中型免許で乗れるハーレーX350もミスなくリフトアップできる安心感〈ガレージREVO〉
バイクをリフトアップした状態で前後左右に押して歩ける画期的なスタンドとして、10年以上前から販売されてきたガレージREVO。ガレージ内で複数のバイクを保管する際のスペース活用に有効なのは言うまでもありませんが、バイク用スタンドに慣れていないビギナーでも使いやすいのも特筆すべきポイントです。今回はスタンド開発に情熱を注ぐガレージREVOならではの、細部へのこだわりを紹介します。
●BRAND POST提供:Grage Revo(ガレージレボ)
設計から製造まで一貫体制で行うからこそ、臨機応変なバージョンアップや仕様変更が可能
数あるバイクスタンドの中でも、スタンドをかけてタイヤを浮かせた状態で前後左右に自由に移動できる機能を持つ製品は、ガレージREVO以外にはありません。
メンテナンスや整備のためのリフトアップだけではなく、ガレージやバイク置き場で位置を変えるという発想自体が斬新だったということもありますが、フレームとスタンドが別体という複雑な構造や部品点数の多さが製造コストに跳ね返ってしまう点も、他メーカーが追随しなかった理由かもしれません。
その点で、ガレージREVOの製造を行う向山鉄工株式会社は、工作機械部品の板金加工や製缶事業を行い、自社内に金属加工用の設備を所有しているという強みがあります。モノ作りのインフラが整っている上で、作動原理や構造を考案して試作を繰り返すことで、より完成度を高めてきたのがガレージREVOです。
そうした進化の象徴のひとつが、フレーム部材の変化です。
ガレージREVOの開発当初、バイクを支える足とフレームの差込部分には丸パイプを採用していました。フレーム本体が丸パイプなので、曲げ加工によって差込部分を作るのは自然な流れであり、他メーカーのスタンドも丸パイプ仕様が一般的でした。
しかしながら、丸パイプの足とC型フックの組み合わせにはある問題がありました。スイングアームに取り付けられたスプールの溝にC型フックをかける際、両者の軌道が完全に一直線上にあればフックはまっすぐスプールにかかりますが、C型フックの内幅調整が甘いと、スプールにかかる際にねじれの力が加わります。
この時、C型フックに加わる力は足を回転される力となり、スタンドの着脱を繰り返すうちにフック自体に回り癖がつくことで、スプールから外れるトラブルの原因となります。そしてスタンドをかけようとする際にスプールからC型フックが外れると、バイクはバランスを崩して転倒するリスクが高まります。
そうした不具合を防ぐには、スタンドをかける前にスプールとC型フックの幅を正確に合わせておくことがもっとも重要です。それと同時に、C型フックを支える足が無用に回転しなければ、ねじれを防止でき、フックの外れも予防できるはずです。
そうした考えにより、現行仕様のガレージREVOでは、角断面パイプの足を採用し、スタンド本体も丸パイプと板金加工部品のハイブリッド構造となっています。
角パイプを使用することで、足の回転はなくなり、C型フックでリフトアップした際の剛性感はこれまで以上に向上しました。
スイングアームとスタンドの接点の剛性不足によるグラつきは、バイクスタンドを使用する際に不安に感じる大きな原因となります。ガレージREVOは角パイプを採用することで、ビギナーでも安心して使用できる剛性を確保しています。
現状に満足せず常に改善点を見つけて製品に範囲する姿勢は、金属加工のプロという視点と、自分自身がひとりのユーザーとして納得できるバイクスタンドが欲しいというこだわりの現れなのです。
8段階の高さ調整機能も、軽い力でリフトアップできる秘訣
普通自動二輪免許で乗れるハーレーダビッドソンとして話題のX350は、中空タイプのアクスルシャフトを採用するとともに、スイングアームにはスプールを固定できるナットが溶接されていおり、スプールそのものも純正で装着されています。
両持ちスイングアーム用ガレージREVOには、中空アクスルシャフトに対応する貫通シャフトとスプールに対応するC型フックが付属し、X350に関してはどちらも使用できます。
ちなみに、ガレージREVOはリフトアップ後にバイクを押して歩けることが最大の特長であるため、アクスルシャフトが非貫通でスイングアームにスプールが付けられない機種では使用できません。
ここでは貫通シャフトを使ったリフトアップの手順を紹介します。スプールにフックをかけるだけという点ではC型フックの方が簡単に使えるイメージもあるかと思いますが、メンテナンススタンドを使用する際にもっとも不安を感じるのは、サイドスタンドが地面から離れスタンドにも載っていない、バイクを垂直にするタイミングです。
