倒立&モノサスだけではない

新型Z900RSはラジアルマウントキャリパー採用

【KAWASAKI Z900RS 予想CG 発表日:10月25日】 第2弾の動画で分かったディテールを反映させた新型Z900RSの姿。

103日、第2弾となるZ900RSのティザームービーが約1か月ぶりにアップされた。今回新たに明らかになったのはフロントまわりやテールまわり、マフラーなどの形で、これによりZ900RSのコンセプトが見えてきた。それは走行性能とデザイン性の追求で、単なるネオクラとはしていないようだ。動画のキャプチャー画像とともに解説しよう。

走りの装備に妥協なし

96日の動画第1弾では、丸目のヘッドライトや砲弾型メーター、火の玉カラーのティアドロップタンクといったZ1/Z2のイメージを継承する上で欠かせない象徴的なディテールがチラ見せされるとともに、Z900RSというネーミングも公表。まずは、カワサキの源流であるZの現代版という位置づけを明確にしていた。

そして、103日の動画第2弾ではワインディングを気持ち良く駆け抜けて行ったシーンの後、フロントの足まわりをきっちりと見せているところから、走りの面をアピールすることが主な目的と思われる。Z900RSのフロントブレーキはラジアルマウントキャリパーに変更されている上に、倒立フォークボトムピースにはダンパー調整機構の追加が確認できるのだ。これはZRX1200ダエグがフルアジャスタブルサスを採用していたことから、後継機として同じレベルを保ちたいという意思の表れなのかも知れない。

Z900RSのベース車であるZ900との同アングル比較。フロント倒立フォークのボトムピースにダンパー調整のアジャスターが追加されていることが分かる。ブレーキは通常のマウントのZ900をベースにラジアルマウント化されていると思われ、ネオクラシックとしても走りの性能は落とすどころか上乗せされているのだ。また、エキパイのカーブが複雑なベンド形状のZ900よりもなだらかになっており、手曲げ風の外観を目指しているように見受けられる。

 

走行性能に負けないデザイン性

機能面だけではなく、20本キャストホイールやメッキマフラーのディテールも見せていることから、第2弾の動画もデザイン性を高くアピールしている。特にリヤまわりが見えるシーンでは、Zシリーズならではの丸みを帯びたテールカウルエンドがしっかりと確認できる。そこにセットされるテールランプは、楕円か半円か…?! キャプチャー画像の解像度では判別しかねるが、それは今後の楽しみにとっておきたい。また、Z900譲りの水冷エンジンにはきっちりフィンが刻まれていることも判明。ネオクラシックモデルとして走りもデザインも妥協なく仕上げられているのだ。

嬉しいことにテールカウル&ランプの組み合わせはZ1/Z2スタイルなのが動画から判明した。そしてZ900RSのテールランプは後方からの動画を見る限りゼファー400のような角型ではなく、オリジナルZと同じ丸みを帯びたゼファー1100タイプか750タイプだろう。どちらかと言うと横長楕円の1100に近いように見えるが、半円型の750のようにも見える…。

Z900RSのサイレンサーは丸みを帯びた右1本出しと判明。テールとは異なりここはゼファー400と似ている部分。表面もメッキ仕上げになっているように見えることから、見せる部分にはかなりのこだわりが感じられる。ちなみにベース車のZ900では、エッジィなフォルムに合う角ばったサイレンサーを採用している。

 

とても同じプラットフォームを持つとは思えない仕上がり。今回の動画でエンジンのアップも映し出されており、Z900ベースであることも明らかになっている。当然、リヤもモノサスとなっている。バリオスでは、当初モノショックでリリースした後あえて2本ショックとしたバリオス2を発売したが、現代でそこまでやることはないようだ。欧州では2本ショックが敬遠される傾向があるのも考慮したのだろう。

いち

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本誌編集長。雑誌は生き残りタイアップ全盛期だというのに、ひとり次期型ネタを嗅ぎまわって反感を買う現代のスクープ魔王。
■1972年生まれ
■愛車:BMW R100GS(1988)

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