【新基準原付のJOG ONEと50cc原付のJOGを実走比較!!】ヤマハ JOG ONE ’26モデル試乗レポート

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【新基準原付のJOG ONEと50cc原付のJOGを実走比較!!】ヤマハ JOG ONE ’26モデル試乗レポート

ヤマハから2026年3月19日に発売になったばかりの“新基準原付”JOG ONE。“新基準原付”って排気量は125ccクラスだけど車両区分的には50cc原付と同じってどういうこと!? そこでこの“新基準原付”JOG ONEと、2025年11月で国内生産が終了した50cc原付バイクのJOGを試乗比較!! ナニがどうチガウのか!?

●文:谷田貝 洋暁 ●写真:真弓 悟史 ●BRAND POST提供:YAMAHA [Y’S GEAR]

原付一種(第一種原動機付自転車)に新たに追加された区分基準“新基準原付”に適合したスクーターとして登場したJOG ONE。カラーリングは写真のパープルに加え、マットダークブルー、ブラック、シルバーの4色展開。価格は税込25万9600円。

そもそもJOG ONEが区分される“新基準原付”とはなんぞや?

排出ガス規制の強化により2025年11月で50cc原付バイクの国内生産が終了。これに伴い2025年4月から、原付一種に新たな区分“新基準原付”が誕生することに。それが今回の主役であるJOG ONEが属する“新基準原付”だ。この新区分をざっくり説明すると、『50cc原付バイクを超える50cc超~125cc以下のエンジン排気量であっても、最高出力を4.0kWに抑えていれば原付一種とする』というもの。

50cc原付 JOG(左)と“新基準原付” JOG ONE(右)。JOG ONEはJOG125ベースなので車格はJOGに比べるとやや大きめ。

つまり原付免許やクルマの免許を持っていれば、“新基準原付”区分対応の125ccモデルに乗ることができる。間違えちゃいけないのは、原付免許で全ての125ccクラスのモデル、……つまりWR125Rやトリシティ125のようなモデルに乗ることができるワケではないところ。あくまで原付免許で運転できるのはこれまで同様、~50ccのモデルと“新基準原付”対応した~125ccモデルのみということになる。

50cc原付 JOG(左)と“新基準原付” JOG ONE(右)。リヤビューもJOG ONEの方がひと回り大きい印象だ。

ただこの“新基準原付”、ユーザーとして気になるのは“最高出力が4.0kWに抑えられている”というところだろう。125ccクラスのモデルは50cc原付バイクと違って車格も大きく車重も重め。その125ccモデルの最高出力を抑えてしまってはマトモに走らないんじゃないだろうか? そんな疑問持つ方も大いにいるだろう。ならば“新基準原付”JOG ONEと50cc原付JOGを実際に走り比べてみようじゃないか!

JOG ONE

主要諸元■軸距1205 シート高735(各mm)車重 95kg ■ 空冷4スト単気筒 SOHC 2バルブ 124cc 4.8ps/5750rpm 0.79kg-m/3000rpm CVT無段変速 燃料タンク容量4.0L■タ イヤサイズF=90/90-10 R=90/90-10 ●価格:25万9600円

●JOG(生産終了モデル)

主要諸元■軸距1180 シート高705(各mm)車重 78kg ■ 水冷4スト単気筒 SOHC 2バルブ 49cc 4.5ps/8000rpm 0.42kg-m/6000rpm CVT無段変速 燃料タンク容量4.5L■タ イヤサイズF=80/100-10 R=80/100-10 ●価格:18万1500円

あらゆる場面でいい走りをするのは“新基準原付”のJOG ONEの方だった!!

いきなりだが結論から先に言ってしまおう。50cc原付のJOGと“新基準原付”のJOG ONEを同条件下で走り比べてみたら、あらゆる場面でJOG ONEの方が優れていることを体感させられることになった。

まずシグナルダッシュはJOG ONEの圧勝。特に中速からの伸びでJOGとの差が付く印象で明らかにJOG ONE方が速い!

とにかく試乗前に気になったのはエンジンパワーだ。JOG ONEは“新基準原付”に対応させながらも、基準値目一杯の4.0kWではなく、さらに低い3.5kWまでピークパワーを抑えているところに不安を感じたのだが、走らせてみれば全くの杞憂だった。JOG ONEは発進やスタート直後の中低速域の走りが力強く、改めて50cc原付のJOGと比較する必要がないくらい力強い。誰だ? 「パワーを制限してる“新基準原付”は恐ろしく走らないんじゃ…?」なんて適当なことを言ったのは? ……なんて軽口を叩きたくなるくらい走りがいいのである。