貫通シャフトを使えば、サイドスタンドで傾いたままのバイクとガレージREVOを一体化できるので、垂直に起こす際の不安感がまったくありません。
また、フレームとスタンドが別体構造で自在キャスターを装備するガレージREVOは、軽い力でスタンドのかけ降ろしができるのが魅力ですが、その特徴を引き出すためには使用前の高さ調整が重要です。
ガレージREVOに限らず、バイクのリフトアップを軽い力で行うにはリヤタイヤをなるべく浮かせないことが重要です。地面とタイヤの隙間が広くなるほど、スタンドに大きな力を加えなくてはなりません。
機種によってホイール径/タイヤ幅/扁平率はまちまちで、地面からアクスルシャフトの中空穴までの高さも異なります。スプールの高さも同様で、機種によって高さは異なります。
そのためガレージREVOは、足の高さを8段階から選択できるようにしています。具体的には貫通シャフトやC型フックを支える足に4個の穴、フレームに2個の穴があり、組み合わせによって微調整が可能です。
最初に最適なリフト量を決めるには、足とフレームの穴位置を組み合わせて確認する作業が必要ですが、指1本がギリギリ入る程度の隙間が決まってしまえば、それ以降は高さ調整は不要です。
リフト量が多くなるほど、スタンド本体に対して足の露出量が増えるため、押し歩きする際の安定感にも影響があります。その観点からも足を短く=リヤタイヤを浮かせる量をなるべく少なくすることが望ましいのです。
リヤタイヤが浮き、ピボットボルト部分のロックピンをセットすればスタンドがロックされるため、取っ手を引き上げても押し歩いている際にも外れることはありません。またフレームのキャスターのロックをかければ、床面に傾斜があってもバイクが動き出すこともありません。
フロントアクスルが中空タイプなら、前輪にもガレージREVOが使える
フレームに装着した4個の自在キャスターによって、フロントタイヤを軸に前後左右に押し歩きできるのがガレージREVOの魅力ですが、愛車のフロントタイヤのアクスルシャフトが中空タイプなら、フロントスタンドショートタイプを使用して前後輪同時にリフトアップすることも可能です。
フロント用スタンドはリヤ用と同様に、フレームとスタンドを別体構造としてピボットボルトを軸に揺動できる構造で、リフトアップ後に前後左右の押し歩くことが可能です。ただしリヤ用と異なり、幅120mmの17インチホイール専用設計となっており、足の高さは調整できません。
フロントタイヤで中空アクスルシャフトを採用するのは、倒立フォークを採用した現行スーパースポーツモデルが大半で、絶版車や旧車に多い18インチや19インチホイールに対応させる必要がないというのが17インチ固定の理由です。
ただし17インチ以外で必要なサイズがあれば、オーダーメイドで製造することは可能なので、御相談いただければ対応いたします。
フロントスタンドショートタイプを使用する際は、あらかじめガレージREVOでリヤタイヤをリフトアップしていることが前提条件となります。リヤタイヤをリフトアップした段階で車体は垂直に立っているため、中空アクスルシャフトに貫通シャフトを通すのも簡単です。
前後輪ともガレージREVOを使用することで、車体全体が自在キャスターで支えられるため、真横への移動やその場旋回が可能となるのが大きな特長で、限られたスペースでバイクを動かしたいときに有用性を実感できます。
その一方で、前後にガレージREVOをセットすることでハンドルはまったく切れなくなります。これはアクスルシャフトを固定することでキャスター角がついたハンドルが切れなくなるのは当然で、その分自在キャスターで自由な移動を獲得しているのですが、慣れるまでは違和感を覚えるかもしれません。
ただ、前後輪をガレージREVOでリフトアップすることでハンドルを切る必要はなくなるので、自由に移動できるプラス面の前にすぐに慣れてしまうはずです。
スタンドでリフトアップした状態で押して歩けるという斬新な発想を具体化するために、金属加工のプロとしての発想力と技術的ノウハウをつぎ込んで開発したガレージREVOは、唯一無二の存在であるとともに、使い勝手の良さと安全性を向上させるための進化を続けています。
※本記事はガレージレボが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。