洗車図鑑【車種別バイクの洗い方教えます】ミドル級スーパースポーツの本格派・ホンダCBR600RR編

●文:井上シュウジ ●BRAND POST提供:SurLuster(シュアラスター)
シュアラスターの「バイク洗車図鑑」
バイクが違えば洗い方も変わる!
車種別の洗車情報をお届けするシュアラスターの「バイク洗車図鑑」
ストリートでもサーキットでも大活躍する高性能4気筒スーパースポーツ・ホンダ「CBR600RR」を洗車します。
フルカウルバイクに共通する洗車ポイントは、複雑な形状の外装パーツを隅々までしっかり洗うこと。
バイクの魅力はその造形美にもありますが、CBR600RRはカウルの面積が大きいため、ここがツヤツヤ輝けばバイク全体が綺麗に見えます。
カウルの汚れをしっかり落とすだけでなく、ツヤ出しコーティングまでしっかり行いましょう。
Step 0:洗車前の準備
洗車をするときは最初にエンジンとマフラーが冷えていることを確認してください。
やけどの心配はもちろんですが、熱いエンジンにいきなり水をかけると水分が一気に蒸発してシミやウロコ汚れ発生の原因になってしまいます。また走行直後に洗車を行う場合は20分~30分ほど放置して、エンジン/マフラーなどが冷めていることを確認してから洗車を始めましょう。
次に鍵穴やマフラーの出口などが浸水しないよう防水処理を行います。他にも防水が必要な箇所があれば同様の処理を行ってください。
Step 1:水洗い
最初にシャワー等を使ってバイク全体に水をかけ、車体についた砂/泥/軽い汚れを洗い流します。水をかけるときは「上から」「前から」かけるようにします。
バイクは下からや後ろからの水圧には強くありません。とくに注意したい場所はシート部分。シート下には電装部品などが収められていることが多く、浸水すると最悪エンジンがかからなくなる恐れがあるからです。シートは必ず真上から水をかけるようにしてください。
エンジンやマフラーがまだ温かい状態であれば、たっぷりの水をかけて完全に冷やすようにしましょう。しっかり冷やしてから作業を行うことで水分の蒸発を防ぎ、洗車の効率を上げることができます。
※強い水圧でバイクを洗浄するといろいろな不具合が発生する恐れがありますから、シュアラスターでは高圧洗浄機の使用は推奨しておりません。使用する際はバイク専用品を使用するか水圧を弱くして使用するようにしてください。
Step 2:シャンプー洗車
洗剤は食器洗剤などの家庭用洗剤で代用せず、専用品を使いましょう。シュアラスターの洗車用シャンプーはバイクや車特有の汚れを落とす力が強いだけでなく、すすぎ時の泡切れが良くなっているのが特徴。そのため短い時間でさっとすすぎができるだけでなく、使用する水の量を少なく抑えることもできるのです。
また、家庭用洗剤の中にはバイクや車にとって有害な成分を含んでいる製品がありますので、注意が必要です。
今回の洗車では、誰でも簡単にプロ並みの泡洗車ができるシュアラスター「マジックフォームシリーズ」を使います。
[左]シュアラスター マジックフォーム フォームガン 蓄圧タイプ ●販売価格:4980円 [右]シュアラスター マジックフォームシャンプー ●販売価格1980円
「マジックフォーム フォームガン」は、瞬時にシャンプー液を広範囲に付着させる蓄圧式のフォームガン。電源不要でどこでも手軽に泡洗車が可能になる便利なアイテムです。きめ細やかで均一の泡が出るようノズルの研究開発に時間をかけて作られた、プロ仕様の逸品なのです。
「マジックフォームシャンプー」は、粉雪のような泡ができる、フォームガン専用に開発された洗浄液。泡の密着性とすすぎ性を両立したシャンプーで、一度の噴射でしっかり泡が定着してボディ全体を包み込むため、洗車がはかどります。
「マジックフォーム フォームガン」の使い方
1:シャンプー液をボトルに入れる
ポンプヘッドを外して、ボトルに「マジックフォームシャンプー」と水を規定量入れます。
※水とシャンプーを30:1の割合で配合
2:ポンプヘッドをボトルに固定
ポンプヘッドをボトルにしっかりと固定し、噴射ノズルをしっかり締め付けます。
3:ポンピング
加圧レバーを上下に動かして圧力を蓄えます。
4:噴射して洗車
噴射ボタンを押すと噴射ノズルからシャンプー液が噴射されます。
フォームガンを使えば広範囲に対して均一な泡噴射が可能になり、カウルの隙間までしっかり泡を密着させることができます。さらにマジックフォームシャンプーのきめ細やかな泡が汚れを包んでしっかり落とすことができるため、洗浄力にも期待できます。
希釈タイプのシャンプーで必要な泡立て作業が不要なのは本当にありがたいですね!
