社会問題となっている「あおり運転」。その対策として、警察庁では悪質で危険なあおり運転には「免許取り消し」ができるよう制度を改正する方針だ。
現行では、あおり運転を直接取り締まる法律はなく、車間距離不保持や暴行罪が適用されている。事故を起こす危険性が高いと判断された場合でも「免許停止」が最も重い処分で、危険運転致死傷容疑などで摘発されない限り、一発で免許取り消しにならない。あおり運転の定義付けは課題となるが、年明けにも改正法案が提出されるという。また、ガソリンの携行缶への販売が規制強化されることになりそう。京都アニメーション放火事件を受けたもので、バイクやクルマに直接給油するのではなく、携行缶などに入れて購入する際、身元や使用目的の申告が義務付けられる。来年2月施行を目指し、改正される予定だ。