ヤマハのスポーツモデルにぴったりのヘルメット! 「Z-8 YAMAHA RACING」〈用品レビュー〉

ヤマハ車の純正アクセサリーのほか、マリン用品などの製作販売を行っているワイズギア。今回紹介するのは、ヤマハ発動機グループとしての利点をフル活用して作られた、ヤマハ車にぴったりのデザインが施されたフルフェイスヘルメット「Z-8 YAMAHA RACING」だ。
●文:谷田貝洋暁 ●写真:山内潤也/YM Archives ●BRAND POST提供:YAMAHA [Y’S GEAR]
兎にも角にも“ヤマハ純正”のデザインがポイント!!
フルフェイスヘルメット「Z-8 YAMAHA RACING」最大の特徴は、なによりヤマハが手がけた正真正銘の“ヤマハオリジナル”なカラー&グラフィックというところにある。
じつはこのグラフィック&デザインの由来は、2023年のモーターサイクルショーでお披露目された“JSB1000を走る中須賀克行選手のワークスYZF-R1と同イメージのYZF-R7用外装キット”まで遡る。
このYZF-R7用外装キットにまたがっていたマネキンが被っていたヘルメットが「Z-8 YAMAHA RACING」のデザインのベースとなっているのだ。ただし、展示されたヘルメットはSHOEIの最高峰モデル・X-Fifteenをベースとしていた。商品化にあたっては価格/スペックともによりユーザーフレンドリーなSHOEI Z-8をチョイスしている。
YZF-R7用外装「YAMAHA FACTORY RACING TEAMフェアリングキット」は、外装全16点+シリアル入りエンブレムで構成され、受注期間限定で販売された(現在は販売終了)。
YZF-R7用外装キットに合わせ、SHOEIのX-Fifteenをベースにペイントされたヘルメットも展示。今回紹介する「Z-8 YAMAHA RACING」は、このヘルメットのデザインがベースとなっている。
スゴいのは、Z-8 YAMAHA RACINGのカラー&グラフィックデザインを作るにあたり、もう一度ヤマハのデザイナーにデザインを依頼していること。つまり、このヘルメットのカラー&グラフィックは“ヤマハっぽい”カラーリングではなく、ヤマハのバイクと同じデザイナーチームが手がけた“本物のヤマハデザイン”というワケなのだ。
今回は撮影車両にYZF-R7、それも2025モデルの新色であるディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)を用意してみたのだが、これがどハマり。Z-8 YAMAHA RACINGを被るだけで、ヤマハレーシングイメージにどっぷり浸ることができる。
心憎いのは、スポイラーやエアインテークのスライドカバーといったパーツに特別なグラフィックはあえて施していない点。つまり、これらのパーツが傷付いたり割れてしても、通常流通モデルのZ-8用補修パーツで簡単にリペアできるのだ。
“本物のヤマハデザイン”であること。この一点でヤマハファンにとってはかけがえのないアイテムになる。
ベースはSHOEIのZ-8
Z-8 YAMAHA RACINGがベースとするのは、SHOEIのフルフェイスヘルメット・Z-8。その特徴はS/M/L/XLサイズごとに異なる帽体を用意することによるコンパクトさと、サイズに合ったフィット感にある。被ってみると顎まわりがインナーによって保持されることで、しっかりと守られていることを実感できる。
走り出して驚いたのが静粛性だ。高速道路を巡航速度で走ってみると、風切り音がとても少なく、また外部の音をほどよく遮断してくれるおかげで運転に集中できる感じがある。ベンチレーションシステムもしっかり効いていて、チンガード部分/額/ロゴサイドのエアインテークを開けると、フレッシュエアがしっかりヘルメット内に流入してくるのが感じられた。
Z-8の特徴として際立つのは、やはり軽さとコンパクトさである。今回の試乗にあたってはMサイズを着用。ふだん、筆者はアライのM(57-58)サイズを着用しているのだが、スポーツライディングに使うなど、キツ目のフィッティングが好みならジャストという感じ。頻繁な着脱や長時間のツーリング用ということであれば、もうワンサイズ大きくてもいいだろう。
S/M/L/XLの4サイズごとに帽体を作り分け、軽さとコンパクトさにこだわっているZ-8。撮影サイズはMで、実際被ってみると軽く頭が動かしやすいことを実感できた。
スポーツライディングならではの前傾姿勢も取りやすい。
購入はSHOEIの正規販売店で
この「Z-8 YAMAHA RACING」は2025年のワイズギア新作ヘルメットとして登場。当然、グラフィックやカラーリングはヤマハファクトリーカラーとリレーションしており、フルカウルモデルのYZFシリーズとの相性はバッチリ。数量限定モデルではなく、2025〜2026年のワイズギアアパレルとしてのラインナップであり、ワイズギア取り扱いのあるSHOEI正規販売店でのみ購入が可能となっている。
オフロード用の「VFX-WR YAMAHA RACING」も!
SHOEIのオフロードヘルメット・VFX-WRをベースに、YAMAHA RACINGグラフィックを施した「VFX-WR YAMAHA RACING」。こちらも2025〜2026年販売のワイズギアアパレルとしてのラインナップで、ワイズギア取り扱いのあるSHOEI正規販売店のみ購入が可能となっている。
■カラー:ヤマハレーシングブルー ■サイズ:S(頭囲55cm)/M(57cm)/L(59cm)/XL(61cm) ■付属品:ヘルメット袋/VFX-WRマットガード/V-470バイザー/MXバイザースクリュー ■価格:8万2500円(税込) ※ワイズギア取り扱いのあるSHOEI正規販売店のみ購入可能
今回の着用ウエア
【RY1001 2Wayジャケット】春
/夏/秋と幅広い温度変化に対応
可能な3シーズンジャケット。袖部分が2重構造になっており、肩口のファスナーで袖部分を取り外すとメッシュ素材の袖が現れる“Air control armor(意匠登録出願中)”を採用。カラーによっては袖パーツあり、なしで異なるカラーパターンが楽しめる。写真はブルー×ホワイトで、着用サイズはLサイズ。
■カラー:ブルー/ブラック/ホワイト/ブルー×ホワイト/ブラック×ホワイト/ホワイト×ブラック ■サイズ:M/L/XL/3L ■価格:3万3880円(税込) ※ワイズギア取扱店/オンラインショップにて購入可能
【YL4003 スポーツレザーグローブ】レザー素材をベースに、甲/掌/カフ部にカーボンプロテクターを配したスポーティーなグローブ。タイチとのコラボ商品で、カラーリングはヤマハのスポーツモデルとリレーションしている。写真のカラーはブラック×ヤマハブルーで、着用サイズはLLサイズ。
■カラー:ブラック×ヤマハブルー/ダークグレー×シアン ■サイズ:M/L/XL/XXL ■価格:1万5950円(税込) ※ワイズギア取扱店/オンラインショップにて購入可能
【TESTER:谷田貝 洋暁】『レディスバイク』『Under400』『タンデムスタイル』など、初心者向けバイク雑誌の編集長を経てフリーランス化したライター。無理/無茶/無謀の3ない運動を信条としており、「読者はソコが知りたい!」をキラーワードに際どい企画をYM編集部に迫る。
※本記事はYAMAHA [Y’S GEAR]が提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。