2023年FIM EWC第2戦スパ24時間（24H SPA EWC Motos）で2位表彰台を獲得！ランキング2位となり、母国レースに！
6月17日（土）、18日（日）、スパ・フランコルシャン・サーキット（ベルギー）にて2023年シーズンのFIM世界耐久選手権（EWC）第2戦スパ24時間耐久ロードレースが開催された。好スタートを切ってトップ争いを展開し、8時間をトップで、16時間を2番手で通過したF.C.C. TSR Honda Franceだったが、トップをキープする#7のペースを崩すことができず、2番手でフィニッシュした。
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公式予選で4番グリッドを獲得
公式予選をそれほど重視していないF.C.C. TSR Honda Franceでは、今回の予選も通常通りの流れで挑んだ。1時間15分という短いインターバルを挟んだスケジュールで2回行われた公式予選だったが、1回目のセッションでジョシュ・フックが2分20秒261でグループ3番手、アラン・テシュが2分20秒354でグループ2番手、マイク・ディ・メリオが2分21秒333でグループ5番手という結果となった。
2回目のセッションはレースを意識し、決勝タイヤでセットを詰めていく調整のセッションとなったため、特筆すべきタイムはなく終了。結局上位2名のアベレージタイム2分20秒308で4番手グリッドを確保した。
その後、午後9時30分から11時まで行われたナイトセッションでは、決勝レースのほぼ半分を占める夜間走行での安定したペースを想定したロングランを含めて最終調整を行った。その中で気を吐いたジョシュが2分20秒404のトップタイムをマークし、安定したペースの中でも速さを見せた。
一進一退の攻防を続け、8時間をトップで通過！
好スタートを決めたスタートライダーのジョシュはそのままトップ争いを展開。序盤から度重なるセーフティカーの介入をうまくしのぎ、#1 F.C.C. TSR Honda France、#7 YART Yamaha Official EWC Team、#12 YOSHIMURA SERT MOTULの上位3チームによる激しいトップ争いが続いた。
その後、ペナルティやマシントラブルに見舞われた#12との差が広がったことから、#7とのマッチレースが続く。一進一退の攻防の中、夜の帳が降りた8時間経過をトップで通過。これでポイント「10」を獲得し、予選ポイントの「2」と合わせて、12ポイントを加算することになった（合計75）。
#7とのバトルは朝まで続き、2番手で16時間を通過！
手に汗握るバトルは夜明けとともにやってきた。何度目かのセーフティカーの介入を機に2番手に甘じていたF.C.C. TSR Honda Franceだったが、316周に交代したアランがトップに浮上。さらに交代したジョシュが、その直後から自身のスティントすべてを使って#7とバトルを繰り広げた。
まさに空が白み始める時間帯で、16時間経過まで迫っていた中でのバトルだった。残念ながら2番手に順位を落とした直後にピットイン、そのままマイクに交代して2番手で16時間を通過することになった。これで9ポイントを加え、合計ポイントは「84」。2位#7との差が「6」となり、最後の8時間に臨むこととなった。
2位表彰台でレースをフィニッシュ！
その後はトラブルで5分間のピット作業を余儀なくされ、3番手に順位を落としたものの、#12のトラブルにより、再び2番手に浮上してトップを追う展開を見せる。しかし、その差2周は大きく、結局トップをキープする#7のペースを崩すことはできず、2位でフィニッシュした。
これで、今季開幕戦ル・マン24時間での優勝、今回のスパ24時間での2位表彰台獲得と、24時間レースで結果を残したものの、ポイントラインキングでは「117」とトップ#7とのポイント差が「1」となって2番手に後退、シーズンを折り返すことになった。
恒例のパルクフェルメでの雄叫び
24時間の緊張をほぐし解放する
次戦はいよいよ8月6日（日）の鈴鹿8耐！
次戦FIM EWC第3戦は鈴鹿8時間耐久ロードレースで、舞台はもちろん鈴鹿サーキット。7月5日（水）、6日（木）の合同テストを経て、8月2日（水）からのウィーク、4日（金）から公式セッション、6日（日）の決勝レースに挑む。是非ご期待ください。
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