マシン・オブ・ザ・イヤー2018
欧州で正式発表

2018新型フォルツァ125は250と同じ装備に

2018年5月31日、ホンダが欧州で新型フォルツァ125を発表した。2015年の発売以来、欧州でのセールスは3万台を数えるヒットモデルで、2017年に排ガス規制ユーロ4に対応しつつスマートキーを採用し、さらに今回は装備面での全面刷新を果たした。

125も電動スクリーンを採用

国内では7月20日に発売した新型フォルツァ(250)のベースになったのが、欧州用モデルとして継続していたフォルツァ125。250は、125のボディや装備のパッケージを受け継ぎつつデザインをアップデートし電動スクリーンなどを新採用したものだ。そして、今度は125が250のボディや装備をそのまま受け継ぎ、2018年モデルとして新登場する流れとなった。125が日本国内に導入されるかは未定だが、詳細をお伝えしよう。

【HONDA FORZA125 2018年型欧州仕様(上段)】同色で新旧比較してみるとキープコンセプトでデザインを刷新しているのが分かる。新型は曲線基調に変化し高級感がアップした。エンジンや足まわりは従来装備を踏襲している。

【HONDA FORZA 2018年型国内仕様 価格:64万6920円 発売日:7月20日】従来のフォルツァSiに代わり完全ブランニューとなる新型フォルツァが国内でももうすぐ発売。外観や装備は欧州の新型フォルツァ125と同じだ。

主な特徴

フォルツァ125の主な構成は2018年も変わらない。クラス最高の性能や490km航続距離を実現する燃費、アイドルストップを備えた4バルブエンジン。高速安定性と市街地での扱いやすさをバランスさせる軽量シャーシやLEDライト、スマートキー、2つのヘルメット収納容量、二人乗りでの快適性などを踏襲。生産もイタリアのアテッサにあるホンダの工場でこれまで同様行われる。

一方、新型には重要な新機能が追加された。新しい電動スクリーンはシームレスに調整することが可能で、完全なウインドプロテクションや良好な視界を実現。改良されたインストルメントパネルはアナログメーター&液晶ディスプレイでより多くの情報を表示する。さらに前後ウインカーがLEDになり収納スペースは5.5リットル増加、スマートキーはオプションの45リットルトップボックスのコントロールも可能となった。

そして、フォルツァ125のデザインはより洗練された。従来のNM4を担当したデザイナーによって描かれたラインは、大胆かつ目を引くように残されているが、新型はさらに現代的で、滑らかで、より成熟した魅力を獲得している。

サイズや装備、デザインなど125とは思えないフォルツァ125。基本は国内でも発売するフォルツァ(250)と変わらないが、このマットカーネリアンレッドメタリック×パールナイトスターブラックは完全な新色で125専用色だ。

装備

フォルツァ125の刷新された外観では、ウインドプロテクションと風の騒音を低減するように設計された新しい電動スクリーンが特徴。左ハンドルバーのスイッチを押して140mmの範囲内の任意の位置に調整するだけで、高速や長距離走行時のための安定性と快適性を、より低い位置のスクリーンでは大きな自由度を即座に確保することができる。

ハンドルの幅は754mmでミラーの高さは1125mmとし渋滞した道を走行するために最適なディメンションとした。シート高は780mmと従来型を踏襲。 シートは2人分のスペースが十分にあり、乗車時のライディングポジションはライダーをしっかりとホールドする。フロントとリヤのウインカーは、ヘッドライトとテールライトに合わせてLEDになった。

2つのフルフェイスヘルメットをシートの下に収納するできるスペースは、従来の48Lから53.5Lに容量が増えている。ヘルメットやレインウエア、A4サイズのバッグを収納するためにスペースを分割することも可能だ。フロント左の内側のフェアリングポケットはロック可能で、その内部には例えば電話とペットボトルを収納することができる。さらに、12V-1A充電ソケットも装備した。

フォルツァ125のスマートキーは、主にイグニッションスイッチノブとコンパートメントロックを制御するだけでなく、オプションの45Lトップボックスも施錠できる。これは、ホンダのスクーターで初。ライダーのポケットにあるスマートキーを使用し、ライダーが離れるとボックスが自動的にロックされる。キーからロックすることもできる。トップボックススイッチは底面にあり、ボックスの内部容積を維持するために、アクチュエータ機構はボックスの後部本体に配置される。

