2018新作タイヤ「ロードスポーツ2」発表

ダンロップ最新タイヤは「発熱」する?!

住友ゴム(ダンロップ)が2018年の新作タイヤ「ロードスポーツ2」を都内で発表した。本作は従来品、ロードスポーツの特徴であるグリップとロングライフの両立をさらに発展させたスポーツラジアルで、注目すべきは同社がリヤタイヤに新採用した2層トレッド構造「パフォーマンス・コンパウンド・レイヤーズ(PCL)」だ。表層と深層のコンパウンドを変更するPCLにより、新品時から摩耗時まで優れたグリップ性能を発揮・維持させる構造となる。

ロードスポーツ2の発表会に先駆け、同製品をテストライドした八代俊二さん(右)と北川圭一さん(左)も同席。従来品からアップデートされた各性能についてのインプレッショントークも行われた。

 

”2層目”のコンパウンドがタイヤを発熱させる

接地面となる表層(1層目)のコンパウンドにはシリカと結合性の高い「新ポリマー」を採用。路面との密着性がさらに向上し、グリップと耐摩耗性を高めた。

注目すべきは2層目となる、深層コンパウンドだ。この部分にレース用の微粒子カーボンを採用し、発熱グリップ(ゴムが発熱することによるグリップ)を向上。従来品では摩耗によるゴムボリュームの減少が発熱グリップを低下させていたが、ロードスポーツ2では前述のPCL構造が、新品から摩耗時まで安定したグリップ性能を発揮させるようアップデートされた。

画像は発熱によるグリップの比較(従来比)。新作では摩耗時でも安定した熱量供給によるグリップ性の保持がうかがえる。

キーワードはゴムの反力!

深層コンパウンドが発熱を促す秘訣は、使用されるゴムが持つ反力の違いだ。深層コンパウンドに転がり抵抗の高いゴムを使用し、グリップ力の低下を抑制すると共に表層への安定した熱の供給を続ける。

製品に使用されている表層ゴムと深層ゴムの違い。転がり抵抗の高い深層ゴムは跳ねにくく、転がりにくい。この抵抗が発熱を起こして優れたグリップを発揮させる。

同製品はフロント2サイズ、リヤ5サイズを設定。オープン価格で3月1日に発売予定だ。もちろん、コンパウンド以外にも新開発の構造&設計で全面的にアップデートしている。さらなる詳報は、3月24日発売の本誌5月号にて掲載予定の試乗テスト企画でチェックされたし。

ホリ

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ビンテージ・モトクロス好きの本誌若手編集部員。言われたことはなんでもこなす万能タイプ。現在は映像班リーダー。
■1989年生まれ
■YAMAHA SDR(1988)

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