それでも念のため、JOGとJOG ONEの横並び一線からの発進性能比較を行なってみると、やはり結果は一目瞭然。軽いJOGはスタート直後の一瞬だけタイヤ1個分前に出るものの、トルクに余裕のあるJOG ONEが1秒後にはスパット追い越し、その後はグングン加速してJOGを引き離す感じなのだ。

一番差がついたのは登坂路。少しでも道路に勾配が付くとJOGが遅れ、JOG ONEがグングン前へ出る。

JOG ONEとJOGの走行比較で最も差が出たのは登坂路だ。よくあるダラダラの登り坂程度の勾配であっても50cc原付のJOGは途端に加速が鈍るのに対し、JOG ONEは加速力を維持。ちょっと坂道が長ければJOGは完全に置いていかれるくらいの差が生まれる。通勤・通学では原付を混雑した幹線道路を走るなんて使い方をする方も多いと思うが、ちょっと怖いのが上り坂で失速して後続車に追い抜かれるような状況。JOG ONEであれば、そもそも失速しないからそんな不安とは無縁というわけだ。

原付特有のやや心許ない走りをするJOGに対し、JOG ONEは直線はもちろんやコーナリングでも走りにしっかりとした安定感がある。

車体性能も“新基準原付”のJOG ONEは、50cc原付に対してワンランク上の走りを見せる。もともと原付二種クラスの基準で作られた車体なのだから当たり前と言えばその通りなのだが、車体の性能に余裕がある。具体的には、ブレーキ性能やフレームの安心感といったといったところだが、直線を走るだけでもJOG ONEの方が安定感があり、安心して走っていられる。より負担のかかるコーナリングはなおさらという感じで交差点の右左折でもJOG ONEの方が走りが安定している。むしろJOG ONEは余裕がありすぎて制限速度である30km/h以下に抑えて走ることに気を使うくらいである。

企画立案の段階では、“新基準原付”のJOG ONEの走りが、50cc原付に対してあまりに悪かったらどうしよう? なんて考えていたのだが、“新基準原付”は、50cc原付よりもはるかに乗り物として優れていたのだ。

JOG ONE&JOGの足つき比較

シート高は735㎜。両足の踵までしっかりとつけられる。ただし50cc原付のJOGよりもひと回り大きい印象がある。テスターは身長172cm/体重75kg。

シート高は705mmとJOG ONEより30㎜低いがそもそも車体がひと回り小さい印象で、膝にもかなり余裕ができる。取り回しに関してもJOGの方がコンパクト。テスターは身長172cm/体重75kg。

JOG ONEのディテール

原付二種と“新基準原付”の識別のためフロントには原付二種にはある“帯”がない(左がJOG ONE)。

タイヤサイズはフロントが90/90-10、リヤが90/90-10と、JOGとホイール径は一緒だが、JOG ONEはワンサイズ太いタイヤを履いており、安定感がいい。

全幅は675㎜。左レバーでリアブレーキを操作すると、バランスよくフロントブレーキにも効力を発生させる「UBS(Unified Brake System)」を装備している。

スピードメーター、オドメーター、燃料計の他、制限速度30km/h警告のインジケーターを備える。ただし、トリップメーターの装備はない。

給油口はバイクに跨ったまま開けられる場所にある。右側は600mlのペットボトルが収納可能なフロントポケットで中央にはコンビニフックも装備。この他、オプションでUSBソケット(5V/2A Type-A)も取り付け可能。

フットスペースはフルフラットタイプで乗降しやすく、カバンなどの手荷物も足元に置ける。

シート下のトランクスペースの容量は21.3ℓを確保。125cc以下用の小ぶりなジェットヘルメットであれば収納可能であり、ヒンジ部には別途ヘルメットホルダーを装備。

原付二種スクーター・JOG125のエンジン排気量125ccはそのままに最高出力を4.8psまで抑えて新原付基準に適応。3000rpmという低回転域で最大トルクを発揮するため発進加速に不足ない。

原付二種クラスがピンクナンバーなのに対し、原付一種および新基準原付はナンバーが白で、識別のためのリヤの“△マーク”がない。

“新基準原付”は二人乗りができないため、JOG ONEのために新たにシングルシートをデザイン。後部が高められておりJOG125比でホールド感がいい。

二人乗りができないため、シングル化されたシートと同様に、タンデムステップも外されている。

センタースタンドに加え、50cc原付には装備されることが少ないサイドスタンドも装備しており利便性がいい。

【TESTER:谷田貝 洋暁】
『レディスバイク』、『Under400』、『タンデムスタイル』など、初心者向けバイク雑誌の編集長を経てフリーランス化したライターで、二輪各媒体に寄稿したバイク試乗記事は1500稿超。“無理”、“無茶”、“無謀”の3無い運動を信条としており、毎度「読者はソコが知りたい!」をキラーワードに際どい企画をYM編集部に迫る。


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