4気筒もネイキッドもカワサキがブームを作った

俺たちの青春バイク!【ヨンヒャクが熱かった!Vol.4 カワサキ編】

Z400FXは、4気筒ブームを作った立役者

ホンダのCB400FOURが1976年で国内販売が終了し、400ccクラスの4気筒が不在の時期が続いたが、Z400FXの登場で4気筒が大ブレーク。空前のバイクブームの波にも見事にはまった。CB400FOURの生産終了は高額な製造コストが理由だが、Z400FXは欧州向けのZ500やアメリカ向けのZ550と同じ設計で共通部品を増やして製造コストを抑えることで、販売を実現したという。

1979年 Z400FX
エンジンは400ccで久々に登場した4気筒で、動弁機構はDOHC2バルブ。角基調の硬派なスタイルも人気を集めた。82年に後継機種のZ400GPが発売され、一度はラインナップから外れるがユーザーの声に押されて再販し、83年まで販売された。

カワサキはZ400GPで、空冷4発に磨きをかける

Z400FXの発売で4気筒ブームが始まり、ヤマハXJ400、スズキGSX400F、ホンダCBX400Fと次々にライバルが登場。それに対抗するのがZ400GPで、パワーアップしたエンジンやモノサスを装備し、同年の鈴鹿4時間耐久レースではカワサキの社内チームTEAM38がZ400GPを駆って優勝している。

しかし、わずか1年でGPz400にバトンを渡し、その8カ月後にはマイナーチェンジでGPz400Fへと目まぐるしく進化。バイクブーム→レースブームの熾烈な性能競争はもちろんだが、極めて短いモデルスパンは国内のカウリング認可のタイミングも影響したようだ。

1982年 Z400GP
エンジンのレイアウトはZ400FXを踏襲するが、細部までリファインしてFXの43psから48psにパワーアップ。リヤにカワサキの400クラス初のユニトラックサスペンションを採用し、フロントブレーキはダブルディスクにグレードアップ。車重はFXから13kgも軽量化した。

1983年 GPz400F
エンジンをショートストローク化して51psにパワーアップしたGPz400が登場するが、わずか8カ月でマイナーチェンジして3ps増しの54psになり、車名にFが加わった。前輪が18インチになりアンチノーズダイブ機構も装備。輸出モデルのGPz1100や兄貴分のGPz750と同じカウリングや、流れるようなボディラインが与えられた。84年にはカウルを持たないGPz400F-Ⅱも加わった

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