バイクの取り扱いに慣れた専門店スタッフも太鼓判。ショールーム内移動が圧倒的に楽になるガレージREVO
フレームに取り付けられた自在キャスターによって、前後だけでなく左右や斜め方向にも移動できるのが、バイクスタンド「ガレージREVO」の大きな特徴。バイクを複数台所有している個人ユーザーにとって便利なのはもちろんですが、新車がズラリと並ぶバイクショップでも重宝するアイテムとして人気です。ここでは大阪府茨木市の老舗BMWショップ・モトラッドミツオカ大阪での活用事例を紹介します。
●モトメカニック編集部 ●BRAND POST提供:Grage Revo(ガレージレボ)
ユーザーの好みに応える充実のラインアップ。スポーツモデルを直立させるスタンドに求められる条件とは?
BMWモトラッド専門店として2010年にオープンしたモトラッドミツオカ大阪は、大阪北部に位置する人気ディーラーです。BMWには現在、スポーツ/M/ツアラー/ロードスター/ヘリテイジ/アドベンチャー/アーバンモビリティのカテゴリーがあり、その下に複数のラインアップを展開しています。
かつてBMWといえばボクサーツインエンジン+シャフトドライブのツアラーモデルというイメージがありましたが、現在では単気筒/並列2/4/6気筒エンジンを搭載した機種もあり、2024年スーパーバイク世界選手権でライダーズチャンピオンを獲得したM1000RRのホモロゲーションモデルも販売しています。
車種構成がバラエティに富むことで、ユーザーは選ぶ楽しみが増えますが、ニューモデルを取り揃えるショールームは大変です。ツアラーやR1300GSなどはセンタースタンドが装着されていますが、スポーツモデルはサイドスタンドしかありません。
これは国産スポーツモデルでも同様ですが、直立できるバイクと斜めに立つバイクが混在するのは、バイクショップにとって致し方ない状況です。
こうした場面で重宝するのが「ガレージREVO」です。一般的なメンテナンススタンドやレーシングスタンドはリヤタイヤをリフトアップしたらその場に留まるのに対して、フレームの自在キャスターによって前後左右に移動できるのがガレージREVOの最大の特長です。
メンテナンススタンドは固定するためのアイテムという既成概念を覆すコンセプトは、開発者である向山弘康(むこうやまひろやす)氏自身のニーズから生まれました。そしてバイクのスイングアームに接するスタンド部分と床面に接するフレームを別体構造として、6個の自在キャスターを配置する独創的な構造も、本業である金属板金加工業の工場経営の傍ら、自分自身が納得できるまで試作を繰り返すことで完成度を高めています。
ガレージREVOにはリヤ用とフロント用があり、リヤ用は両持ちスイングアーム用とBMWやドゥカティの片持ちスイングアーム用の2種類、フロント用は17インチタイヤ用の1種類をラインアップしています。
それぞれの特長は以下に詳しく紹介しますが、実際にガレージREVOを使用しているユーザーとしての意見を、モトラッドミツオカ大阪店長代理の込山誠治氏に伺いしました。
「ショールームに並ぶ展示車両の中から、お客様が希望される1台を手前に引き出してご覧いただく際に、左右の隙間が限られた中でスムーズに動かすことができるのは、ガレージREVOならではの強みです。また左右方向の移動も楽にできるので、車両の入れ替えやショールームのレイアウト変更でも重宝しています」とのこと。
バイクショップのベテランスタッフであれば、バイクの押し歩きは日常茶飯事のはずですが、それでも重宝するというガレージREVOにはどのような工夫が盛り込まれているのかを、次項で詳しく紹介します。
フレームとスタンドを分割し、軽い力でリフトアップできるリヤ用スタンド
ガレージREVOのリヤ用スタンドは、両持ちスイングアームも片持ちスイングアームもバイクと接するスタンド部分と地面や床面に接するフレーム部分が別体構造となっていて、互いの部品をピボットボルトで連結しています。
一般的なメンテナンススタンドでリヤタイヤをリフトアップする際は、サイドスタンドで傾いて立っているバイクを直立させなくてはなりませんが、スタンドの支えがなくなるため不安定になりがちです。
しかし、ガレージREVOはバイクがサイドスタンドで傾いた状態でもセットできます。ここではリヤアクスルシャフトが中空のM1000Rをサンプルとしていますが、ガレージREVO付属の貫通シャフトを車体右側から挿入する時点で、右側フレームのキャスターの1輪は床面に接しています。そして左側フレームは2輪とも接地しています。
この「最初からスタンドの左右が接地している」状態は、ユーザーにとって大きな安心感につながります。ここからリヤカウルやリヤシートを支えながら、車体を直立させることで右側フレームの2輪が接地するため、バイクだけを単体で直立させる不安感を覚えることがないのです。
アクスルシャフトが非貫通で、スイングアームにスプールが取り付けられるバイクの場合、ガレージREVOのC型フックでリフトアップができますが、その場合もセット方法は貫通シャフトと同じです。
バイクを直立させて、支えのない状態でスプールにC型フックを引っかけるのは、スタンドを使い慣れていないライダーだと緊張しますが、ガレージREVOならバイクがサイドスタンドで傾いた状態でスプールにC型フックをセットすれば、右側フレームの自在キャスターの1輪がすでに接地しているので、車体を起こして直立させる際の不安感は皆無です。
リヤタイヤを浮かせる際の操作力が軽いのもガレージREVOの特徴です。フレームとスタンドを連結するピボットボルトは床面にもっとも近い位置にあり、フレームにはスムーズな作動性を約束するベアリングを内蔵しています。
