大人気ルートを副編集長コイが実走調査! 第2回は『中津川林道編』詳細[地図付き]

[ルート解説編]一度は走れ! 林道ゴ—ルデンルート『中津川林道』 #ゴー・ライド

約3年間にわたる通行止めが解除された中津川林道。3年ぶりにあますことなく中津川林道を楽しみ、そのまま南下して川上牧丘線まで走破する林道ゴールデンルートを実走調査! オフロードマシン ゴー・ライド(偶数月6日発売)から、個性的なタッチで大人気の同誌副編集長コイが伝説の林道に降臨。林道を愛し林道に愛された体当たり実走調査をお届けする2回目。今回は『中津川林道編』を詳細レポートだ。

中津川林道がこれでわかる、ゴー・ライド特製マップ

以降続く記事に番号がふってありますのでマップの番号をてらしてください。

見下ろせばそこに中津川!

三国峠まで終点付近を除き中津川と並走する中津川林道。すぐそばに涼やかな川のせせらぎを感じながら走行できる。

撮影当日は林道入り口ゲートからしばらく走ったあたりで小規模の土砂崩れ跡にブチ当たった。約3年にわたり通行止めが解除されなかった背景には、こういった土砂災害が起きやすい地盤や地形ということもあるんだろうな……と随所に見られる折れ曲がったガードレールやひん曲がった標識を見ながら恐る恐る山肌を眺め通る。いく度となく中津川林道を走破しているライダーならば気づいただろうが、今回の通行止め解禁にあたり修繕された新品のガードレールポイントには残念ながら気づけず(泣)。

とはいうものの、土砂崩れ跡以外はずっとなだらかなフラット林道で、並走する中津川の川面が陽の光を受けて、チラチラと視界の隅を揺らしてくれるような癒しの道程だった。

マップ①自然を生かした美デザインのループ橋 雷電廿六木橋(らいでんとどろきばし)

中間部には廿六木望郷広場と名付けられた駐車場と公衆便所のついた展望スペースが設置され、ループ全体と近隣の滝沢ダムを一望できる。

マップ②彩の国ふれあいの森

森林科学館や宿泊施設などがあり、温泉や釣りを楽しむ人も訪れる自然景観に恵まれた彩の国ふれあいの森。この先ダートが始まる。

マップ③いよいよゲートを超えて林道スタート!

マップ④大山沢線には行けませーん

個人的に大好物な切り通しを歓喜に身悶えながら通り抜けると、そこからは中津川にそっと別れを告げ、三国峠へ向かい標高を上げていく。

そして中津川林道といえばコレ!と挙がってくる世にも珍しい林道の立体交差が目の前に現れる。誰しもがこの立体交差している奥秩父林道も攻めたいッと思うだろうが、ここはもう復旧放棄林道として完全なる立ち入り禁止ゾーンなので諦めよう。

そのままくるくると峠を巻きながら三国峠を目指すと、途中に「ブタ岩」と親しまれるブタの横顔のような大岩が右手に現れる。が、お気づきのように写真に収められず……。なぜなら見つけられなかったから!

三国峠から下ってくると見つけやすいらしいので、どうか見つけて思い出の写真に収めてください(泣)

マップ⑤市道大滝幹線17号2号トンネル

以前は素掘りならではの荒々しい岩肌が見えていたらしいが、今は安全に補修されなめらかな地肌になっていた。

マップ⑥迫力の切通しでテンションアップ

この切り通しは、川を離れグングン山を巻いて登っていく峠道へのキッカケとして最高にテンションを上げてくれる

マップ⑦旧中津川林道立体交差

立体交差で分岐する林道では珍しい国有林道奥秩父林道。現在、奥秩父林道は落石による通行不能により復旧放棄林道となっている。

マップ⑧埼玉県最西端の公衆便所

三国峠にある公衆便所。臭いとハエが出迎えてくれる。

マップ⑨ついに青空に続く道にでた!

何かを期待させるような青空に向かう道だが、ここでダートは終わり。休憩できるちょっとした広場に出る。

マップ⑩そっと栄養補給

ここから川上村に入り舗装路に戻る。そのまま川上牧丘線を目指すなら、休憩&栄養補給をしっかりと♪

三国峠に到着!

群馬・埼玉・長野の3県の境にそびえる三国山の南側にある標高1740mの峠。三国山の3県境はそのまま旧制の上野国・武蔵国・信濃国の旧三国の境目。

中津川林道を走る上で大切な場所いろいろ

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