ホットロッドショー・レポート第二弾

メーカー系の視線もアツい!?

昨日、第一報をお伝えした横浜ホットロッドカスタムショー。その第二弾をお届け。近年ではメーカーも注目するイベントに育っており、今回もハーレーダビッドソン、BMW、トライアンフの3社がブースを出展していた。そのあたりに加えてもろもろ情報、オマケで4輪もレポートします。

海外からの注目度も高い

そのレベルの高さから、国境やジャンルを超えて注目を集めているのもホットロッドカスタムショーの特徴。バイクメーカーに加え、大手ファッションブランドのデモ車も展示。来場者にも外国人(メディアも含め)が目立つのだ。

ハーレーは気鋭カスタマーの作品を展示

ホットロッドカスタムショーの主役と言えるハーレー・ダビッドソン。日本法人であるハーレー・ダビッドソンジャパンは、イギリスの若き人気カスタムビルダー、チャーリー・ストックウェル氏製作のダイナチョッパーを展示。ブース自体は自由に立ち入れる、垣根の低い雰囲気で、その周辺に新型ソフテイルを並べてPRしていた。

「日本のハーレーカスタムには多大な影響を受けた」と語る、チャーリーさんのダイナチョッパー。各部の彫金や模様は刺青(和彫り)のイメージだ。追って、ヤングマシン本誌ではチャーリーさんのインタビューも掲載します。

ディーラーカスタム車を展示のトライアンフ

トライアンフ・モーターサイクルズジャパンのブースには、各ディーラーが参加したペイント・コンテストに出展されたボンネビル・ボバーを展示。手の込んだ塗装と純正オプションパーツでカスタムされたボバーは、ディーラーカスタムとは思えないほどのオリジナリティ。

R5オマージュがBMWブースの中心

手間の掛かったガレージ風ブースを構えたBMWジャパン。展示のメインとされたのはBMW本社が‘16年に製作した「R5オマージュ」。これは戦前〜戦後にかけての名機・R5をベースにスーパーチャージャーを装着し、車体まわりは全て作り直したコンセプトモデルだ。他にはRナインTシリーズをメインにK1600Bなども展示していた。

500ccのフラットツインを搭載し、1936年に登場したBMW R5。今もBMWの名機に数えられる1台だが、それを超カスタムしたのがR5オマージュ。メーカーの作だけに完成度は非常に高い。

4輪もたくさんあります

もともとホットロッドショーのメインは4輪なので、あわせてそちらも紹介。シャコタンすぎるNSXや、マツダ・キャロル360にS&S製の空冷Vツイン(たぶん2000cc級)をスワップしたマシンなど日本車も散見されたが、ショーの華はやっぱりフルサイズのアメ車カスタム。カッチョいいぜ!!

●写真:真弓悟史/田中宏亮/編集部