2019明けましておめでとうございまスクープ!

【初夢スクープ#4:カワサキ編】新型GPZ900R&ZXR900

【KAWASAKI 新型GPZ900R 予想CG】Z900/RSベースなら、排気量もそのままで”GPZ900R”を名乗ることができる。エンジンはフィンのないZ900ベースの方が似合いそう。エンジンを見せるためにサイドカウルはなくていいかも。

ぜひ商品化して欲しいので今年も煙を立ててみる

本誌の予想通り’80年代までネオレトロブームが波及するとして、やがて実現しそうなのが初代NinjaことGPZ900Rの再現。ライバルのカタナが復活した今、望んでいるファンも多いことだろう。CGはZXR900と同じようにZ900/RSをベースとしてNinjaの外装をレトロフィットさせたもの。初代と同じくサイドカムチェーンのエンジンということもあり、違和感なく収まってしまった。アップハンドルのままでもNinjaはカスタムでおなじみだったので、むしろセパハンよりしっくりくるかも。アッパーカウル形状はあえて大きくはイジらず、そのままLEDライト化してほしい。

【KAWASAKI GPZ900R 1984年】’84年に世界最速マシンとして登場した初代NinjaことGPZ900R。サイドカムチェーン方式を採用するカワサキ初の大型水冷エンジンは1200㏄までスープアップされていき、ZRX1200DAEGまで使われることとなった。このNinjaを最新Z900/RSベースで再現してほしい。

次に来るのは’80年代カウルモデルだ

’19年に復活するカワサキW800の前身となるW650が登場したのは’99年と、もう20年も前のこと。それから他メーカーも巻き込んでネオクラシックブームは拡大していき、最近ではよりスポーティなカフェレーサー方向まで人気が広まって来た。いよいよ’19年からは、この流れが’80年代オマージュまで広がってくると本誌は予想する。

’18年秋のミラノショーでは、Z900にZXR風の外装を被せたJAPAN LEGENDS社のカスタム車両が話題を集めていた。注目すべきは、このマシンがカワサキのブースに展示されていたこと。カワサキはZ900RS発表の際にもカスタムビルダー各社が製作したマシンを並べて、プロモートと共に市場の反響を探っていた。となると、今回もネオクラの次なる一手としてオールドレプリカの可能性を見ていたと考えても当然。なにしろ横ではスズキが新カタナを発表していたショーなのだ。

文字どおり、このZXR900の反響はキット販売も予定されているとあって、新カタナに負けないほど高かった。ネオクラは時間の経過とともに次第に’80年代に近づいているのか。次に来るブームは、これだ。

【JAPAN LEGENDS ZXR900 2018ミラノショー出展カスタム車】ZXR900は、ベース本体にほとんど手を入れずとも見事にレプリカスタイルが再現できることを証明。メーカーとしても低コストで開発できる恰好の素材だ。

ZXR900はスペイン発のZ900改

’18年秋のミラノショーに展示されたZXR900は、スーパーネイキッドのZ900をベースに、’80~’90年代のレースシーンで活躍したZXR750シリーズをリスペクトしたカスタムで、市販を予定するキットとして開発されている。レンサル製のバーハンドルを逆に装着して、うまくセパハンの雰囲気を再現。他にもシートやテールランプ&ウインカーまわりに純正パーツを流用するなど、高い完成度を誇りながら実際にはローコストになるよう仕上げられており、本気で市販を考えた作りが印象的だ。

【KAWASAKI ZXR750 1989年】1988年ケルンショーで発表され、翌年1月に国内販売されたZXR750。エンジンはGPX系をベースに改良しさらにバックトルクリミッターも搭載。他にもシャーシには日の字断面のE-ボックスフレームなどレース参戦を視野に入れた装備が満載のマシンだ。
【KAWASAKI Z900 2019年】Z900の倒立フォークやトラスフレーム、ホイールはそのままにZXRシリーズの外装をレトロフィットで装着させたのがZXR900。同じ手法でGPZ900R復活も?!

※ヤングマシン2019年2月号掲載記事をベースに再構成


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