独自構造で前後左右移動が自由自在の“ガレージREVO”:ドゥカティパニガーレV4Rでチェック
前後方向への移動に加えて左右にも動かせるのが、既存のメンテナンススタンドやレーシングスタンドとは一線を画す「ガレージREVO」の大きな特徴です。ガレージ内での微妙な位置調整や、ショールームで展示車両のレイアウト変更を行う際など、スタンドをかけたバイクを自在に動かせるメリットは多岐にわたります。ここではドゥカティの最高峰モデルにして片持ちスイングアームを採用するパニガーレV4RでガレージREVOの使い勝手の良さを紹介します。
●記事協力:MOTO CORSE モトコルセ ●BRAND POST提供:Grage Revo(ガレージレボ)
「誰も作らないから自分が作る」“移動できるバイクスタンド”の理想を追求したガレージREVO
昨今のスポーツモデルやスーパースポーツモデルの大半は、センタースタンドがなくサイドスタンドのみを装備しています。したがって、ドライブチェーンのクリーニングやチェーンルブの塗布など、簡単なメンテナンスを行う際にもメンテナンススタンドやレーシングスタンドが必需品となります。
メンテナンス用途だけでなく、サイドスタンドで斜めに立つバイクが直立することで、ガレージ内の専有面積が減りスペースが生まれるため、複数のバイクを所有するユーザーにとっては省スペースアイテムとしても活用されています。
そんなリヤ用スタンドに革命をもたらしたのが「ガレージREVO」です。既存のスタンドがその場に固定することを前提としているのに対して、ガレージREVOはリフトアップしたバイクを前後左右に移動できるのが最大の特徴です。
バイクのスイングアームに接するスタンド部分と床面に接するフレームを別体構造として、6個の自在キャスターを配置する独創的な構造を考え出したのは、金属板金加工業の工場経営の傍ら、趣味のバイクを数多く所有している向山弘康(むこうやまやすひろ)さん。
開発のきっかけは、「ガレージに収納した複数のバイクを簡単に動かせるスタンドが欲しい」という自らのニーズによるもので、当初は既存のスタンドを改造して製造することも考えました。
しかし、どうしても納得いく製品ができず、ゼロベースでガレージREVOを開発。
「何か新しいモノを作ろうとすると、細かな部分まで気になってしまい、結果的に誰もやらないような考えや構造になってしまいました」
と語るように、これまでのどんなリヤ用スタンドとも異なる仕上がりとなっています。
初代モデルから10年以上にわたりブラッシュアップを重ねてきたガレージREVOは、当初の企画意図である“スタンドをかけた状態で移動できる”点が最大の魅力です。
たとえば、ガレージ内の愛車をもうちょっと前に出したい/もう少しだけ左に寄せたいといった場合、既存のスタンドだといちいち外さなければなりません。しかし、ガレージREVOなら、自在キャスターによってスタンドをかけたまま、大きく動かすこともわずかな微調整も容易にできます。
スタンドをセットしたバイクを固定したいか動かしたいかは、作業内容や状況によって変わります。しかしこれまでのスタンドが“固定”に特化していたのに対して、“移動”という新たな機能を取り入れたガレージREVOは、画期的なスタンドといっても過言ではありません。
不安なくセットでき軽い力で持ち上げられる。大切な愛車、スタンドの取り扱いが不安な方にこそおすすめ
ガレージREVOは、リフトアップしたバイクを軽い力で前後左右に移動できるのが最大の特徴ですが、扱い方が難しければ魅力は半減してしまいます。一般的なメンテナンススタンドを見慣れたバイクユーザーには、スタンドとフレームが別体構造という点にも違和感があるかもしれません。
しかし、この構造にこそ“誰でも安全に扱える”という設計の理念が込められているのです。今回は神奈川県厚木市でイタリアンブランド総代理店/オリジナルパーツ開発/オリジナルコンプリートバイク製作を行うモトコルセにて、ドゥカティの最高峰モデル・パニガーレV4Rをお借りして、ガレージREVOの脱着を行いました。ちなみにモトコルセでも、ショールームやサービス工場でガレージREVOを活用しています。
ご存じの通り、パニガーレV4Rは片持ちスイングアームを採用しており、車体左側からセットする1本足タイプのレーシグスタンドであれば、リヤタイヤの着脱が可能です。しかし、ガレージ内での移動を第一優先としたガレージREVOは、安定性を重視して左右2本で支えるため、タイヤの着脱はできません。ただしリフトアップ状態でタイヤを回すことはできるので、ドライブチェーンのメンテナンスは可能です。
ガレージREVOが“誰でも安全に扱える”最大のポイントは“サイドスタンドをかけた状態でセットできる”点です。
一般的なメンテナンススタンドの場合、スイングアームやリヤアクスルシャフトの中空穴にスタンドをセットする際は、サイドスタンドで傾いているバイクを直立させなければなりません。経験者であれば、地面に対して車体を垂直に立てれば想像以上に安定することが理解できますが「右側に傾いたらどうしよう…」という不安は常につきまといます。
それに対してガレージREVOの場合、バイクを支えるスタンドと床面に接するフレームがピボット軸を介して揺動するため、サイドスタンドで立つバイクにスタンドを斜めにセットしても、左側のフレームの2個のキャスターは床面にしっかり着地しています。
次に、ガレージREVOの右側から中空のアクスル穴に極太シャフトを貫通させてロックすれば、左側フレームのキャスターは着地/右側のキャスターは浮いた状態となり、ここから車体を垂直にすれば左右フレームの4輪のキャスターが着地するため、右側に傾く心配はまったくありません。
スタンドとフレームを別体構造とすることで、リヤタイヤを浮かせる際の力が軽減されるのもガレージREVOならではの特徴です。フレームとスタンドを連結するピボットボルトは床面にもっとも近い位置にあり、フレームにはスムーズな作動性を約束するベアリングを内蔵しています。
このため、スタンドはスイングアームやアクルスシャフトを下から押し上げながら作動し、車体の重量はキャスターに分散されるため、軽い力で操作できます。
リフトダウン時も同様で、スタンドを外しても左側フレームは床面に接しているので、いきなりバイクが傾くことはなく、車体が意図せず前方に進んで慌てることもありません。
サイドスタンドで立てた状態でセットでき、軽い力でリフトアップできるガレージREVOは、バイクスタンドの取り扱いに慣れておらず不安のある方にこそ、おすすめできるアイテムなのです。
「タイヤ代わりに使えるのが魅力です」モトコルセテクニシャン五十嵐さんの印象
ドゥカティを筆頭に宝石のようなイタリアンバイクを取り扱うモトコルセ。ここで15年以上にわたってメカニックを務めるスタッフの五十嵐憲さんに、ガレージREVOの印象を伺いました。
「数多くの車両を展示するショールームでレイアウトの変更を行ったり、お客様が気になった車両をご覧いただく際に、容易に押し引きができるガレージREVOは有効ですね。またピットエリアでは、通常のメンテナンススタンドの場合、タイヤを外した状態で部品待ちなどで作業が一時的に中断する際、そこから動かせなくなりますが、ガレージREVOは“タイヤ代わり”になるので、タイヤがなくても移動できるのが大きな利点です。また使用時に“ここを握りたいな”と感じる部分にハンドルやパイプがあるのも、実際の使用条件をよく研究されていると思います」とのこと。
プロも認めるガレージREVOの実力を、ぜひ体感してみてはいかがでしょうか。
※本記事はGrage Revo(ガレージレボ)が提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
- 2024/05/28
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