鈴鹿8耐勝利に向け盤石!!

ついにカワサキが鈴鹿8耐でファクトリーチーム復活!

  • 2019/4/27

平成から令和へ、そして10連休突入イブとも言える4月26日(金)にカワサキから朗報が飛び込んできた! 2001年以来、18年振りに川崎重工のファクトリーチームであるカワサキレーシングチーム(KRT)で鈴鹿8耐に参戦するのだという!

スーパーバイク世界選手権を戦う3名が集結!

カワサキは18年振りのファクトリー体制復活にあたり、ライダーはスーパーバイク世界選手権(SBK)で4連覇中のジョナサン・レイを筆頭に、レオン・ハスラム、トプラック・ラズガットリオグルというSBKトリオで臨むことを発表した。

近年は優勝までかなり近いところまで来ていた。2014年にカワサキモータースジャパンからKawasaki Team GREEN(チームグリーン)として参戦し、2016年と2017年は、優勝したYAMAHA FACTORY RACING TEAM(ヤマハ ファクトリー レーシング チーム)と同一周回の2位。2018年には、必勝を期してSBK王者のレイを招集した。予選では、キレのある走りを披露しポールポジションを獲得。決勝でもトップ争いを繰り広げるものの、目まぐるしく変わる天候、そしてセーフティーカー走行中にレイが転倒するというアクシデントに見舞われる。それでもリカバーし3位と表彰台の一角を占めた。

レオンは、鈴鹿8耐の経験も豊富。初参戦となるトプラックは、昨年、全日本最終戦にスポット参戦し、練習走行で他車と接触転倒し鎖骨を骨折してしまいレースには出られなかったが初めて走る、鈴鹿であっと言う間にタイムを出し、そのポテンシャルの高さを見せつけている。

勝利を手にするためにあと一歩というところまで迫ったカワサキがファクトリーチームを復活させ、1993年以来となる表彰台の頂点に立つべく盤石の体制で2019年の鈴鹿8耐に臨んでくる。5連覇を目指すYAMAHA FACTORY RACING TEAM、復帰2年目のTeam HRCとのファクトリーチーム同士の戦いが、今から楽しみだ。

2018年の鈴鹿8耐、決勝中のひとコマ。スピードを見せつけたレイがセーフティカー導入中のウエット路面でまさかの転倒を喫し、トップ争いから退いた。

ジョナサン・レイのコメント

カワサキからまた8耐に出場するのをとってもうれしく思います。8耐は、私の心の中で非常に大きな存在です。チームグリーンで十分優勝が狙えた昨年の経験を生かし、今年は昨年以上の成績を狙っていきます。我々は、昨年良いタイムを出していますが、一方でいくつかのミスもありました。これらのミスから学び、これまでにないくらいの準備をして挑みます。8耐は世界でもっともタフで、もっともエキサイティングなレースです。気温36度でレースする、ライダーとマシンにとって本当のテストです。私は挑戦が好きで、日本のファンのみんなと過ごすのが待ち遠しいです。

ジョナサン・レイ(Jonathan_Rea):スーパーバイク世界選手権で4連覇中の不動のエース。

レオン・ハスラムのコメント

今年はカワサキとの4年目のシーズン。素晴らしいイベントである鈴鹿8耐にまたカワサキのライダーとして戻れることを嬉しく思います。過去、私たちは良い結果を残しましたが、中でも8時間のうち5時間半に渡って走ったレースは非常に思い出深いです。昨年のレースではジョナサンとともに、小さな問題が起きるまではレースをリードしましたし、この数年、毎年表彰台に上がるなど、私たちのパッケージは非常に良くなっています。強い気持ちでチャレンジし、良いテストを重ねることができれば、今年こそ表彰台の真ん中に立てると思います。今年の戦略をしっかりと見極めなくてはいけないですが、ジョナサンとの相性も良く、チームに出したセットアップリクエストは彼とほとんど同じ。いまからレースが本当に楽しみです。

レオン・ハスラム(Leon_Haslam):2018年BSB(英国スーパーバイク選手権)王者。今シーズンはレイのチームメイトとしてSBKを戦う。

トプラック・ラズガットリオグルのコメント

これは、まさに私の夢のチーム! 私はいつでも準備は出来ているので、本番が楽しみです。8耐のファンではあったけれど、走るのは今回が初めてです。ジョニーとレオンと同じチームになれるのは、とてもラッキーです。今も信じられません。昨年一度だけ全日本ロードレースに出場ましたが、その時に、日本のチームクルーが、「このマシンは8耐のマシンとほぼ同じで、違いはガソリンタンクのみ」だと教えてくれました。WSBKとの大きな違いは、タイヤがブリヂストンだというところです。素晴らしいマシンで8耐に出場できるのが夢のようです。

トプラック・ラズガットリオグル(Toprak_Razgatlioglu):2018年はSBKでシーズンランキング9位。22歳で伸び盛りだ。

川崎重工業株式会社 モーターサイクル&エンジンカンパニープレジデント 堀内 勇二氏のコメント

当社グループ一丸となって優勝を目指してこのレースに挑み、結果は2016年と2017年は2位、2018年は3位でした。特に昨年は、スーパーバイク世界選手権(以下、WSBK)4年連続チャンピオンのジョナサン・レイを参戦させて挑みました。トラブルもあり、結果は3位でしたが、十分に勝利の可能性がある走りであったと思います。今回こそは、1993年以来の優勝を果たすべく、川崎重工のファクトリーチーム『カワサキレーシングチーム』(KRT)で参戦することに致しました。今回参戦のライダー、ジョナサン・レイ及びレオン・ハスラムとってより慣れ親しんだチーム体制となるため、今まで以上に彼らのポテンシャルを引き出しくれるものと思います。また、今回新たにWSBKで活躍中のトプラック・ラズガットリオグルも参戦します。ぜひ応援のほど宜しくお願い致します。

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佐藤 寿宏(ことぶき)

佐藤 寿宏(ことぶき)

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ロードレースを追いかけること20年以上のフリーライター。国内外の様々なレースを現場取材しており、若手ライダーにも慕われる。愛車はスバル・レガシィから乗り換えたレヴォーグというボクサー党だ。