走行後のお手入れがコンディション維持のカギ! YAMALUBE(ヤマルーブ)の洗車系ケミカルで愛車をじっくり磨く!!
ヤマハ発動機のグループ企業であるワイズギアは、メンテナンスに関する製品のラインナップが豊富で、中でも洗車に関するアイテムの充実ぶりはハンパじゃない。春から秋まで、さんざん走り回った愛車の出番が少なくなる冬場こそ、溜まった汚れをリフレッシュするチャンス。下地作りから最終仕上げまで、ワイズギアから販売されている「ヤマルーブ」の洗車用ケミカルを適材適所で使い分けて、来春のシーズンインはベストなコンディションで走り出そう!!
●文:栗田 晃 ●写真:栗田 晃/YM Archives ●BRAND POST提供:YAMAHA [Y’S GEAR]
バイク磨きは愛車とのコミュニケーション
ワインディングやサーキットでのスポーツ走行や、ロングツーリングに林道ツーリングやキャンプなどなど、バイクを使った楽しみ方は人それぞれ。春から秋まで週末ごとに出かけていたバイクシーズンが一段落してこれからはちょっとノンビリ、というライダーも多いのでは?
しかし遊び疲れたのはバイクも同じ。「ふだんからタイヤの空気圧はチェックしているし定期的にエンジンオイル交換もしているよ」というライダーも、この機会にもう一度洗車やバイク磨きの重要性を再認識してもらいたい。洗車やバイク磨きの目的や効果はおもに3つ。
①汚れを落とす
当たり前の話だが、屋外を走行するバイクは走れば走るほど汚れが蓄積する。ガソリンタンクやサイドカバーにホコリや砂が付着したままだと、ライディングウェアと擦れて小傷の原因となる。泥や水分を落とさず放置すれば、サビの原因にもなる。車体各部の汚れを落とせば、傷や劣化の進行を遅らせることができるのだ。
②バイク各部の状態に気づく
水洗いや仕上げのコーティングなどでバイクの各部に直接触れることで、タンクの小さな凹みや傷、タイヤやブレーキパッドの摩耗や残量、ドライブチェーンのたわみ、サスペンションやエンジンからのオイル滲みなど、さまざまな情報を得られる。その結果、必要な対策を早めに打つことができる。
③愛着が沸く
1も2も重要だが、実際のところ洗車や磨きで得られる効果としては「愛車がもっと可愛くなる」がもっとも大きいかもしれない。新車でも中古車でも、バイクを手に入れた時はテンションMAXだが、走行距離を重ねて各部が汚れてくたびれてくると、徐々に気持ちが冷めて離れてしまうもの。くすみを取り除きキラッと輝く姿を取り戻せば、愛情のレベルメーターも再び盛り上がるはず。
ヤマハの純正アクセサリーを取り扱うワイズギアには、用途や目的別にさまざまな磨き用ケミカルがある。もちろん市場にはワイズギア以外にも数多くのメーカーの製品が販売されているが、エンジンオイルなどと同じYAMALUBE=ヤマルーブのブランド名を冠した同社製品はバイクとの相性や最大限の効果を狙って開発されているのが特徴だ。
使い勝手の良いスプレーボトルに「YAMAHA」のロゴマークがプリントされているが、もちろんヤマハ車以外にも使用できる。これから紹介するアイテムを適材適所で使い分けて磨き上げれば、愛車の変貌ぶりに感動するに違いない。
塗装面に密着し、撥水性とツヤが長持ちするガラスコーティング
車体各部に付着したホコリや砂利などをバイクシャンプーで洗い流した後に、塗装面の仕上げに使用するのがワックスやコーティング系のケミカルだ。ここで紹介するのはガラス系コーティングだが、ヤマルーブにはバイクワックスもある。そこでまずは「ワックス」と「コーティング」の違いについて簡単に説明しておこう。
塗装面の保護という目的はどちらも同じだが、「ワックス」は塗装面のツヤを強調し水玉がコロコロ転がる撥水性に重点を置いている。濡れたような深いツヤが出るのが特徴だが、主成分であるカルナバロウや石油系ロウは塗装表面に油脂の膜として付着しているだけなのでウェアなどで擦れると被膜が落ち、油性によりホコリを吸着しやすい。また一般的に持続しが低いので、頻繁にメンテナンスできるユーザーにおすすめ。
一方の「コーティング」はフッ素やシリコン系などのポリマー成分で被膜を形成する。このポリマー成分は塗装面に密着し耐久性に優れている。またフッ素やシリコンには撥水効果とともに汚れを寄せ付けない防汚効果もあり、キレイが長持ちするためワックスほど高い頻度でメンテナンスしなくても良いメリットもある。
ヤマルーブのガラス系コーティングは、スプレーで簡単に施工するだけで優れた撥水性と深い光沢を両立する高密度ガラス被膜ができるのが特長だ。先述したようにコーティング被膜はワックスより長時間持続する上に、定期的に塗布することでポリマー被膜がしっかり定着して耐久性と持続性も高まる。
プロ用のコーティング剤の中には使用手順が難しいものもあるが、付属のマイクロファイバークロスで簡単に施工できるのが特長で、泡タイプなのでコーティング漏れ部分の見分けも付きやすい。
