
●文:井上シュウジ ●BRAND POST提供:SurLuster(シュアラスター)
ヘルメットのトレンドはマットタイプ
マットタイプ(ツヤ消し)のヘルメット人気、凄いですよね。
左:マットタイプ 右:ツヤありタイプ
とある販売店さんに聞いたところ、新規でヘルメットを購入される方の約7割がマットタイプを選ぶのだとか。そういえばバイクや車もマット塗装タイプが増えていますし、マット人気は世界的なムーブメントになっていると思われます。
そんな中、ふだんから愛用しているヘルメットをまじまじとみてみれば…、手垢や汚れでせっかくのマット塗装がなんだか薄汚れていることに気がつくはずです。
というわけで今回はマットタイプのヘルメットのメンテ方法を紹介したいと思います。
メンテナンスで使用するアイテムはこちら。
左からマイクロファイバークロス(販売価格599円)/ゼロクリーナー(販売価格1320円)/ゼロフィニッシュ(販売価格3190円)
Step 1:メンテする場所を作る
大切なヘルメットに傷をつけたり落としたりしないようにするため、柔らかくて厚いクッションを用意しましょう。マイクロファイバークロスを複数枚重ねて敷くのも良いでしょうし、ヘルメットメンテ専用のアイテム(ヘルメットピロー)を準備するのもオススメです。
※今回は撮影の便宜上テーブルの上で施工していますが、ご家庭では床で作業を行うことで落下の心配がなくなります。
Step 2:シールドなどの装備品を外す
シールドにクリーナー等が付かないようにするためと、細部まで綺麗に洗浄するためにもシールドは事前に外しておきましょう。
また、ヘルメットの種類によってはベンチレーション用のダクトなどの取り外しが可能な場合もあります。ひと手間増えますが、より美しく仕上げるなら外せるものはすべて外してみましょう。
Step 3:全体を軽く拭いて汚れの確認
水で濡らしたマイクロファイバークロスを固く絞ってヘルメット全体を拭きます。軽い汚れを拭き取ることと、汚れを湿らせて落としやすくするためですが、さらに汚れが浮き上がって目立つようになるメリットがあります。これによってどのあたりを重点的にクリーニングするべきかがわかります。
Step 4:クリーナーで汚れを落とす
マットタイプヘルメットの塗装表面を手で触るとざらざらしていることがわかります。マット塗装は、表面を凹凸にすることで光を乱反射させて、人間の目にツヤ感を感じさせなくしているからです。
マット塗装の汚れ落としのポイントはおもに2つ。ひとつは強く擦らないこと。もうひとつはざらざらの奥についた汚れを掻き出すことです。
そのためにも汚れ落としには柔らかいブラシを使いましょう。おすすめは動物の毛を使ったブラシ。先が細くて柔らかいため、奥の方まで毛先が届いて汚れをしっかり落としてくれるだけでなく、柔らかい毛足でマット塗装へのダメージも最小限に留めてくれるアイテムです。
※洗車用ディテールブラシ:シュアラスターの取り扱いはありません(涙)
汚れ落としには「ゼロクリーナー」を使います。油汚れを分解洗浄する弱アルカリ性のクリーナーで、マット系のクリーナーとして最適な商品。流水すすぎは不要で、使ったあとは固く絞ったマイクロファイバークロスで残ったクリーナー成分を拭き上げるだけ。
先に紹介したブラシを使って、塗装面を叩くようなイメージで汚れを落とします。強く叩かなくても、ザラザラ面の奥の汚れにクリーナーを浸透させるような感覚でトントン…と叩いたり、毛先を使って奥の汚れを掻き出すように使ったりして全体を仕上げましょう。
歯磨きの際に歯ブラシで歯垢を掻き出すようなイメージと言いましょうか。とにかく軽く優しくブラシを使って丁寧に汚れを落としてください。
ヘルメット全体をクリーニングできたら、固く絞ったマイクロファイバークロスで全体を優しく拭き上げます。クリーナー成分が残りやすいので、一度全体を拭き終わったらクロスを洗ってキレイにしてから、もう一度全体を拭き上げると良いでしょう。
Step 4:コーティング
マットタイプのヘルメットもコーティングが可能です。ゼロフィニッシュはツヤ消し塗装対応品ですから、ツヤが出ることはありません。コーティング効果によってしっとりとした色味になるだけでなく、汚れを付きにくくして防汚効果を与えましょう。
ヘルメットに直接スプレーするか、施工用の乾いたマイクロファイバークロスに染み込ませてからヘルメットを拭き上げます。この時もマット塗装のザラザラした表面を傷めないよう、優しく撫でるように施工してください。
マット塗装はコーティングのムラができやすいのですが、ムラを感じる箇所があったら、ゼロフィニッシュを少し多めに吹き付けてからもう一度施工するか、固く絞ったマイクロファイバークロスにゼロフィニッシュを少し含ませてから、ムラになった部分を軽く撫でるように拭くとキレイになります。ぜひやってみてください。
すべての作業が終了したら取り外したパーツ(シールドやエアダクト)を元に戻して作業終了です。
メンテナンスによってヘルメット全体がフラットな黒色に仕上がっているのがわかりますでしょうか?
マットタイプメンテで絶対にやってはいけないこと
最後に、マットタイプヘルメットのメンテナンスでNGな行為をまとめました。
その1:ゴシゴシ擦るのはダメ
汚れを擦って落とす。これ本当にNG中のNGです。
ツヤ感のないマットな風合いは塗装表面を凹凸にすることによって反射光が多方面に散り、人間の目にはツヤがないように見える、という原理によるものです。
汚れを落とそうとしてクロスやスポンジなどで強くゴシゴシと擦ったり、コンパウンドで磨いてしまったりすると、この凹凸が削れてしまって表面がツルツルになり、光沢が出てしまいます。
ヘルメットは1個5〜10万円する高額なライディングギア。手入れを間違えないようにしましょう。
その2:ワックスは使わない
ツヤ出しやメンテナンスでワックスを使うのは避けましょう。先に伝えた通りマット塗装の表面は凹凸。この隙間にワックスが入り込んでしまうとワックスが乾いて白っぽくなってしまう恐れがあります。使用するコーティングやクリーナーは必ずマット塗装対応品を使うようにしてください。
まとめ
以上、簡単ではありますがマット塗装ヘルメットの施工方法をまとめました。
今回使ったアイテムはこちら
左から、マイクロファイバークロス(販売価格599円)/ゼロクリーナー(販売価格1320円)/ゼロフィニッシュ(販売価格3190円)
バイク用品のメンテは、ちょっとしたコツを知ったり、使うアイテムや道具を変えたりするだけでも仕上がりが変わります。またシュアラスターの洗車用アイテムは、バイクや車の汚れに特化した洗剤や、材質などに適したツヤ出し剤を配合するなど専用品ならではの効果に期待できますから、日用品で代用するのではなく専用品を使ってメンテをすると新しい発見があると思いますよ。
「ヘルメットメンテをもっと詳しく知りたい!」という方は、シュアラスター公式Youtubeチャンネルで動画が公開されていますから、そちらもご覧ください。
シュアラスターではバイクをピカピカにする洗車用品を中心にバイクケアアイテムを多数販売しております。
少しでも興味が湧いたなら一度チェックしてもらえると嬉しいです。
※本記事はSurLuster(シュアラスター)が提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

















