マシン・オブ・ザ・イヤー2018
アラゴンでスーパーバイクの来季に向けたテストが始まった

パニガーレV4Rのレース仕様がデビュー!

11月14日、スペインのアラゴンサーキットでAruba.it Racing – Ducati Superbike Teamが2日間のプライベートテストを開始。まずは今シーズンをランキング2位で終えたチャズ・デイビス選手がライディングしている。

早くもポテンシャルを垣間見せる

ミラノショーで市販バージョンのパニガーレV4Rが一般公開されて間もなくのテスト。底知れないポテンシャルを想像させるV4Rだが、初日のデイビス選手はジョナサン・レイ選手(カワサキ)の1.49.668、アレックス・ロウズ選手(ヤマハ)の 1.51.157 に続く3番手のラップタイム 1.51.180 を刻んだ。

とはいえ、デイビス選手はまだ新しいV4Rに慣れ親しんでいくのが主な作業となり、エルゴノミクスの調整をはじめとした多くのデータ収集に時間を割いているところ。チームはこのままテストを続け、11月26、27日にはヘレス(スペイン)でアルヴァロ・バウティスタ選手も一緒に初テストを行うことになっている。

カラーリングが施されていないカーボンボディに、同色のウイング。まずは順調な滑り出しのようだ。トップ写真のリヤタイヤのつぶれ方にも注目!

すぐにプッシュしたくなった!

デイビス選手「パニガーレV4Rを初めてレーストラックに持ち出すことは、本当にエキサイティングでした。まるでクリスマスの朝に新しいおもちゃを手にしたような気分です。普通だと新しいマシンを学ぶのにいくらかの時間を費やすものですが、今回は反対です。もう最初から快適で、1周目を走り終えてすぐにプッシュしたくなりました。こんなことはめったにありません。本当にポジティブな1日で主にエルゴノミクスの調整だけで作業の大部分が済んだ感じです。とはいえ、これから私たちには評価すべき新しいこと、データが山積みです。今日の目標はひとまず、バイクの上で快適さを感じられるようにすること、そして必要に感じたことをひとつひとつ調整することでした。明日も同じアプローチで基本的なことを続けていくつもりです。もっとプッシュしてこのバイクの本当のポテンシャルを探っていく前にね」

すぐにプッシュしたくなるほどポジティブなフィーリングだったと語るチャズ・デイビス選手。

ドゥカティコルセのテクニカルコーディネーターであるマルコ・ザンベネデッティさん「テストの初日がこのように進んで満足しています。私たちは作業プログラムが完了するように努め、新たなラップを刻み、新しいエンジンのパワーデリバリー、そして使えるレンジの広さなど、とてもポジティブなフィードバックを集めました。また開発を続けて前進し、ベースセットアップに取り組んでいきます」

エルゴノミクスを調整しながら多くのフィードバックをもたらした。これらを解析して、次回のヘレスにおけるテストでは、さらに1歩も2歩も進んだ走りを披露するだろう。

以上のように、パニガーレV4Rは前評判どおりの速さを発揮しているようだ。ただ、市販車としては異例の超高回転キャパシティを持つV4Rエンジンに対し、4年連続でタイトルを獲得中のカワサキは、戦力拮抗化のためのエンジン回転数制限を受けつつも頭ひとつ抜けたラップタイムを刻んでいる。また、MoroGPでは禁止されている形状のウイングについては、今のところレギュレーションにそれに関する記述がないため問題ないとされているが、今後どのように扱われていくのかも注目したいところ。
エンジンは間違いなく速い。そして車体にもポテンシャルはある。トータルバランスで先行するライバルにどんなアプローチで追いついていくのか、これからも目が離せない。

「2019新型パニガーレV4R(PANIGALE V4R)は221ps/193㎏でウイング付き」はこちら

ヨ

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帰ってきたネイティブ足立区民。ヤングマシン、姉妹誌ビッグマシンで17年を過ごしたのち旅に出ていた編集部員だ。見かけほど悪い子じゃあないんだぜ。
■1974年生まれ
■愛車:MOTOGUZZI V7 SPECIAL(2012)

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