ぜひ商品化して欲しいので今年も煙を立ててみる
本誌の予想通り’80年代までネオレトロブームが波及するとして、やがて実現しそうなのが初代NinjaことGPZ900Rの再現。ライバルのカタナが復活した今、望んでいるファンも多いことだろう。CGはZXR900と同じようにZ900/RSをベースとしてNinjaの外装をレトロフィットさせたもの。初代と同じくサイドカムチェーンのエンジンということもあり、違和感なく収まってしまった。アップハンドルのままでもNinjaはカスタムでおなじみだったので、むしろセパハンよりしっくりくるかも。アッパーカウル形状はあえて大きくはイジらず、そのままLEDライト化してほしい。
次に来るのは’80年代カウルモデルだ
’19年に復活するカワサキW800の前身となるW650が登場したのは’99年と、もう20年も前のこと。それから他メーカーも巻き込んでネオクラシックブームは拡大していき、最近ではよりスポーティなカフェレーサー方向まで人気が広まって来た。いよいよ’19年からは、この流れが’80年代オマージュまで広がってくると本誌は予想する。
’18年秋のミラノショーでは、Z900にZXR風の外装を被せたJAPAN LEGENDS社のカスタム車両が話題を集めていた。注目すべきは、このマシンがカワサキのブースに展示されていたこと。カワサキはZ900RS発表の際にもカスタムビルダー各社が製作したマシンを並べて、プロモートと共に市場の反響を探っていた。となると、今回もネオクラの次なる一手としてオールドレプリカの可能性を見ていたと考えても当然。なにしろ横ではスズキが新カタナを発表していたショーなのだ。
文字どおり、このZXR900の反響はキット販売も予定されているとあって、新カタナに負けないほど高かった。ネオクラは時間の経過とともに次第に’80年代に近づいているのか。次に来るブームは、これだ。
ZXR900はスペイン発のZ900改
’18年秋のミラノショーに展示されたZXR900は、スーパーネイキッドのZ900をベースに、’80~’90年代のレースシーンで活躍したZXR750シリーズをリスペクトしたカスタムで、市販を予定するキットとして開発されている。レンサル製のバーハンドルを逆に装着して、うまくセパハンの雰囲気を再現。他にもシートやテールランプ&ウインカーまわりに純正パーツを流用するなど、高い完成度を誇りながら実際にはローコストになるよう仕上げられており、本気で市販を考えた作りが印象的だ。
※ヤングマシン2019年2月号掲載記事をベースに再構成
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