Z900RSのベースとなったNKが国内へ

新型Z900は95万400円で4月2日発売

2017年モデルとして海外で発売されたZ900の国内仕様が、2018年3月1日に正式発表。Z900はZ900RSのベースとなったモデルだが、後から遅れての登場となった。ここでは、マシンの解説やRSなどとの比較を行ってみたい。

Z800の後継機として誕生

2016年11月のミラノショーで発表されたZ900は、それまで存在していたZ800の後継モデルとして開発された。しかし、800ベースで排気量をアップするのではなく、Z1000ベースで排気量を落とすというアプローチが採られており、完全に新しく生まれ変わっている。排気量はZ1000の1043ccからボア77mm→73.4mmとすることで95ccダウンの948ccに設定。車体は新しいトレリスフレームや水平マウントのリヤショックを採用する最新鋭の設計を取り入れており、軽快な運動性能を獲得している。

【KAWASAKI Z900/Z1000 2018年型国内仕様 価格:95万400円/115万200円 発売日:4月2日(Z900)】Z1000の141ps→125ps、220㎏→210㎏とダウンサイジングされたZ900。排気量差は約100ccしかないが、価格差は約20万円にもなり中間グレードとして十分成り立つだろう。

RSとは異なるキャラクター

そもそも外観が大きく異なるZ900とZ900RS。Z900は、近年のZ1000が掲げる「Sugomi=凄み」デザインを継承している。それ以外の部分がZ900RSのベースとなったが、そのままRSに転用された訳ではなく、細部に違いが多く見られる。まずはエンジンの造形にフィンがあるかないかやスポーク風のホイールか5本キャストホイールかなどの外観の違いが目に付くが、Fブレーキキャリパーが異なっているなど装備面でも差がつけられている。またスペック面でもZ900が125psなのに対しRSは111psと中低回転重視となっており、明確に作り分けられていることが分かる。

【KAWASAKI Z900/Z900RS 2018年型国内仕様 価格:95万400円/129万6000円~132万8400円】並べてみるとベースが同じには見えないくらいにそれぞれディテールが造り込まれているのが分かる。RSは900に比べるとプレミアム度が高く、Fフォークの調整が伸び側減衰力とプリロードのみの900に対してRSはフルアジャスタブルになっている。また、RSに装備されるトラコンも900にはない。

シートレールの角度が大きく異なるZ900とZ900RS。ブレーキディスクもペタルと真円で異なっている。ホイールベースはZ900の1450mmに対しZ900RSは1470mmと延長されており、ハンドリングにも違いが見られそうだ。

フィンだけでなく排気まわりが異なるエンジンは、Z900の125ps/9500rpmに対しRSは111ps/8500rpmと最高出力発生回転数もかなり異なる。Fブレーキは同じ4ポットだが、RSはラジアルマウントキャリパーとなっている。

Z900の特徴(リリースより)

パワーとハンドリングを妥協なく追求したスーパーネイキッドZ900。ストリートにおけるライディングエキサイトメントを幅広い層のライダーへ提供します。948cm³並列4気筒エンジンを新設計の軽量トレリスフレームに搭載。パワフルで軽快、機敏な運動性能を高次元でバランスさせています。さらに高いコントロール性と快適な乗り心地を両立。優れた足つき性やアップライトなライディングポジションとともに扱い易いパッケージを実現しています。また、俊敏なレスポンスや鋭い加速を耳からも楽しめるように設計。走りを演出する爽快な吸気音が気分を高揚させます。加えて見るものを魅了する「Sugomi」デザインや五感を刺激する乗り味「Sugomi」パフォーマンスをZシリーズから正統に継承。Zの誇る共通の要素から、操る悦びを突出させた新時代のスーパーネイキッドを誕生させました。

■主な特徴
・標準装備されたETC2.0車載器キット
・鋭いスロットルレスポンスで力強く吹け上がる948cm³水冷4ストローク並列4気筒エンジン
・エンジン性能向上に貢献するダウンドラフトタイプのスロットルボディ
・スムーズで緻密なスロットルコントロールを可能にしたデュアルスロットルバルブ
・吸気、排気バルブ径とポート形状を最適化し実現した中速回転域の優れたパワーフィーリング
・爽快な加速感を耳からも楽しめるよう設計されたエアクリーナーボックス
・軽快且つ俊敏なハンドリングを実現する新設計の軽量トレリスフレーム
・ばね下荷重を抑え、軽快な取り回しを実現するアルミ製スイングアーム
・ワインディングでの軽快なハンドリングと街乗りでの快適性を両立するφ41mm倒立フロントフォーク
・高い快適性とスポーツ性能を併せ持つホリゾンタルバックリンクリヤサスペンション
・φ300mmペタルディスクを装備し、優れた制動力を発揮するフロントブレーキ
・軽い操作感とバックトルクリミッター機構を備えたアシスト&スリッパークラッチ
・コントロール性と快適性を両立したアップライトなライディングポジション
・Zスタイリングと高い操作性に貢献するワイドでフラットなハンドルバー
・幅広いライダーの安心に繋がる優れた足つき性
・デュアルヘッドライトを搭載したコンパクトなフロントカウル
・スーパーネイキッドZシリーズならではのクラウチングフォルム
・「Z」の文字が浮かび上がるLEDテールランプ
・軽量且つ高剛性な星型5本スポーク形状のホイール
・視認性に優れた多機能インストゥルメントパネル
・確実なシフトチェンジをアシストするギヤポジションインジケーター
・スポーティな印象を高めるシフトアップインジケーター
・5段階の調整ダイヤル付きのクラッチレバーとブレーキレバー

カラバリは、パールミスティックグレー×メタリックスパークブラックとキャンディパーシモンレッド×メタリックスパークブラックの2色。

いち

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本誌編集長。雑誌は生き残りタイアップ全盛期だというのに、ひとり次期型ネタを嗅ぎまわって反感を買う現代のスクープ魔王。
■1972年生まれ
■愛車:BMW R100GS(1988)

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