バイクに乗るのが1か月以上ぶりだと心配になるのが、バッテリーの過放電。前日にエンジンを掛ければ済む話だが、エンジンを掛けるまでの手間が億劫……というライダーに朗報だ。キジマからスマホで簡単にバッテリーの電圧を確認できる便利なアイテム、その名も“Batt Check”が登場。さっそく試したぞ。
(◯)手を汚さず電圧を計測。最大5台まで管理可能
バイクに乗るのが1か月以上ぶりだと心配になるのが、バッテリーの過放電だ。前日にエンジンを掛ければ済む話だが、車体カバーを外したり、車庫から出さないと始動できない人にとっては面倒この上ない。
そんなライダーにとってのお助けアイテムがキジマから登場した。専用アプリで電圧状態を確認するもので、本体を車両バッテリーの端子に接続し、スマホに専用アプリをダウンロードするだけ。ブルートゥースの接続距離は5~10mで、これならわざわざ車体カバーを外さなくてもバッテリーの状態が分かるのだ。
さっそく使ってみる。指針式の電圧計を模したメイン画面では、現在のバッテリー電圧が表示される。シートなどを外す必要がなく、さらに電圧計もいらないので、手を汚さずに計測できるのは非常に便利だ。エンジンを始動すると針は右へと大きく振れ、充電状態が表示される。もしオルタネーターやレギュレーターなど充電系統に故障があれば、それがスマホに表示されるとのこと。
1つのアプリで最大5個まで登録できるので、複数台所有しているライダーはかなり重宝するだろう。
(△)機能は極めてシンプル。不満らしい不満はなし
バッテリーの状態表示や電圧変化の記録など、機能は極めてシンプルで覚えやすい。なお、スマホ未接続時は電圧変化のデータが保存されないので、あらかじめご注意あれ。
(結論)こんな人におすすめ:電圧もスマホで管理する時代に。今後も増えそう
高額モデルのスマホ連動化が進む昨今。似たような機能がいずれ搭載されそうだが、とはいえ後付けで外部から手軽にバッテリー電圧を測定できるのは非常に便利だと感じた。乗らない期間が長い人にぜひお勧めしたいアイテムだ。
●まとめ: 大屋雄一 ●写真: 山内潤也
※取材協力:キジマ
※ヤングマシン2019年10月号掲載記事をベースに再構成
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