改良されたインストルメントパネルは、3つのモード(左のハンドルバーのスイッチで制御)を切り替えることができる液晶ディスプレーにアナログスピードメーター&タコメーターで構成されている。メーターはオドメーター、残存距離、現在の燃料消費量、トリップメーター、平均燃費、温度計、バッテリー状態などを表示する。

メーターやスクリーンもフォルツァ(250)と同じ装備だ。レッドゾーンは250の9000rpmよりも高回転の10500rpmからとなる。スマートキー対応のトップケースは欧州のフォルツァ300と同じだが、国内フォルツァ250ではキーで施錠となる。

エンジン

フォルツァ125の4バルブ水冷SOHCエンジンは8500rpmで11kW(約15ps)を発揮し、最大トルクは12.5Nm/8250rpm(1.2㎏-m)となる。ボア×ストロークは52.4 x 57.9mm、圧縮比は11.5:1だ。フォルツァ125は0-200mをわずか13.4秒でカバー。中間域は40-60km/hのスピード範囲で応答性の高い加速性能を発揮する。約90km/hで快適に巡航し、最高速は108km / hとなる。

エンジンにはホンダのeSP技術が満載さ​​れている。オイルポンプ(クランクケースに組み込まれている)といった部品を巧みにパッケージングすることで、効率を最大限に高めている。コンパクトな燃焼室とPGM-FI燃料噴射(4.7リットルのエアボックスと直径28mmの吸気ダクトによって供給)は、燃焼を最適化している。

オフセットシリンダーは、ピストンとシリンダーとの摩擦を低減し、燃焼エネルギーをクランクシャフトに効率的に伝達する。”スパイニー”鋳鉄製スリーブは、内径の歪みを抑えた状態を維持し摩擦を低減する。右側のクランクケースの外側に一体化されたコンパクトで高性能なラジエターは、摩擦損失を低減した小型で軽量のファンを採用。 エンジンは、3つの低フリクションメインベアリングを使用することにより、トランスミッションユニット内の転がり抵抗も低減されている。これらのベアリングは、個別に受ける荷重に対応するように設計されたものだ。ドライブプーリーは空気抵抗を下げるフィン設計を採用しており、ドリブンプーリーは駆動ベルトの圧力を低下させ、伝達損失を削減している。

電子制御ブラシレスACGスターターは、スターターモーターとオルタネーターとして機能する。クランクシャフトの端に直接取り付けられた一体化されたコンポーネントで、エンジンを直接回転させギヤノイズを低減させることができる。アイドリングストップは、車両が停止し、ブレーキがかかっている時にアイドル状態で3秒後にエンジンを自動的に停止させ、スロットルグリップ開けられた時に直ちに再始動する。また、バッテリーの充電を検知する機能を備えており、過剰な放電を防ぐためにバッテリーの充電をオフにすることもできる。バッテリーは長寿命のYTZ8Vユニットだ。

フォルツァ125の目標の1つは、平均的なユーザーがガソリンスタンドでの給油を週に1回で済ますこと。燃費は約42.7km/h(WMTCモード)でタンク容量は11.5Lだ。

カラーバリエーションは5色。

シャーシ

シャーシはスチールフレームに径33mmFフォーク、5段階のプリロード調整可能なリヤのツインショックを装備し車重は162kg。前後アルミキャストホイールに前後ディスクブレーキ(ABS付き)を備える。フォルツァ125のシャーシを支える鋼管フレームは、必要な剛性と強度を確保している。15インチのアルミキャストホイールの前輪には120/70-15サイズのタイヤが、14インチの後輪には140/70-14サイズのタイヤが装着されている。フロントは大径の256mm、リヤは径240mmのディスクブレーキを採用し、2チャンネルのABSも搭載する。

ニュース提供:欧州ホンダ

いち

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本誌編集長。雑誌は生き残りタイアップ全盛期だというのに、ひとり次期型ネタを嗅ぎまわって反感を買う現代のスクープ魔王。
■1972年生まれ
■愛車:BMW R100GS(1988)

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