マシン・オブ・ザ・イヤー2018
見逃しがちなグリップにも注目を

アクティブ「エラストマー テーパーグリップ」をテスト【素材と形状でグリップ力UP】

バイクとの接点のひとつであるハンドルのグリップ。ゴム製なので乗り続けるうちに摩耗し、また紫外線の影響で硬化もする。つまり消耗品でもあるのだ。そこで、今回試してみたのがアクティブから新発売された「エラストマー テーパーグリップ」だ。指が掛かりやすいL字スリットを採用し、カラーは黒・灰・紺の3色をラインナップする。

【〇】適度に太く握りやすい。結果的に微振動も軽減

エラストマーとはゴム弾性を有する工業用材料の総称で、熱硬化性と熱可塑性に大別される。アクティブの説明によると、柔らかく優れた振動吸収性を持つ一方で、温度変化に強く、軽量で耐水性や耐摩耗性があるという。商品名にテーパーとあるように内側に向かってやや細くなっているのが特徴で、ここも他社製グリップとの大きな違いと言えよう。

実際に編集部の初期型MT-09に装着して走ってみる。装着前は表面が硬いように思えたが、グリップ感は純正のゴム製と同等レベル。しかもL字のスリットに指先が掛かるので、特にスロットルコントロールがしやすくなった。純正よりもわずかに太く感じるグリップの握り心地も良好だ。なお、素材自体が持つ振動吸収性については分からずじまいだが、グリップ力の向上で軽く握れるようになり、結果的に微振動が腕に伝わりにくくなったのは事実だ。

【L字スリットで指の掛かりが良好】グリップは内側に向かって細くなるテーパー形状で、さらにL字のスリットを加えることで指の掛かりを良くしている。

【×】カラバリが増えるとさらに注目されそう

現在のラインナップは黒、青、灰の3色しかないので、これに赤や黄などが加わったら、車体色とのコーディネートの幅は確実に広がる。

【結論】見逃しがちなグリップゆえにぜひとも注目を

V.ロッシが同じ製品を使い続けていることからも分かるように、グリップは重要な機能パーツのひとつである。今回テストした商品、形状や素材がよく吟味されているのはもちろん、2000円以下という価格にも驚かされた。お試しあれ。

ナローエンドカットでエンド部の握りやすさにも配慮。ズレを防ぐワイヤリング用の溝も3か所設ける。

【アクティブ エラストマー テーパーグリップ】グリップは左右セットで販売される。カラーはブラック、ネイビー、シルバーグレーの3色を設定する。

●税込価格:1944円 ●色:黒、灰、紺
●グリップ長:120mm(22.2mm径ハンドル用)
●問:アクティブ (TEL)0561-72-7011 http://www.acv.co.jp/
●写真:飛澤慎

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大屋雄一

大屋雄一

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紙面版にて厳正なる新製品テストを担当するベテランジャーナリスト。

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