600ccスーパースポーツ『CBR600RR』はバイク通勤・通学やツーリングも楽しめるバイクなのか?【ホンダの道は1日にしてならず/Honda CBR600RR 試乗インプレ 前編】
排気量600ccのスーパースポーツCBR600RRは普通の人が普通に公道を走って楽しいと思えるバイクなの? だってテーマは『Awaken The Race』ですよ…… ナンバー付きの市販車とはいえ、やっぱりサーキットみたいな環境じゃないと楽しくないような気がするんだけど!?
●文:北岡博樹(HondaGO BIKE LAB 外部ライター) ●BRAND POST提供:HondaGO BIKE LAB
600ccのスーパースポーツはちょっとマニアックな気がする……
いきなりぶっちゃけてしまうけれど、世の中に数あるバイクのジャンルにおいて『600ccスーパースポーツ』というのはかなり特殊だと個人的には思ってます。なんならまず『スーパースポーツ』というジャンル自体に、既にちょっとマニアックなところがあるんだけど、600ccはそれ以上。ガチガチのレースイメージしかありません。
個人的に600ccスーパースポーツというのは、パワーを捻り出すために1000ccスーパースポーツ以上に超高回転型のエンジンを搭載していて、そのぶん低~中速のトルクが薄くて運転が難しい。そして本領を発揮させるにはサーキットのような場所に持っていかないと楽しめない。
要するに『上級ライダー向け』みたいな印象があります。
なので、それほどライディングスキルに自信のない私(北岡)としては、ニガテ意識があるんです。
ところが……2020年に発売された現行CBR600RRはそんなことないぞ! という話を耳にしました。発売から数年が経っていて、それでもそう言われているなら信憑性もありそうです。聞く限りによると、街中やツーリングもこなせる600ccスーパースポーツなんだとか。そんなことって、あるのか?
なので今回は興味本位、あるいは怖いもの見たさでCBR600RRに乗ってみることに。こういうのは自分で乗って感じてみないと、本当のところはわかりませんからネ。
正直、先に言ったとおりの苦手意識もあるので、600ccスーパースポーツに乗るのなんて10年ぶりくらいなんですが……
まずですね。走り出す前、エンジンを掛ける前にもうビビりました。
バイクに跨って、サイドスタンドを払うために車体を起こした瞬間に『うわっ……コレ250ccか!?』って思わずヘルメットの中でひとり言を発してしまったんです。
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