かつては仕向け地ごとに車体色を作り分けたりしていた国産車も、近年では世界中で同じ色をラインナップする傾向になってきた。とはいうものの、探してみればそれなりに日本で馴染みのないカラーリングが見つかることもある。今回はホンダの各国のメーカーサイトを漁って、“ちょっとだけ”珍しい車体色を集めてみた。
ホンダはだいたい世界共通?
ビッグバイク、とくにロードスポーツを中心に探すと、同じカラーリングにサイドリフレクターの有無程度の違いしかない、といった例が多かったホンダ。小排気量車まで辿っていけば、そもそも日本では売っていないバイクなどもあるが、車体色だけが珍しいバイクを見つけたい、という今回の主旨に反することになるので泣く泣く割愛。また、CBR650Rのようにミラノショーでニューモデルが発表されたものの発売はまだ少し先、といった例も、どうなるかわからないことから判定不可能である。うーむ、思いつきで始めてはみたものの意外と難しかったか、この企画……。
探してみれば、思いのほか多く見つかってホッとした記者である。世界中のどこにいても同じものが買えるというのは素晴らしいことではあるが、こうしたマイナー好みの企画で重箱の隅をつつこうとしたときには、ややカタルシスに欠ける。いや、カタルシスを感じる必要など全くない部分なのではあるが。