第9のソフテイルはスポーツツアラー

あらゆるシーンに対応! ハーレーダビッドソン「スポーツグライド」

ダイナファミリーを統合し、全8機種で生まれ変わったハーレーダビッドソンの新ソフテイルファミリーに、ミラノショーで9番目のモデルが登場した。着脱可能なミニカウルとパニアケースを装備した「FLSBスポーツグライド」は、街乗りからツーリングまで幅広く対応するファクトリーカスタムだ。

新ソフテイル初出のディメンション

フロントタイヤが18インチ、リヤタイヤが16インチという組み合わせは、8機種の既存ソフテイルのどれにも当てはまらない。かつ、最もスポーツ寄りのFXFBファットボブにのみ奢られていた倒立フォークを装備し、スポーティな小型カウルを持ちながらも合計25.5L容量のパニアケースを装備する。ハーレーダビッドソン自身が手がけたカスタム「ファクトリー・カスタム」を名乗るFLSBスポーツグライドは、通勤からツーリングまで、幅広いシーンで使える1台をイメージしている。

 

 

過去のモデルの香りが漂う?

デザインの特徴となる小型カウルは、クイックリリース式の金具でフロントフォークに固定されており、工具要らずで着脱が可能。パニアケースもハーレーに多い上蓋式ではなく、一般的なパニア同様の横開き式だ(リッドにはダンパーも付く)。このケースもクイックリリース機構で数秒で着脱できる。

カウルとパニアは工具不要で着脱可能。瞬時に軽快なスタイルに変身できる。

カウルやケースを脱ぎ捨てた軽快さと、高いツーリング能力を僅かな手間で切り替えられるというコンセプトは、旧ダイナファミリーに存在した「FLDスイッチバック」の後継と言えるかもしれない。もしくはそのルックスから、2000年代初頭に存在した「FXDXTダイナ スーパーグライドTスポーツ」を想起するライダーもいるだろう。

‘15〜16年のダイナファミリーにラインナップされていたFLDスイッチバック。スポーツグライド同様、スクリーンとパニアケースを着脱できる。

旧ダイナ系のスポーツモデル「FXDXダイナ スーパーグライド スポーツ」にカウルとサイドバッグを装備したのが「FXDXTダイナ スーパーグライド Tスポーツ」。‘03年まで存在。

フロントフォークはシングルカートリッジを持つ43mm径の倒立式で、リヤショックは手動式の油圧プリロードアジャスターを装備。2in1の排気系は2018ソフテイルでは初出となるパーツだ。エンジンは1745ccの「ミルウォーキーエイト107」を搭載。317kgという車重は同じソフテイルファミリーのFLFBファットボーイと同一だ。発表されたカラーリングは黒/ワインレッド/シルバーの3色。日本への導入は年明けか?

 

マツ

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「西部警察」と「北の国から」をこよなく愛する本誌編集部員。NSR専門誌・PROSPECのほか、フリーペーパーとして復活を果たしたビッグマシン零(ゼロ)の編集長も兼任する。
■1975年生まれ
■愛車:HONDA NSR250R(1992)/HARLEY-DAVIDSON XL883(2009)

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