ベスパと双璧をなすイタリアのスクーターブランドがLambretta=ランブレッタ。1971年にイタリアでの生産を終了し、’90年代までインドのSIL社が生産していたが、その後は長らく血筋が途絶えていた。それが、2017年に再びランブレッタ有限会社が設立され、同年のイタリア・ミラノショーでVシリーズを初公開した。そして3月1日、日本国内にサインハウスが正規輸入することが発表された。
幻のブランドが復活するまで
ランブレッタは、ベスパと同じイタリア発祥のスクーターブランド。イタリアらしくファッショナブルなデザインが特徴で、モッズファッションにコーディネートされるスクーターとして国内でもコアな人気があった。しかし、生産が途絶えていたため入手は困難。ベスパよりも希少性が高く幻の存在と言ってもよかった。
それが2010年に復活し、2011年11月のミラノショーで車両を発表。しかし、この時復活したランブレッタモデルは、商標とブランドを無断で使用した「偽物」とされ、創業家のイノチェンティ社から訴訟を起こされ敗訴し、現在では生産した会社も倒産している。その後、本家イノチェンティ社が2017年にランブレッタ社を設立し、2017年11月のミラノショーでV50/V125/V200を正式発表したのだ。
東京モーターサイクルショーで国内初公開
2017年に復活したランブレッタは2月下旬から生産開始。国内ではB+COMでお馴染みのサインハウスがインポーターとなり3月23日からの東京モーターサイクルショーで国内初公開されることが決定した。
ランブレッタVシリーズの排気量は50、125、200の3種類が用意され、2つのフェンダー(Fix/Flex)、8色のカラーリングと、その組み合わせでラインナップが構成される。シリーズそれぞれの車体構成の基本は同じで、エンジンやブレーキの構成などが排気量によって異なっている。
プレミアムスクーターらしく本格的な装備
ベスパといえば自動車のようなモノコックボディ構造が伝統で、現代のモデルでもそれを受け継いでいる。その質感の高さが一線を画すプレミアム性を生んでいるのだが、ランブレッタのボディもスチールモノコック形式を採用。剛性感の高さが走りにおいても高級感を現すものとなるが、車重が重くならないように鋼板の配置とデザインを最適化しているという。
ランブレッタ東京ショールームが3月30日オープン(リリースより)
㈱サイン・ハウスでは、ランブレッタ取り扱い開始に伴い、同社本社にほど近い東京都大田区田園調布(都道311号/環状8号線沿い)に瀟洒なショールームをオープン(3月30日開業予定)。ランブレッタのラインアップやライフスタイルをご堪能いただけるほか、バイク用コミュニケーション・システム(インカム)ナンバー・ワンのシェアを誇る「B+COM(ビーコム)」を中心としたサインハウスの人気商品も展示。もちろん、この店舗での車両購入も可能です。また、ほかの店舗でご購入になったランブレッタ・スクーターの修理などもご相談いただけます。(リリースより)
ニュース提供:サインハウス