冬場の厳しい寒さを耐え抜くのに欠かせないのがバイク専用の電熱グッズ。今どきは軽くて着心地がよくそれでいて暖かい製品が増えているとともに、モバイルバッテリーが使える製品にも注目が集まっている。本稿では計7ブランドから販売されている2018-2019シーズンの電熱インナージャケットとインナーパンツを紹介する。
- 1 [HEATECH]12Vプレミアム ヒートインナーJKT&パンツ
- 2 [RS TAICHI]eヒートインナージャケット(RSU614)
- 3 [NANKAI]テクノライダー ホット電熱ジャケット&パンツ USBタイプ(SDW-5009/5010)
- 4 [KOMINE]エレクトリックインナージャケット&パンツ12V(EK-106/107)
- 5 [HENLY BEGINS]テラヒート電熱ブルゾン(HBH-005)
- 6 [GYDE by GERBING]12V電熱インナージャケット&パンツ
- 7 [WARM&SAFE]男性用ゼラノッツ・ヒーテッド・ジャケット&女性用ヒーテッド・ジャケット
- 8 このバイクに関連する記事/リンク
[HEATECH]12Vプレミアム ヒートインナーJKT&パンツ
布製ヒーターの銀糸が発熱。生地の薄さと軽さも特徴
従来品より上位の最新モデル。通気性と伸縮性を兼ね備えた銀糸生地が発熱する布製ヒーターを採用し、電源から発熱部の電線に伸縮性を持たせることでストレスフリーな着心地。電源を落としてもしばらくは暖かさが持続するという銀糸の特性も生かしている。
[RS TAICHI]eヒートインナージャケット(RSU614)
2種類の電源を好みで選べる
12Vの車載バッテリーにつなぐ方法と、7.2Vの専用バッテリーにつなぐ方法が選べる多機能派。乗車中は車載バッテリー、バイクを降りたらモバイルバッテリーにつなぐ使い方もできる。
[NANKAI]テクノライダー ホット電熱ジャケット&パンツ USBタイプ(SDW-5009/5010)
手持ちの汎用モバイルバッテリーで賄える
ナンカイ製品は汎用のモバイルバッテリーを電源とし、コストパフォーマンスに優れているのが特徴。発熱部は背中の肩甲骨周辺と胸から肩の一部とすることで、省電力を重視した作りだ。温度設定は強・中・弱の3段階から選べる。ジャケット同様にUSBタイプの汎用バッテリーを使うインナーパンツは、裏地が全面起毛素材で滑らかな肌触りが特徴。液温30℃以下の弱洗濯が可能だ。
テクノライダー ホット電熱ヒートアシストシステム(SDW-5011/1万584円):ナンカイ製の’18年秋冬ジャケット専用(対応は4種類)の電熱システム。装着は背中や胸プロテクターの収納袋へ入れるだけ。スイッチはジャケット本体に取り付ける。
[KOMINE]エレクトリックインナージャケット&パンツ12V(EK-106/107)
アウターに匹敵する生地厚で防寒性が高い
車載バッテリーとの配線を標準装備する電熱インナージャケット。表地のポリエステルにTPU加工を施して伸縮性と防風性を高め、快適な着心地を実現。温度調節は3段階あり、強の目安は約54℃、中は約44℃、弱は約38℃の設定となる。パンツもジャケットと同じく、しなやかで断線に強いマイクロカーボンファイバーを発熱部に採用。シルエットがややルーズ寄りで、ゆったりめの着心地が特徴。
[HENLY BEGINS]テラヒート電熱ブルゾン(HBH-005)
セミコンヒーター搭載の省電力設計
5W出力という省電力設計のセミコンヒーターを、アルミ蒸着シートと超遠赤外線変換装置で挟み込み、発生した熱を逃がさず効率よく溜める工夫が最大の特長。モバイルバッテリーは2個接続できるよう、配線と収納ポケットも2系統用意している。
[GYDE by GERBING]12V電熱インナージャケット&パンツ
豊富な熱量が魅力。最大消費電力は77Wで、気温0℃の環境では最高57℃を可能にする。使用には別売りのスイッチかコントローラーが必要。ジャケットと配線を接続できるインナーパンツは着用時のゴワつきが改良され、履き心地がよくなっている。最大消費電力は44W。
[WARM&SAFE]男性用ゼラノッツ・ヒーテッド・ジャケット&女性用ヒーテッド・ジャケット
男性用インナージャケットは、最大消費電力90Wの熱量を発揮するヘビーデューティータイプ。防水透湿性に優れたゼラノッツ素材を採用。女性用も90Wの最大消費電力で圧倒的な温かさを実現。ともに使用には別売りの温度コントローラー(1万1800円〜)が必要。
引き続き、グローブ/ベスト編、グリップヒーター編をお届けするので、お楽しみに。
●文:飛澤 慎 ●写真:松井 慎
※ヤングマシン2019年2月号掲載記事をベースに再構成
このバイクに関連する記事/リンク
冬場の厳しい寒さを耐え抜くのに欠かせないのがバイク専用の電熱グッズ。今どきは軽くて着心地がよくそれでいて暖かい製品が増えているとともに、モバイルバッテリーが使える製品にも注目が集まっている。本稿では計[…]
冬場の厳しい寒さを耐え抜くのに欠かせないのがバイク専用の電熱グッズ。今どきは軽くて着心地がよくそれでいて暖かい製品が増えているとともに、モバイルバッテリーが使える製品にも注目が集まっている。が、電気製[…]