マシン・オブ・ザ・イヤー2018
グレムセック101に登場の注目カスタム

【Vol.2】新型モンキー125トラッカーカスタム解説

欧州最大級のバイクイベントに登場したモンキー125のカスタムがカッコイイ件は前回の記事でお伝えしたが、今回は新たに入手した写真を掲載しよう。

製作期間はわずか8週間

BMWのカスタムで知られているKingston Customs(キングストンカスタム)によるモンキー125のカスタムは、現地のホンダ販社の依頼で制作されたもので、オーダーがあったのは7月初旬だったという。つまり8月31日から開催されたGlemseck 101(グレムセック101)まで2か月間を切るタイミング。わずか8週間でこのモンキー125カスタムは仕上げられたのだ。

まず、灯火類やメーター、ABS、エアボックスなどを撤去したシンプルな外観にトラッカースタイルを着想。ハンドルバーや’76年型CR125エルシノアのステップはショップにストックされていたものを使用している。足まわりはフロントフォーク内部を強化しリヤはYSSのRG362ツインショックでフルアジャスタブル化。吸気はK&Nのエアフィルターに排気側は、KEPSPEED(ケップスピード)のフルエキゾーストを組み合わせている。質感にこだわってスチール製とされた純正の前後フェンダーはマッチングが気に入ったためそのまま使用。フロントだけ装着位置をアンダーブラケットに直付けとして上方に移動している。フロントゼッケンプレートやサイドカバーはプラスチック板をカットして製作したものだ。

【Kingston Customs MONKEY TRACKER 2018年グレムセック101出品車】Z125とあるのは、50㏄のモンキーの型式がZ100からスタートしZ50となっていたことからだ。ファイティングレッドのフレームにトリコロールのタンクは’80年代前半のパリダカールラリーレーサーが有名で、日本でも’82年にXL250Rパリ・ダカールが発売されている。

フレームやスイングアームは純正のパールミラレッドとも異なる朱色がかったファイティングレッドでペイント。ホイールはゴールドとしている。

ノーマルではシルバーのエンジンはブラックに塗装。ホイールやカバー類にゴールドのワンポイントが効いている。フロントフォークが黒いのは、ベース車がブラックだったからだ。

キーシリンダーは右サイドカバーの裏に移設されている。シート表皮はアルカンターラを採用。マフラーは中国のケップスピード製でサスはYSSのフルアジャスタブルタイプだ。

フラットトラックバーはモンキーにも相性がよさそう。トップブリッジやハンドルクランプはノーマルを使用した。フロントブレーキマスターの蓋は社外品ではなく純正をゴールドに塗装したものだ。

カスタム製作は、Kingston Customs(キングストンカスタム)のDirk Oehlerkingさん。欧州のモンキーには国内にはないブラックのカラーリングが設定されている。

ニュース提供:欧州ホンダ

いち

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本誌編集長。雑誌は生き残りタイアップ全盛期だというのに、ひとり次期型ネタを嗅ぎまわって反感を買う現代のスクープ魔王。
■1972年生まれ
■愛車:BMW R100GS(1988)

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