タイでは新たなディーラー網を展開

モンキー125とカブC125の専売店「Cub House」とは?

国内でも発売目前となったモンキー125は、生産国であり開発を主導したタイではすでに販売が開始されている。ただし、その手法が一風変わっていて「Cub House」という専売店のみで販売するという。ここではタイにオープンした新店舗を紹介しよう。

カフェのようなバイク販売店

タイでは、モンキー(日本名:モンキー125)とC125(日本名:スーパーカブC125)をCub Houseでのみ販売するという新たな戦略が採られている。Cub Houseは下写真のようにカフェとしても機能しており、一見するとバイクショップには見えない。ホンダは、趣味としてのバイクライフをタイでも根付かせるべく販売方法も検討してきたという。モンキーとC125はタイが主導で開発が進んだというが、Cub Houseを通してバイクを生活の足から趣味へと移行させる仕組み作りをスタートさせることも大きな目的だったと言えるだろう。

【Cub House】タイの首都バンコクのエカマイに3月21日にオープンした新店舗はもはやスタバ?! 日本では青山や原宿のような新コンセプトが受け入れられる地区だという。今後、タイ全土にCub Houseのディーラー網を展開していく。

カスタムパーツやライディングギア、アパレルも豊富

Cub Houseでは、バイクも販売するとあってカフェ以外のコーナーも(が?)充実している。モンキーの専売店として、また趣味としてのバイクライフを促進させることが目的だけあってカスタムパーツの充実にはかなり力が入れられている。それだけでなくヘルメットなどのライディングギアや一般アパレルまで「コト」にまつわる商品も取り揃えられており、足繁く通ってもらえるような仕掛けも組み込まれている。国内でも4輪ディーラーが都心で展開し始めている「ブランド体験型施設」と同じ最先端の店舗がバイク販売にも応用されてきているのだ。

カフェ以外のコーナーには、バイクパーツなどが豊富に取り揃えられる。また、ホンダブランドをPRするコーナーも設けられている。

モンキーのタイでの計画台数は1万2000台

Cub Houseでしか購入できないモンキーだが、タイでの年間販売計画台数は1万2000台と国内の約4倍。この数字からCub Houseが急速に各地にオープンしていくことが予想できるだろう。まさに勢いのあるマーケットである証だ。折しも日本国内では4月1日にドリーム店がリニューアルし、251cc以上のホンダ車の専売店になったタイミング。世界各地でマシン開発だけでなく、「いかに売るか」という手法も含めた競争が始まっている。

【LEXUS MEETS…】2018年3月29日にオープンしたレクサスのブランド体験型施設。車両は販売せず、ブティック&ギャラリー、カフェ、試乗プログラムの3つのサービスでレクサスブランドの普及を目指している。国内ではベンツやボルボも同様の店舗を展開しており、Cub Houseもこれに近いものと言えるだろう。

写真提供:本田技研工業(Cub House)
Cub Houseの公式サイトはこちら

いち

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本誌編集長。雑誌は生き残りタイアップ全盛期だというのに、ひとり次期型ネタを嗅ぎまわって反感を買う現代のスクープ魔王。
■1972年生まれ
■愛車:BMW R100GS(1988)

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