グース?! バンディットLTDの再来?!

スズキがSV650Xを東京モーターショーに出展

【SUZUKI SV650X(左) 正式写真 予想発売時期:’18年春夏】 9月22日、東京モーターショー出展概要でスズキが公開。10月27日(一般公開)からの東京モーターショーで世界初公開される。写真は、コンセプトの近いグース350やバンディット400リミテッドと本誌が並べたもの。

本誌’178月号で「スズキもネオクラに参入?!」とスクープしたモデルが正式発表された。本誌はSV650ベースを本命としつつ、GSX-S1000ベースのCGを作成し、現代版GSX1000を提案したが、やはり本命のSVが現実となった。

ロケットカウルも似合いそうなX

スズキのネオクラシックもしくは、カフェレーサーと言えば、思い浮かぶのはバンディット400リミテッドとグース350だ。’90年末と’91年末に発売された二台は、ブームがレプリカからネイキッドに移行する中で異彩を放ったモデルとして記憶に残っている人も多いだろう。そして、これらをかけ合わせたようなSV650Xが今年の東京モーターショーに出展されることが明らかになった。

SV650Xの前身は’163月東西モーターサイクルショーに出展されたSV650ラリーコンセプト。’70年代のラリーカーをモチーフにしたラリーから、Xは「現代の最新技術を用いたエンジンや車体に、伝統的な外観を取り入れた、“ネオレトロ”と呼ばれるカテゴリーのコンセプトモデルを提案」とされている。この“伝統的な外観”とはカフェレーサースタイルの事で、そこからイメージがグースやバンディットLTDにつながっていくのだ。ぜひロケットカウル仕様も検討して欲しいところだ。

ラリーコンセプトからデザインは変えずに採用されたビキニカウルとタックロールシート。ベース車のSV650のバーハンドルがセパハンに変更され、フロントブレーキのリザーバータンクが別体式になった。ヘッドライトからタンクにつながるカウルもX専用パーツだ。発売の折にはフォグランプはオプションになる可能性もあるだろう。

【写真下:SUZUKI SV650 RALLY CONCEPT ’16モーターサイクルショー出展車 コンセプトモデル】 「カフェレーサー×オンロードラリー」というテーマでサイクルショー展示用に作られたワンオフモデル。X(写真上)は、バーエンドミラーやシートカウル、ヨシムラ製スリップオンが省略されている。欧州では、’15年のミラノショーでカスタムコンセプト第一弾が発表され、’16年にフランスでSV650スクランブラー/カフェレーサーが発売。ベース車との価格差は1200ユーロ(約16万円)だ。

 

3月のサイクルショー前後で発売か

SV650Xは、まだ参考出品車であり、市販予定車ではない。ただし、SV650ラリーから1年半の開発期間を経ているので、市販化はまず間違いなく発売も近いと見ていいだろう。来年3月末のサイクルショーの頃には、発売日や価格が明らかになっていると予想される。ライバルであるヤマハXSR700の発表が10月と見込まれていることから、価格はその動向見極めてから決定されるだろう。このネオクラ対決もまた楽しみだ。

【YAMAHA ’18 XSR700 海外正式写真 予想発表時期10月】 ’15年末に欧州で発売されたXSR700がついに国内仕様となって登場する見込みだ。カラーリングは’18海外仕様に登場した新色の赤が導入される?! スズキSV650Xのベース車であるSV650は、ベストセラーMT-07にぶつけてきた対抗馬。ネオクラでも同様の対決となりそうだ。

 

4ベースのネオクラもゼヒ

スズキは、’14年の独インターモトショーでバンディット1250ベースのネオクラシックカフェレーサーコンセプト「FatMile」を出展。今では国産ネオクラと言えばヤマハというイメージだが、ヤマハがXJR1300ベースでYARD BUILTカスタムを展開し、後にXJR1300Cを欧州で発表した頃から、スズキもコンセプトモデルを出展していたのだ。しかし、バンディット1250はユーロ4と平成28年排ガス規制が適用されて現在は生産終了モデルに。それならGSX-S1000ベースは? と本誌が制作したコンセプトCGGSX1000だ。

【SUZUKI FatMile ’14独インターモトショー出展車 コンセプトモデル】GSX1100Sカタナを手がけたデザイナーであるハンス・ムートも制作に携わったバンディット1250ベースの「FatMile」。このモデルの印象が強かったのか、今でもドイツ誌はスズキ直4ベースのネオクラをスクープしていたりする。

【SUZUKI GSX1000 予想CG】 ヤマハもXSR900とXSR700の二本立てとしているように、SV650Xが好調なセールスとなったら直4とのシリーズ展開もあり得る?!

いち

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本誌編集長。雑誌は生き残りタイアップ全盛期だというのに、ひとり次期型ネタを嗅ぎまわって反感を買う現代のスクープ魔王。
■1972年生まれ
■愛車:BMW R100GS(1988)

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