シャンプーの噴き付けが終わったらスポンジを使ってボディを洗いますが、ここでワンポイントアドバイス!
ボディを洗う前に、フォームガンを使ってスポンジに泡を噴き付けましょう。
こうすることでスポンジによる洗車傷(擦り傷)の発生を抑えることができるのです。
というわけで準備が整いましたから、ボディを洗います。洗車する際は、ゴシゴシと強く擦るのではなく、泡をボディ全体に塗り込むような感覚でスポンジで優しく撫でましょう。泡(洗浄力)で汚れを包み込んで落とすイメージです。
シュアラスター ウォッシングスポンジ ●販売価格:599円
マジックフォームシャンプーの泡は、とてもクリーミーで洗いやすく泡もちも良いので、洗車が捗ります。
ヘッドライト部分などカウルの隙間を洗うときは、スポンジの形状をうまく使って洗うと綺麗に仕上がります。今回使用しているシュアラスターの「ウォッシングスポンジ」は、泡をキープしやすい凹凸面とこびりついた汚れを落とすゴム面を持つハイブリッド構造となっており、ゴム面の角を使えば複雑な形状のカウルもしっかり洗うことができます。
スクリーンは洗車傷が付きやすいパーツですから、とくにたっぷりの泡を使って優しく洗い上げましょう。ここでもマジックフォームシャンプーのきめ細やかな泡が力を発揮してくれます。
ボディ洗いが終わったらエンジン、足まわりを洗います。足まわりの洗車に使ったスポンジをボディに使うと、スポンジに砂などが含まれてしまい、ボディを傷つける可能性がありますから、順序を守って洗うか、ボディ用と足まわり用の2種類のスポンジを用意すると良いでしょう。
今回はシュアラスター「ウォッシングスポンジ」を使っていますが、このクリーミーな泡を活かすならシュアラスター「ウォッシンググローブ」もオススメ。天然羊毛を使ったいわゆるムートン洗車が楽しめるアイテムです。
[左] シュアラスター ウォッシングスポンジ ●販売価格:550円 [右]シュアラスター ウォッシンググローブ ●販売価格:3520円
また、洗車で落とせなかった汚れがある場合は、機能性のある洗車用品(ブラシ等)を使ったり、少し強めの洗剤で洗ったりして丁寧に処理を行うと、ボディへのダメージを抑えることができます。
シュアラスターでは、ボディに付着する虫汚れ/鳥のフン/足廻りの油汚れ(ピッチタール)に効果的な「ゼロクリーナー」をオススメしています。
※推奨品:シュアラスター ゼロクリーナー ●販売価格:1320円
こちらもぜひ試してください。
Step 3:すすぎ
洗剤(泡)をたっぷりの水で洗い流します。
水洗いの時と同じように水をかける方向は「上から」「前から」を心がけてください。
泡残りがあるとその部分が汚れやシミの原因になる可能性がありますから、丁寧に泡を落としていきましょう。
今回使ったマジックフォームシャンプーは、サーっと泡が流れてすすぎが早いのが特徴。とはいえ、バイクは車と違ってさまざまな部分が剥き出しになっている乗り物。ハンドルまわりやカウルの隙間など複雑な形状をしている部分は、泡が残りやすくなりますから注意しましょう。
タンデムベルトの隙間も忘れがち。ここはとくに泡が残りやすい箇所ですから、たっぷりの水を使って洗い流しましょう。
足まわりも泡残りが起こりやすい場所。ホイールはどの方向からの水圧にも強い構造ですから、横方向から少し強めの圧で水をかけると綺麗にすすぐことができますよ。
全体をチェックして泡残りが無ければ作業終了です。
Step 4:拭き上げ
ボディに付いた水滴はできるかぎりきれいに拭き取りましょう。水滴が残ったまま乾燥してしまうと水ジミの原因にもなりますから、ここで丁寧に処理することが美しい仕上がりへの近道となります。拭き上げのポイントは、ボディが乾いてしまう前に素早く水滴を拭き取ること。そのためにも吸水力が高い専用品を使いましょう。