表面のヌルヌル、テカテカ感では、油脂を主成分としたワックスに一歩及ばない部分もあるが、クリア感の高い光沢と撥水性ではコーティングに軍配が上がる。長期間の効果を期待するユーザーにはコーティングがオススメだ。
ガソリンタンクやカウルなどは、缶から直接スプレーして塗り広げるのに対して、狭い部分をコーティングする場合は付属のマイクロファイバークロスにスプレーしてからパーツを拭き上げる。スイングアームやホイールといった足まわりのパーツに使えば、コーティングの防汚効果によって雨天走行時の汚れが付きにくくなる。
ステンレスやメッキの汚れに効くコンパウンド入りワックス
パーツ表面に付着しているだけの砂やホコリならバイクシャンプーで簡単に除去できるが、しつこい汚れや小傷はシャンプー洗車だけでは落ちきらない。その状態でワックスやコーティングを行っても、汚れにフタをするだけで根本的な解決にはならない。
そんな時に頼りになるのが、豊かなツヤを形成するカルナバロウワックスにクリーナー成分を配合した「クリーナー&ワックス」だ。ここでいうクリーナーとは汚れを擦り落とす高微粒子コンパウンドで、塗装面の汚れやくすみはもちろん、クロームメッキやステンレス、アルミの汚れ落としにも効果がある。
コンパウンド=研磨剤なので、劣化した塗装面に繰り返し使用すれば塗装が剥がれて下地が露出する恐れもあるので注意が必要だが、目の粗さでいえば研磨力は極端に強くない高微粒子タイプなので、スプレーしてクロスで拭きあげたそばからツヤ消し状態になるような心配は無用で、クロスで強く擦らなければカルナバロウならではの深い光沢と撥水性を得られる。
シャンプー洗車だけではくすみが落ちないエキゾーストパイプで試してみたところ、汚れが落ちてステンレス素材ならではの光沢が蘇った。ステンレス磨き専用のケミカルも存在するが、塗装パーツのワックスとして使用できる上に、メッキパーツやステンレスパーツのクリーニングに使える守備範囲の広さが魅力だ。
白く劣化した未塗装プラスチックパーツを復活させる
バイク各部の樹脂パーツには、塗装して使われるABS樹脂や未塗装で使用されるPPなど複数の素材がある。サイドカバーやカウルやフロントフェンダーに用いられるABSに対して、リヤフェンダーやスクーターのフロアボードは樹脂自体の素材色を生かしたPP製であることが多い。
PP素材には柔軟性があり多少のことでは傷つきにくいといった特長があるが、その一方では紫外線や熱、水分の影響によってツヤがなくなる「白化」が避けられないという弱点もある。白化を避けるにはなるべく屋外に置かないのが理想だが、バイクである以上それは難しい。
くすんだ未塗装PP樹脂のツヤを回復させるのが、シリコンオイルを利用したプラスチック光沢復活剤である。シリコンスプレーであればホームセンターでも売っているが、バイク用部品向けに開発された専用品はスプレーした途端に濃度の違いが実感できる。
塗装ではないため時間の経過とともに効果は薄れ、やがて白くくすんでしまうため、定期的なスプレーが必要だが、黒さとツヤが蘇ることで車体全体のイメージも一新される。またシリコンオイルには撥水効果もあるので、雨天走行後の手入れが楽になるのも魅力だ。
エンジンの熱で塗膜が強化されるバイク専用品
自動車用のワックスといえば常温のボディパネル用を指すのが一般的で、エンジン用の耐熱ワックスがあるのはバイク用ならではといって良いだろう。
この製品は成分中にシリコン樹脂を含んでいるのが特長。シリコン樹脂は300℃近い高温環境下でも変質しないので、エンジンやエキゾーストパイプ、マフラーなどの高温部分でも光沢を持続する。黒やシルバーで塗装されたエンジンのツヤを出すのはもちろん、ワックス自体の塗膜がエンジンの熱で硬化するため光沢がアップする。
さらに防錆成分も含んでいるため、高温と水分の相互作用で錆びやすいエンジンまわりの保護効果もある。ネイキッドモデルのエンジン磨きの仕上げに最適なケミカルと言えるだろう。
ひと手間加えればコントラストが上がって魅力度アップ!!
日常的に行っているシャンプー洗車でもバイクの汚れは落ちるが、そこにもうひと手間加えて念入りに磨くことでのっぺりと見えていた印象が一変、愛着アップ効果が格段に増すのは明らかだ。
コーティングやワックスによって塗装のツヤが深くなり、各パーツごとのコントラストが上がり、陰影が強調されることで立体感が増しているのが作業前後の大きな違いで、外装パーツやスイングアームやホイールなどの足まわり、白化が進行していたPP製パーツやくすんだマフラーの印象がどれだけ重要かがお分かりいただけるだろう。
バイク用パーツの特性や特徴を知り尽くしたワイズギアが販売するヤマルーブの洗車&磨き用ケミカルは全国のバイク用品店で簡単に入手できる。愛車に乗る機会が少なくなるこの時期にこそ、1年間の汚れを落として来シーズンに備えて磨きを楽しもう。
※本記事はYAMAHA [Y’S GEAR]が提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。