メリットはガレージ内だけじゃない! サーキットのピットでも活躍するガレージREVO押し歩き術
対向車や歩行者を気にすることなく、スピード取り締まりの心配もないサーキットは、バイクを思い切り楽しむのに最適な環境。自分のペースでラップできるスポーツ走行なら、レースのような緊張感もないし、バイクもほぼ街乗り仕様のままで参加できます。そんな場面でも活躍するのが、スタンドをセットした状態で前後左右に移動できる「ガレージREVO」。スペースが限られたピット内でバイクの方向転換が簡単にできれば、走行前後の準備も余裕を持って進められます。
●BRAND POST提供:Grage Revo(ガレージレボ)
C型フックと貫通シャフトを標準装備するガレージREVOは、サーキットでも便利
サーキットのスポーツ走行は、それぞれのサーキットや走行会などのルールや走るクラスにもよりますが、バックミラーを外してヘッドライトやウインカーに飛散防止のテープを貼れば、ナンバー付きのままで気軽に楽しむこともできます。
オイルドレンボルトやオイルフィルターの緩み防止のワイヤリングをしなければならない厳格なクラスもありますが、速度制限や対向車にヒヤヒヤすることなく走行に集中できるのは、街中やワインディングの比ではありません。
サーキットでは、コーナリング時のバンク角を確保するため、バイクのサイドスタンドセンタースタンドを取り外すことがよくあります。そのため、ピットやパドックで車体を自立させる手段として不可欠なのがバイクスタンドです。
本体に装備した6個の自在キャスターによって、スタンドをセットしてバイクの後輪をリフトアップした状態で、前後左右に押し歩くことができるガレージREVOは、自宅ガレージ内でのバイク移動に重宝するのはもちろんですが、サーキットのピットやパドックでも活躍します。
ここで紹介するハーレーダビッドソンX350のような両持ちスイングアーム車の場合、STDショートタイプが適合します。両持ちスイングアームをスタンドでリフトアップする際、スタンドと車体の接点は2種類に大別されます。
スイングアームにスプール(フックボルト)が付く機種であれば、スタンドのC型フックを引っかけることができます。また、リヤアクスルシャフトが中空であればスタンドの貫通シャフトを通すことができます。
ガレージREVOの両持ちスイングアーム用STDショートタイプは、C型フックと貫通シャフトの2種類のアタッチメントが標準装備されているので、バイクの種類を問わず使用できるのが特長です。スプールもなく、中空アクスルシャフトでもない機種には使用できませんが、これはスタンドをセットした後に押して移動できるというガレージREVOならではの特性を考慮すれば致し方ありません。
スイングアームにスプールを装着したX350にガレージREVOをセットするのは簡単です。車体後部からスプールを狙ってC型フックを引っかけ、スタンドを押し下げればリヤタイヤはスムーズにリフトアップします。
ガレージREVOは、自在キャスターがついた左右のフレームとバイクを持ち上げるスタンドがピボットボルトを介した別体構造となっているのが特徴で、スタンドと上げ下ろしする際にバイク自体は前後にほとんど動きません。バイクスタンドビギナーの中には、車体が動くのが不安という方もいますが、ガレージREVOならそうした心配は不要です。
また、スタンドをかける際はリヤタイヤと床面の隙間をなるべく小さく、つまりリフトアップ量をできるだけ少なくすることで操作時に必要な力をさらに軽減できます。
ガレージレボはC型フックの足に4カ所の穴があり、スタンド本体にも2カ所の穴があり、合計8段階の高さ調整が可能です。最初に使用する時に高さ合わせの作業が必要ですが、一度合わせておけば次からはスムーズにセットすることができます。
コース走行後にピットに戻ったら、なるべく早くスタンドをセットしてリラックスしたいものです。レース慣れしたライダーなら、一度で狙った位置に止めてスタンドをかけられるでしょうが、そうでなければ一度スタンドをかけたバイクの位置を変更するのは意外に面倒です。
