この巨大さで普通に乗れる!?

【世界最大2458cc】トライアンフ2020年モデル新型ロケット3 Rとロケット3 GTが登場!

  • 2019/7/31

2004年に発売されたトライアンフ・ロケットIIIは、巨大な2294ccの直列3気筒エンジンにリヤ240mm幅の極太タイヤを履き、ド迫力の肉体美なのに日常でも乗りやすいという新しい世界を切り開いた。そして今年5月に発表された限定車の新型ロケット3 TFCは、量産バージョンの登場近し! を感じさせるものだった。ロケット3の新章が、間もなくはじまる。

新しいロケット3には2つのバージョンが用意される

2458ccの排気量を誇る世界最大(バイク専用エンジンを搭載した量産車において)の縦置き直列3気筒エンジンを搭載する新型ロケット3シリーズは、前モデルよりも11%増強された167psの出力と、ライバル不在の22.55kg-mのトルクで走りを強化。建造物を思わせる巨大なエンジンを抱えながら、日常での使用をも許容するハンドリングに仕立てられ、独自の存在感を放っている。

ロケット3シリーズに用意されるのは、ロードスタータイプのロケット3 Rと、ツーリング機能を高めたロケット3 GTの2バージョン。圧倒的な存在感を示す壮大なスタイリングに、世界最大の量産型バイク用エンジンを搭載し、前作から40kg以上の軽量化(車重は未発表)したことなどにより驚異的なハンドリングを手にしたという。

走りのよさで知られた先代ロケットIIIよりも、さらにコントロールしやすいハンドリングが期待できる。

車体まわりは、最高仕様のブレンボ製StylemaモノブロックキャリパーにアジャスタブルのSHOWA製サスペンションを組み合わせた足まわりにはじまり、バックライト付きスイッチキューブを搭載した第2世代TFTディスプレイ、コーナリングABSおよびコーナリングトラクションコントロール、4つのライディングモード(ロード、レイン、スポーツ、ライダー設定)、オールLEDライト、ヒルホールドコントロール、クルーズコントロール、キーレスイグニッション、グリップヒーター(GTでは標準装備/Rではアクセサリー装備)など、走行性能と質感、使い勝手の向上に余念がない。

また、50を超える新型ロケット3専用アクセサリーも用意されている。

2つの選択肢、RとGT

新型ロケット3のラインナップは、2つの選択肢を用意。ロケット3 Rは快適性を犠牲にしないスポーティな仕上がりとしているのに対し、ロケット3 GTはより快適に、イージーにツーリングできる機能を備えている。

【TRIUMPH ROCKET3 R 2019】主要諸元■シート高773mm■水冷4ストローク直列3気筒 DOHC4バルブ 2458cc 167ps/6000rpm 22.55kg-m/4000rpm 変速機6段 燃料タンク容量18L■キャスター27.9度/トレール134.9mm ブレーキF=φ320mmダブルディスク+4ポットキャリパー R=φ300mmディスク+4ポットキャリパー タイヤサイズF=150/80R17 R=240/50R16 ●価格:未発表 ●発売時期:2019年12月 ●色:赤、黒

【TRIUMPH ROCKET3 GT 2019】主要諸元■シート高750mm■水冷4ストローク直列3気筒 DOHC4バルブ 2458cc 167ps/6000rpm 22.55kg-m/4000rpm 変速機6段 燃料タンク容量18L■キャスター27.9度/トレール134.9mm ブレーキF=φ320mmダブルディスク+4ポットキャリパー R=φ300mmディスク+4ポットキャリパー タイヤサイズF=150/80R17 R=240/50R16 ●価格&導入時期:未定 ●色:銀×灰、黒

世界最大の量産型バイク用エンジン

新型ロケット3が搭載する最新型2458ccトリプルエンジンは、最高出力167ps(先代モデルから11%増し)、4000rpmで最大トルク22.55kg-mを発生する。このトルクは、たとえばドゥカティの最新型ディアベル1260と比べても7割増しとなるほどで、どのギヤを選択しても楽々と加速できるだけの余裕をもたらしている。

エンジンはクランクケースから作り直されており、ドライサンプおよび一体型オイルタンクからなる新しい潤滑システムを採用。また新しいバランサーシャフトも組み合わせ、エンジン単体でも先代モデル比で18kgの軽量化を実現している。

独特なハイドロフォームド3ヘッダーエキゾーストパイプ、一体型キャタライザー、3本出しサイレンサーのディテールは巨大な3気筒を主張しつつ、特徴的で野太いトリプルサウンドをとどろかせる。

また、トルク容量の増加を考慮して特別に設計された6速ギヤボックスやスリップ&アシスト油圧クラッチを新たに採用。ライドバイワイヤスロットルにより、4つのライディングモードも実現した。

