400ccの排気量を超えた速さを持つGSX-Rシリーズ。レプリカの進化が止まらない
耐久レーサーGS1000Rを彷彿させる二眼のカウリングやアルミフレーム、そして59psの最高出力と超軽量な152kgで、一気にレーサー化したGSX-R。車名に400の数字が入らないのは「400ccの排気量を超えた速さを持っている」のが理由という。
そしてエンジンもフレームも完全刷新し、エアロ形状のカウルを纏った二代目が1986年に登場するが、当時は性能以前にスタイルがウケなかったようだ。その2年後の1988年には、再び耐久レーサールックのGSX-R400が登場。盛り上がるレース熱に合わせ、SPやSPIIといったスペシャルモデルもラインナップした。
そして1990年に、またもフルチェンジ。このモデルはレプリカブームの終焉やTT-F3レースの終了と共に最終型となるが、最終的に2000年頃まで販売された。
中免で乗れる最速の2ストレプリカ、400ガンマが登場!
ロードレース最高峰のGP500を戦うワークスマシンRGΓ(ガンマ)のフルレプリカであるRG500Γの弟分。排気量を下げたほかは、まったく同じメカニズムやルックスを持つ。ホンダのNS400RとRG400Γだけが、中型自動二輪免許で乗れるGP500レプリカとして存在した。
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