チョッパーやアメリカンだけじゃない!

ホットロッド カスタムショーにカフェレーサー大挙出現

今年で26回目を迎えたヨコハマ・ホットロッドカスタムショーは日本最大のカスタムカー&バイクのイベント。車両のレベルは非常に高く、世界中が注目するイベントでもある。基本的にはハーレーなどのチョッパーや、4輪もアメ車などが中心だが、近年の流行を受けてか、日本車や欧州車をベースとしたカスタム車やカフェレーサーも数多く出展されていた。12/3に開催された同ショーより、何台かを紹介しよう。

スーパースポーツ系

全体をマットなグレーでまとめ、カモフラ柄をあしらったワルそうな1199パニガーレ。4輪シートメーカー「ブリッド」の表皮で張り替えられたシートなど、外見重視のカスタムと思いきや、ブリヂストンのスリックタイヤはサイドまでドロドロ!

黒人が乗ると似合いそうなローダウン&ロンスイのハヤブサ。フロントスタンドもムラサキ!

正統派カフェレーサー

ウェッジ・モーターサイクルのホンダ・ウイングGLカフェレーサー。2本サス→リンク式モノサスに改めるなど、リヤまわりをスリムにまとめたことで、ホンダ独自の縦置き80度Vツインが映える。

ロケットカウル&シングルシートと、カフェレーサーの定番でまとめられたBMWの2バルブフラットツイン。タンクはノーマルシルエットながら、外装類はすべてアルミ製。リヤホイールのディッシュカバーも特徴的だ。

RZ250RがベースのTZ750レプリカ。外装は「ヤマハ・コミュニケーションプラザに展示されるTZ750の寸法を実測させてもらい」ワンオフ製作したもので、スイングアームも大改造してTZ250用ショックと組み合わせ、リヤサスをカンチレバー式に変更。エンジンはストローカークランクを組んだ421ccと中身も本格派だが、TZ750っぽさを演出するダミーキャブやダミーチャンバーといった小技に加え、この外観にして保安部品も装備して公道走行も視野に置く。ハーレー系のカスタムを多く手がけるケーティーズ カスタムズの作で、個人的に刺さりまくったので色々聞いちゃいました(笑)。

右端のキャブはダミー。その前に見える、プラグの刺さったシリンダーもダミーです(笑)。

旧トライアンフのパラツインを使った、スリムなカフェレーサー。リヤサスはモノショック化されて隠すように配置し、排気系の造作やボルトオンのタンクレールなどで水平方向のラインを強調する。

タンクやホイールなど、ノーマルの面影を残しつつカフェレーサー化されたホンダ・ウイングGL。セパハンやシングルシートなどカフェの文脈に添いつつ、あえてグラフィックまでノーマルとしたタンクがかえって新鮮。

カフェレーサーとは少々違うが、ボルト1本に至るまで非常に美しく仕上げられたハーレー・スポーツスター1200。ノーマルスタイルを維持しつつ全面的に手が入っており、アクラポビッチの排気系やリヤタイヤの16→18インチ化など、走り系に振りつつもバックステップ化はしないなど、製作者のバランス感覚も光る1台。

ハーレー・ショベルヘッドをベースに足回りを現代化、走りの方向でまとめられた1台。セリアーニのフロントフォークや懐かしい形状のカーカーサイレンサー、細い丸パイプで補強されたスイングアームなど、どことなく、かつての第三京浜カスタム的な味わいも?

ビューエル系のダウンドラフトエンジンを搭載するスポーツスター・XR1200を外装一新などでカフェ化。全身を黒くまとめることで、トグロを巻いたマフラーが強烈に主張。

ヤマハXS650系をベースに軽快なフラットトラッカーにカスタム。全体的にシンプルにまとめられており、シリンダーがスクッと直立したXSエンジンの美しさが際立つ!

ぶっ飛び系カスタム

スズキ・カタナ……ではなく、S&S製の空冷Vツインを搭載し、さらにスーパーチャージャーまで装着したドラッガー系カスタム。インタークーラーが大迫力!

上のカタナ風ドラッガーのエンジン逆サイド。ターボっぽいっですがベルト駆動のスーパーチャージャーです。

カワサキKRR150用の2サイクル150ccエンジン(50psとか!?)にスワップされたモトコンポ。アルミパネルをリベット打ちした外観も特徴的だが、「桜花」って、太平洋戦争時の特攻機の名前ですよね……。

ホンダGB250の単気筒をバックボーン型のオリジナルフレームに搭載した1台。スケルトンのタンク?パネルや細いパイプで構成されたシート回りなど、作りが独創的過ぎる!

モーターサイクル創成期のレーサーを彷彿させる車体に、モダンなCBR250R系の水冷単気筒を搭載。ABSが生きているのも注目点で、ビンテージルックな車体と近代的な走行機能がみごとに融合。インドネシアからの出典。

定番

とはいえ、ホットロッドカスタムショーの主役はやはり、ハーレーなどを中心としたチョッパーやアメリカン系カスタム。何台かをまとめてご紹介します。

●写真:真弓悟史/編集部

(続く)

マツ

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「西部警察」と「北の国から」をこよなく愛する本誌編集部員。NSR専門誌・PROSPECのほか、フリーペーパーとして復活を果たしたビッグマシン零(ゼロ)の編集長も兼任する。
■1975年生まれ
■愛車:HONDA NSR250R(1992)/HARLEY-DAVIDSON XL883(2009)

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