今回は拭き上げ作業の効率化に貢献する「水滴拭き取りクロス」で作業を行います。
使い方は簡単、濡れたボディをクロスで軽く撫でるだけ。水滴をグングン吸い取ります。
カウルの隙間に入り込んだ水滴は、クロスの端を使って吸い取るか、軽く叩くようにすると取り除くことができます。
フルカウルバイクの重要な拭き上げポイントがスクリーン。ここを綺麗にすることで、スポーツバイクの顔つきは一段と美しく仕上がります。表裏ともしっかりクロスを使って丁寧に水滴を拭き取りましょう。手が届きにくい奥まで拭き上げるのは少々手間がかかりますが、この作業を頑張れば仕上がりがワンランクアップします。
拭き上げの順番は外装(カウル/タンク/シート等)→ハンドル/メーターまわり→エンジン/マフラー→足まわりの順番に行うと良いでしょう。
この後使用するツヤ出しのコーティング剤は、濡れた状態でも施行が可能ですが、乾いた状態の方がツヤ感はアップしますから、できるだけ丁寧に水滴を拭き取っておくことをオススメします。
Step 5:艶出し(コーティング)
洗車後のキレイな状態を長くキープするためにもツヤ出し作業を行います。
今回使うのはシュアラスターの「ゼロフィニッシュ」。
ゼロフィニッシュは、素材を問わず未塗装樹脂パーツやマット塗装にも対応する万能ガラス系コーティングスプレーです(レザー/布製品/ゴムはNG)。またゼロフィニッシュにはクリーナー(汚れ落とし)効果もありますから、コーティング作業を行うだけで洗い残した汚れも落としてくれます。
施工はゼロフィニッシュを直接ボディーに吹き付けるかマイクロファイバークロスに吹きつけてから使います。ボディにゼロフィニッシュを塗り伸ばしたら、クロスを乾いた面に変えて乾拭きして仕上げると美しいツヤを得ることができます。CBR600RRはカウルのツヤだしをしっかり行うことで車両全体が映えますから、丁寧に拭き上げてください。
スクリーン部分に使えば、ツヤ感や撥水力だけでなく、透明度がアップする効果もアリ。CBR600RRの精悍な顔つきがグッと美しくなりますね。
エンジンやマフラーなど熱を持つ場所にも、耐熱性が高いゼロフィニッシュなら安心。コゲつきやシミの心配もなく、最大2ヶ月のツヤと撥水効果が持続します。
足まわりもゼロフィニッシュがおすすめ。ホイールは走行中に汚れやすい部分ですが、しっかりコーティングすることで防汚効果が高まり、キレイを持続するだけでなく、次回洗車する際に汚れが落ちやすくなります。
ここでもゴム(タイヤ)にゼロフィニッシュが付着しないよう、マイクロファイバークロスに吹き付けてから施工するようにしてください。
ゼロフィニッシュは重ねがけすることで防汚効果が高まります。ホイールは2〜3回重ね塗りしておくと良いでしょう。
まとめ
以上、簡単ではありますが「CBR600RR」の洗車方法をまとめてみました。
洗車&コーティングでツヤ感がグンと上がっています
洗車はちょっとしたコツを知ったり、使う洗剤や道具を変えたりするだけでも仕上がりが変わります。
また洗車専用のアイテムは、バイクや車の汚れに特化した洗剤や、材質などに適した艶出し剤を配合するなど、専用品ならではの効果に期待できますから、台所用や余った布などの日用品で代用するのではなく専用品を使った洗車をしてみると、新しい発見があると思いますよ。
今回使ったアイテムはこちら
「CBR600RR」の洗車方法をもっと詳しく知りたい! という方はシュアラスター公式Youtubeチャンネルで動画が公開されていますから、そちらもご覧ください。
シュアラスターでは、バイクをピカピカにする洗車用品を中心にバイクケアアイテムを多数販売しております。
少しでも興味が湧いたなら一度チェックしてもらえると嬉しいです。
※本記事はシュアラスターが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。