そんな場面でもガレージREVOを使っていれば、微調整から大きな移動まで自由自在です。リヤ用だけでも移動できるスタンドの恩恵は十分に体感できますが、フロント用スタンドを併用すれば、さらに移動の自由度がアップします。
ガレージREVOで前後輪をリフトアップすれば、ピット内でも360度回転ができる
フレームに装着した自在キャスターによって、フロントタイヤを軸に前後左右に押し歩きできるガレージREVOはサーキットでも魅力的ですが、フロントスタンドを併用すればさらに自由度が高まります。
ガレージREVOフロントスタンドショートタイプはリヤ用と同様、車体をリフトアップするフレームと地面に接するスタンドを別体構造として、ピボットボルトを軸に揺動できる構造を採用。フレームに取り付けた自在キャスターによってリフトアップ後に前後左右に押し歩くことが可能です。
フロントタイヤをリフトアップした状態でバイクを押し歩くため、使用中にスタンドが外れてしまうのはもっとも危険です。そのため、フロントスタンドが使えるのはフロントアクスルシャフトが中空であるバイクだけで、さらにホイール径17インチでタイヤ幅120mmに限定されます。
これは現行スーパースポーツ車の標準的な仕様を考慮したもので、調整機構などを省略することでスタンド本体のコンパクト化を実現しています。リフトアップした状態を見て分かるように、スタンドはフロントタイヤ前端より内側にあるため、邪魔にならないのが大きな魅力です。
フロントスタンド使用する際は、先にガレージREVOでリヤタイヤをリフトアップしていることが前提条件となります。リヤタイヤをリフトアップした段階で車体は垂直に立っているため、中空アクスルシャフトに貫通シャフトを通すのは容易で、スタンドのハンドルを地面に向かって押しつけるだけでフロントタイヤは簡単に浮き上がります。
前後輪ともガレージREVOを使用することで、車体全体が自在キャスターで支えられるため、真横への移動やその場旋回も可能です。
ピットボックスとピットロードが壁で仕切られているサーキットでは、走行後にフロントからピットボックスに入ると、次の走行時には後退でピットから出なくてはなりません。
リヤだけガレージREVOでリフトアップするだけでも、フロントを軸にリヤを左右に押せるため移動や方向転換はずいぶん楽になりますが、前後にガレージREVOをセットすることでエンジン部分を中心にその場で360度旋回することが可能です。
これならフロントからピットに入ったバイクを180度旋回して、再びフロントからピットボックスを後にすることも楽勝です。
ただしフロントスタンドをセットすると、アクスルシャフトが固定されるためバイクのハンドルは切れなくなります。バイクを押した際にハンドルが切れないことに違和感を覚えるかもしれませんが、ハンドルを押せばガレージREVOのキャスターがスムーズに回転して移動が始まるのですぐに慣れるはずです。
バイクを平行移動できるのは、走行後にトランスポーターに積載する際のラダーレールとの位置合わせにも便利です。パドックに多くの車両があると、必ずしもバイクを積みやすいポジションにトランスポーターを停車できるとは限りません。
そんな場面でもバイクを前後左右に自由に押して移動できれば、ラダーレールの場所までバイクを動かしてからガレージREVOを取り外して積載することができます。
ガレージREVOは元来、メンテナンス時に使用することを目的として開発されたスタンドではありません。ガレージ内にバイクが何台もあるような状況で、限られたスペースで整理や移動を容易にするため、開発者である向山弘康(むこうやまひろやす)氏が金属加工のプロとしての発想力と技術的ノウハウをつぎ込んで開発したオリジナル製品です。
既存のスタンドとは着眼点も目的も異なりますが、押して歩ける唯一無二のスタンドとして、ご満足いただけるものと確信しています。
※本記事はガレージREVO(向山鉄工)が提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
- 2024/09/30
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