Z900RSのデザイナープレゼンテーションに続きNinja250/400も公開。プレゼンは10月25日に開催されたカワサキの新車発表会で実施されたもので、ここに公開している資料は11月16日の新車試乗&撮影会時に配布された。Ninja250/400では様々なアイデアスケッチが見どころだ。
プロアームやアップマフラー、2本出しマフラーも
開発初期のアイデアスケッチは「大きなテーマを探るためのスケッチですのでダイナミックにそして明確に意図が伝わるよう制作しました」とデザイナーの小林充氏。その言葉の通り描かれたスケッチはかなり大胆で、アルミツインチューブと思われるものやトラスフレーム、プロアーム、アップマフラー、右2本出しタイプなど完成車には盛り込まれなかったディテールが興味深い。
ヘッドライトにはH2風のモノアイも
別系統のアイデアスケッチにあったものではNinja H2のようなモノアイがまず目についたが、平たいモノアイや2灯タイプでも左右に広がったR1/R6的なデザインもあったようだ。この段階のスケッチでは、真横のシルエットから完成車のイメージに近づいてきている様子が伺える。
目指したのはクラスを超えた存在感
盛り込んだのは、「High Class(ハイクラス)」=ワンランク上の上質感と「Futuristic(フューチャリスティック)」=Ninjaブランドにふさわしい新たな造形という2つのテーマだと小林氏は語る。「High Class」では、スーパースポーツのスタイルとシンプルで張りのある面質、ディテールの作り込みがポイントで、「Futuristic」ではフロントフェイスとカウリング形状にこだわったという。