このため、スタンドはスイングアームやアクルスシャフトを下から押し上げるように作動し、同時に4つのキャスターに車重が分散されることで軽い力で操作できます。
軽い力でリフトアップするためには、リヤタイヤと床面の隙間をなるべく小さく、つまりリフトアップ量をできるだけ少なくすることが重要です。
そこでガレージレボは、スタンド本体に2個、バイクに接する足に4カ所ずつ穴を開けることで高さを8段階に調節できるようにしました。リヤタイヤの直径や、貫通シャフトを使うかC型フックを使うかは車種によって異なり、バイクとガレージREVOの接点=適切な高さも一定にはならない。そんな時に8段階という細かい高さ調整が効果を発揮します。
さらに発売から10年以上にわたり改良を重ねてきたガレージREVOは、細かな部分で進化を続けています。たとえば現行仕様のスタンドは角断面パイプと板金部品を組み合わせています。それに対して店舗での使用イメージで使用している過去製品は丸パイプで構成していました。
これはC型フック使用時に足がわずかに回ることを防止するための仕様変更で、さらに足の高さを決める調整用ボルトの根元にテーパー加工を施しています。そのためスタンドの高さを決めてボルトを締めるとテーパー部分がくさびのように働き、スタンド本体とC型フックの足にガタが出ないようにすることで、スプールが外れるリスクを軽減します。
これらの仕様変更は誰もが安心して使えるスタンドにしたいという想いによるもので、ガレージREVOが重視しているポイントです。
フロント用スタンドを併用すれば、その場で360度旋回することも可能
リヤタイヤをリフトアップした状態でバイクを移動できるガレージREVOで実績を重ねた上で開発したのがガレージREVO「フロントスタンドショートタイプ」です。
フロントタイヤをリフトアップするスタンドには、フロントフォークアンダーブラケット下部からステムシャフト部分にアタッチメントを差し込んで持ち上げるタイプと、フロントフォークのボトムケース下部を支えるタイプがあります。
どちらもスタンドをかけた状態でフロントタイヤを着脱できることを前提にしていますが、ガレージREVOは“押して歩ける”ことが最大のセールスポイントであるため、それらとは異なる方法でバイクにセットします。
基本的にはリヤ用と同様で、フロントアクスルシャフトを支えるスタンドと床面に接地するフレームを別体構造として、ピボットボルトで揺動できるようにしています。フロントタイヤが浮いた状態で前後左右に押し歩く際の安全性を担保するため、ガレージREVOのフロント用が使用できるのは、フロントアクスルシャフトが中空である車両のみで、スタンドの貫通シャフトをアクスルに通してリフトアップします。
ボトムケースを下から支える方法ではバイクを移動する際に外れるおそれがあるためですが、この構造のため、リフトアップした状態でフロントタイヤの着脱はできません。また同様の理由から、アクスルシャフトが中空でない機種にも使用できない点はご注意いただきたいポイントです。
また、フロント用スタンドはリヤスタンドにガレージREVOを使用していることが前提となっており、単体では使用できません。販売時も先にリヤ用を使用しているか、前後セットでの購入が条件となります。
さらに、フロント用はリヤ用と違って高さ調整機能がありません。これはホイール径17インチ、タイヤ幅120mmというサイズをピンポイントで狙って開発したためです。M1000Rはフロント17インチ/中空アクスルシャフトという条件をクリアしているため、フロントスタンドショートタイプを使用できます。
使い方はリヤ用と同じですが、先にリヤタイヤをリフトアップして車体が垂直になっているため、より簡単にセットできます。スタンドのハンドルも2カ所あるため、リフトアップに必要な力を効率よく加えることができます。
前後輪をガレージREVOでリフトアップすることで、車体の中央部分を軸としでその場旋回のような動きが可能となります。これは他のどんなスタンドでも実現不可能な、ガレージREVOならではの動きです。
リヤのみにガレージREVOを使用する場合、180度旋回する際はフロントタイヤを軸としてホイールベース分の長さが半径となった円を描くイメージで、前後にガレージREVOをセットするとそれが半分になるので、取り回しが圧倒的に楽になります。
これもショールームにおいて、展示車両を斜めや真横に移動させたい時に大きな武器となります。まるでターンテーブルに載っているかのように、その場で360度ターンをすることで、ユーザーはあらゆる角度から見ることができるため、バイクの魅力を強くアピールする点でも有効です。
これらはショップユースとしての利点ですが、個人ユーザーのガレージでもほんのわずかに前後左右にずらしたい時の作業が劇的に楽になるメリットがあります。
壁際に寄せる際にハンドルを何度も切り返してようやく位置が決まったと思いきや、サイドスタンドで車体を傾けたらハンドルバーエンドやバックミラーがわずかに壁に当たってやり直し…。そんな経験をしたことのあるバイクユーザーであれば、ガレージREVOの独自性と優位性をきっとご理解いただけることでしょう。
※本記事はガレージREVOが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
- 2024/12/25
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