ユーロ4対応、サービス距離は3万2000km

2019新型CRF450Lの国内仕様は8月下旬発表に

2018年5月23日、欧州とアメリカでCRF450Lが正式発表された。モトクロッサーのCRF450Rに保安部品を装着したロードゴーイングレーサーで、一般道を走ることができるもの。8月下旬には国内仕様も発表される模様だ。

本誌スクープが現実に

本誌では2017年5月号(3月24日発売)で初めてCRF450Lの存在をスクープしたが、ついに欧州と北米で正式発表された。これはCRF450Rをベースに保安部品を装着して公道仕様にしたもの。海外で盛んな公道も使用するオープンエンデューロレースにエントリーするためのモデルとして開発された。レーサーがベースではあるがユーロ4の排ガス規制に対応し、サービスインターバルも3万2000㎞を確保している。そして、8月下旬には日本国内でも発表される模様だ。

【HONDA CRF450L 2019年型欧州仕様 国内予想発売時期:2018年9月】灯火類はフルLEDでナンバープレートホルダーやサイドスタンドだけでなく、スピードメーターやホーンも装備している。価格は、国内でのCRF450Rは96万6600円、CRF450RXは98万2800円なので、追加装備を考えるとLは100万円を超えるのは間違いないだろう。

ギヤは5速→6速に公道向けに各部を変更

4バルブのユニカムヘッドエンジンの基本構造は変わらないが、クランクのマスが13%増え、広範でスムーズなトルクが得られるようにバルブタイミングも変更されている。ギヤボックスはアスファルト上での走行も考慮して5速→6速とした。また、左右のエンジンカバーはアウターカバーを装着して騒音を低減している。

ACGは、LEDライトに必要な電力を供給し、低速走行中にも充電を維持するために発電量をアップ。バッテリーは容量の大きいユニットを使用する。ボアとストロークは96mm x 62.1mmのCRF450Rと同じとし、ピストンは耐久性を高めるために2本→3本のリングに改めつつ圧縮比は12.0:1(Rは13.5:1)に抑えられた。エアボックスにも変更が加えられ、排気ガスを浄化するエアインジェクションやキャタライザーも装備した。

最高出力は約25ps(18.4kW※Rは未発表)、最大トルクは3.26㎏-m(32Nm※Rは未発表)となる。趣味のトレールライダーの視点から重要なことは、エンジンの信頼性とサービスインターバルだろう。そして、これはCRF450Lが際立つポイントだ。主要なオーバーホールは3万2000kmで、エアフィルターとオイル、オイルフィルターの交換サイクルは1000㎞毎だ。

フレームは、6速ギヤボックスで拡大したエンジン幅を搭載可能にするために、スイングアームピボットでわずかに幅が広げられている。ステム部はバンドルロックを取り付けるように変更され、アルミスイングアームにはウレタンを注入して騒音を低減。後部サブフレームは同じで、テールランプと右1本出しマフラー(Rは2本出し)を装着できるよう調整された。寸法は、CRF450Rから1500mmへホイールベースを18mm増やして、安定性を高めている。重量は130.8kgでシート高は940mmとなる。

足まわりでは、CRF450Rは19インチのリヤホイールを使用するが、CRF450Lは18インチ(エンデューロ仕様のタイヤに適合)で、シールされた520のチェーンは、プラスチックのチェーンガードで保護されている。フロントは21インチで、前後リムはブラック仕上げに。タイヤのサイズはフロント80/100-21、リヤ120/80-18を採用する。

CRF450Lの燃料タンクはRの1.3L増しとなる7.6Lの容量を確保。フレームは2016年型で改良されたものを踏襲しつつ公道向けに改良した。エンジンには遮音カバーが装着されている。

公道向けの装備の数々。スピードメーターは超シンプルなデジタル式でタコメーターは省略。イグニッションキーもトップブリッジに追加されている。

これのラリー仕様も期待したい!

ニュース提供:欧州ホンダ/北米ホンダ

いち

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本誌編集長。雑誌は生き残りタイアップ全盛期だというのに、ひとり次期型ネタを嗅ぎまわって反感を買う現代のスクープ魔王。
■1972年生まれ
■愛車:BMW R100GS(1988)

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