マシン・オブ・ザ・イヤー2018
これまでで最も速いGSX-R1000R

ミラノショーでのスズキの注目、GSX-R1000R RYUYO(竜洋)は212ps/168㎏!

10月上旬のインターモトショーで新型KATANAをリリースしたスズキ。アメリカのAIMエキスポを経て、今度は11月のミラノショーでの動向に注目が集まっている。そこに出てくるのは超絶スペックを実現したカスタムコンプリート”竜洋”だ。

2万9990ユーロ(約390万円)、20台限定で発売

竜洋(RYUYO)は、2005年まで存在した静岡県の地名でスズキ竜洋コースの所在地の名称だった。全長6.5kmのうちストレートが2.3kmもある超高速レイアウトで、市販車初の実測300km/h超えを達成したハヤブサを生み出したコースとしても有名だ。その名を授かり、「#challengethefastest」をスローガンにスズキイタリアが製作したGSX-R1000R RYUYOは、なんと最高出力212psという1100㏄のパニガーレV4にあと2psに迫るスペックがウリ。ヨシムラのチタン製フルエキゾーストやカーボンカウル&エアボックスなどの効果で車重は何と168kgとノーマルから30kg以上のダイエットに成功している。前後サスペンションはオーリンズ製で、フロントはSHOWAのボディにNIX30カートリッジキットをセット、リヤはTTX GPに換装されている。ブレーキはマスターシリンダーをブレンボ製RCSラジアルブレーキマスターCorsa Cortaに、パッドをSBKチームと同じレース用焼結材を使用したZ04に変更している。完全なレーシング仕様と化したRYUYOはミラノショーのスズキブースで正式発表され、11月10日に販売開始となる予定だ。生産数は20台限定とされている。

【SUZUKI GSX-R1000R RYUYO 価格:2万9990ユーロ(約390万円)】スズキイタリアが製作したRYUYOという名のGSX-R1000Rカスタム仕様。ヘッドライトはついているが、ダンロップ製スリックタイヤKR109/KR108が標準装着のサーキット専用車だ。

パワーアップと軽量化に大きく貢献しているのが、チタン材のヨシムラのR-11sq Racingフルエキゾーストだ。STDの排気系から5.9kgの軽量化を果たすだけでなく12900rpmで212psを発揮。燃調やマッピングはEM-PROレーシングコントロールユニットで管理する。

Bonamini Racingの削り出しトップブリッジにGP Extreme Componentsのハンドルバーを採用したコックピットは、スイッチ類がレーシングボタンに付け替えれており、まるでモトGPマシンのようだ。

過激さにおいては海外ブランドに比べると控え目な日本勢の殻を破るようなサーキット専用コンプリート車に、他の国産メーカーも追随する?! イタリア主導と思われるがユニークな提案と言えるだろう。

ニュース提供:スズキイタリア

いち

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本誌編集長。雑誌は生き残りタイアップ全盛期だというのに、ひとり次期型ネタを嗅ぎまわって反感を買う現代のスクープ魔王。
■1972年生まれ
■愛車:BMW R100GS(1988)

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