“長靴”という枠を超えた優れた操作性

ライダーにオススメの完全防水ブーツ「ワイルドウイング フラミンゴ」着用インプレッション

  • 2018/12/29

ワイルドウィング RIN-001 フラミンゴ

元全日本ライダーが開発に携わっているブーツブランド”ワイルドウィング“が送り出した個性的な長靴は、靴型からゴムの配合に至るまで独自仕様という製品だ。

(○)フィット感をはじめペダルの操作性良好

透湿防水シューズは雨量と経過時間によって浸水してしまう可能性があり、また防水カバーも完璧とは言い切れない。だから雨の日は長靴を履いているよ、というベテランは少なくなく、特にバイク便のライダーに愛用者が多い。かく言う私もたまに履いているが、完璧な防水性と引き換えにフィット感が悪く、雨天のライディングが楽しくなかった。

そこで試してみたのが、ワイルドウィングのレインブーツだ。全てゴムで作られた長靴ではあるが、アルミ製の靴型から材料の配合、さらに中敷きに至るまでオリジナルで、ライディングブーツに必要な機能を随所に盛り込んでいるのが特徴だ。

ワイルドウィング RIN-001 フラミンゴ

【ワイルドウィング RIN-001 フラミンゴ[ウィングローブ]●税込価格:1万778円 ●色:黒、ベージュ ●サイズ:S(23.5〜24cm)、M(24.5〜25cm)、L(25.5〜26cm)、2L(26.5〜27cm)、3L(27.5〜28cm)】シューレースには反射材が織り込まれ、上部のループに固定可能。カラーは他にブラックあり。

ワイルドウィング RIN-001 フラミンゴ

(左)内側にサイドファスナーが設けられており、いちいちシューレースを緩めなくてもブーツを脱ぎ着できる。(右)ワイルドウィング独自の斜めカットヒール。これによりステップに対して足の角度が適切になる仕組みだ。

ワイルドウィング RIN-001 フラミンゴ

ツマ先には軽量樹脂カップが埋め込まれ、さらにラバーを2重に。足とアッパーとの空間が少なく、ブカブカしないのでシフト操作がしやすい。

ワイルドウィング RIN-001 フラミンゴ

立体設計のオリジナル中敷き。抗菌防臭&静電機能などを有する東洋紡の特殊素材を使用する。

実際にバイクに乗っての印象は想像以上に良かった。特に気に入ったのは、長靴特有のブカブカ感があまりないことだ。ツマ先とアッパーとの間に生まれる空間が少なく、シフトアップ時の感触がダイレクト。また、何となく脱げてしまいそうという不安もなし。さらに、中敷きの形状が絶妙で、これが長時間履いたときの疲労を軽減してくれそうだ。

防水性はもちろん完璧。暑い日に履くとやはり蒸れるが、真夏以外の季節なら普段履きも可能だろう。

(△)ソールの柔らかさで好みは分かれるかも

グリップのいいソールはブロックがソフトで、ペダルを踏み込んだときの変形量が大きめ。カチッとした感触が好きな人は敬遠しそうだ。

(結論)こんな人におすすめ:バイク以外にもアウトドア全般で活躍しそう

長年いろいろと試し、最終的に雨天時は長靴という結論に達した私にとって、これほど魅力的なレインブーツはない。斜めカットヒールやくるぶしパッドなど、一般的な長靴とは明らかに作りが異なり、1万円超の価格にも納得だ。


●写真:飛澤 慎
●取材協力:ウィングローブ 03-5603-5600 http://winglove.co.jp
※ヤングマシン2018年11月号掲載記事をベースに再構成

※本記事の内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。

大屋雄一

大屋雄一

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紙面版にて厳正なる新製品テストを担当するベテランジャーナリスト。