採用機種:FLFBファットボーイ/FLFBSファットボーイ114 ヘリテイジ クラシックと同じ大径ブラック丸目ながら、周辺をライトベゼルで覆い、往年の4輪アメ車っぽい?雰囲気を醸し出すファットボーイ。ライトリム上辺に水平部を作り、左右をやや角張らせて角目っぽく見せる視覚的トリックも用いる。さらにベゼルはサテン、リムはクロームとメッキを使い分けて質感も抜群。とにかく細部まで凝り凝りだ!

⑦小判型

採用機種:FXBRブレイクアウト/FXBRSブレイクアウト114 メーカー謹製チョッパーのブレイクアウト用ヘッドライトは、縦に四角い発光体を3つ並べてロービームとし、さらにレンズ面を湾曲させた複雑な小判型。ハイビームはロービームの左右(右下小写真)なのがなんともユニーク。実はコレ、電動バイク「ライブワイヤー」からの転用。チョッパーにEVのパーツを持ってくる、その発想が斬新!

’15年に発表され、一般ユーザーに試乗までさせたプロトタイプ電動バイク・ライブワイヤー。モーター(車体最下部)をあえて縦置きし、動力の向きを変えるためにベベルギアを使用、このギアが発する「音」を演出に使うなど、ハーレーらしいアイデア満載の1台。

⑥横長・長方形

採用機種:FXFBファットボブ/FXFBSファットボブ114そして、2018ソフテイルで最も個性的といえるファットボブの横長・長方形(楕円?)タイプ。ロボット的な無機質感が強烈なインパクトだが、黒塗りベゼルに少し奥まって固定することで、わずかにクラシカル感を漂わせたのがテクニック? 写真はロービーム状態で、ぐるっと囲まれた内部に仕込まれた、4つのプロジェクターがハイビームとなる。

ちなみに、ハーレーとしても新ソフテイルのLEDヘッドライトはかなりの自信作のようで、カリフォルニアでの国際試乗会には点灯状態を試せる、こんなボードも持ち込まれていた。かなりの大作ですよ、コレ……(笑)。

「マブシッ!!」