車体左側に吸気システムを搭載する縦置き3気筒エンジン。前作に続きシャフトドライブを採用する。

ハイドロフォームド3ヘッダーエキゾーストパイプから一体型キャタライザーへ。いったん集合してから3本出しサイレンサーへと分岐していく。

筋肉質な存在感と壮大なスタイリング

新しいシグネチャーを備えたツインLEDヘッドライト、スカルプテッド3ヘッダーエキゾーストパイプなど、美しく独特なディテールが満載。軽量マルチスポークアルミ鋳造ホイールは美しいブラックアウト仕上げとされ、ロケット3 GTではリムおよびスポークが切削加工を施されている。2バージョンともタイヤは専用開発のAVONコブラクローム(Cobra Chrome)を装着し、リヤ240mm幅のタイヤにさらなるド迫力を醸し出す。

前後サスペンションはSHOWA製で、リヤはショックユニットをオフセットした片持ちスイングアームを採用。ハンドルバーは内部配線としてスッキリした外観を実現しただけでなく、Rにはロードスタースタイルの、GTにはツーリング志向のハンドルバーを使い分けている。

Rのシート高は775mmと十分に低いが、GTではさらに低い750mmを実現し、ライダー&パッセンジャーともにアクセスしやすい。ステップはRをミッドコントロールとしながら垂直に15㎜可動、GTはフォワードコントロールで標準位置から前後に25mmずつ可動タイプとした。GTには高さ調整が可能なピリオンバックレストも装備される。

2バージョンのペイントスキームは、ロケット3 R:コロシレッド、ファントムブラックの2色、ロケット3 GT:シルバーアイス×ストームグレー(コロシレッドのピンストライプデカール付き)、ファントムブラックの2色となる。

ヘッドライトは新しいシグネチャーのDRL(デイタイムランニングライト)を備えた2眼タイプ。

タイヤはAVON COBRA CHROMEを採用。主張の強いパターンが刻まれる。

写真はRのハンドルバー。内部配線としたことでスタイリッシュな仕上がりに。

ロケット3 Rはミッドコントロールのステップ位置を採用。標準位置と15㎜下げた位置に調整できる。

フォワードコントロールのステップを採用するロケット3 GTは、標準位置と前後25mmずつの調整幅を持つ。

ロケット3 Rのファントムブラック。

こちらはロケット3 GTの ファントムブラック。

40kg以上の軽量化、史上最高の足まわり

エンジン単体で18kg、全体では40kg以上の軽量化を果たした(実際の重量は未発表)。アルミフレームはマスの最適化にこだわった新作で、トルクウエイトレシオはドゥカティ・ディアベル1260から25%増しとしている。

リヤサスペンションはピギーバックリザーバーを備えたSHOWA製フルアジャスタブルモノショックを採用。フロントフォークは同じくSHOWA製のφ47mm倒立タイプで、伸び/圧減衰力を調整できるアジャスタブルだ。前後ともに4ポットキャリパーを採用するブレーキは、フロントにブレンボ製Stylemaモノブロックを採用。キャリパーの冷却とレスポンスにこだわった。

 

φ47mmの極太倒立フォークにブレンボ製Stylemaモノブロックキャリパーを組み合わせる。フロントタイヤにもコブラパターンは健在。

リヤショックはピギーバックタイプのフルアジャスタブル。片持ちスイングアームによりサイレンサーも内側に追い込まれる。

走行性能と安全性を向上するテクノロジー

第2世代となったTFTディスプレイは、カスタマイズ可能な2つのレイアウトテーマがある。オプティマイズドコーナリングABSおよびオプティマイズドコーナリングトラクションコントロールは、ともにIMU対応。ライドバイワイヤの電子制御スロットルを採用したことにより、4つのライディングモード(ロード、レイン、スポーツ、ライダーの好みやライディング条件に合わせてレスポンスとトラコン設定を調整するライダー設定)を実現した。また、坂道発進を容易にするヒルホールドコントロール、ハイウェイでの長距離走行で積極活用したいクルーズコントロールを備えるほか、キーレスイグニッションおよびステアリングロック、グリップヒーター(GTは標準装備/Rはオプション)、USB電源ソケットなど、今どきらしい装備もしっかり押さえた。

オプション設定としては、トライアンフシフトアシスト(いわゆるクイックシフトでアップ/ダウン対応)、ない同型GoPro制御システム、ターンバイターンナビゲーションシステム、My Triumphアプリ、タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)などがあるほか、ラゲッジシリーズなど50以上の純正アクセサリーが用意されている。

2つのレイアウトテーマを持つTFTディスプレイ。さまざまな電子制御機能などのセッティングもここで行う。

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