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[画像 No.20/47]【感動創造工場“ヤマハの手”Vol.5】688ccパラツイン“CP2” 熟成の名機の陰に、生産体制の技術革新あり

ヤマハ発動機|ヤマハの手|CP2エンジン|【感動創造工場“ヤマハの手”Vol.5】688ccパラツイン“CP2” 熟成の名機の陰に、生産体制の技術革新あり
燃焼室周辺の水路(ウォータージャケット)を成形する中子のCAD図。排気バルブの熱はバルブシートから逃がすが、その熱を下げるには排気バルブの間(赤丸の部分)に水を流すことが重要。見ての通りCP2は水路が成形されているが、同じ4バルブで水路のないエンジンもあると聞けば、この部分の製造難易度が伺い知れる。
世界広しと言えども、ヤマハ発動機ほど作り手が“アツい”2輪メーカーもないだろう。細部まで徹底的に作り込まれ、こだわりを訪ねようものなら技術者の話はとどまることを知らない。そのすべては“ユーザーに感動を与える最高の製品を”というヤマハの企業理念「感動創造」に起因するものだ。その感動を工場から送り出す製造技術者の奮闘に迫る短期集中連載、第5回はMT-07などに搭載される並列2気筒エンジンにスポットを当 […]