左では「排気バルブの間の水路」を成形することの難しさを述べたが、なんと! CP2エンジンではその直上に、プラグホールに溜まった雨水などを逃がす水抜き穴まで通されているから驚く。水路は中子で成形されるが、こちらは機械加工で開けられている。
世界広しと言えども、ヤマハ発動機ほど作り手が“アツい”2輪メーカーもないだろう。細部まで徹底的に作り込まれ、こだわりを訪ねようものなら技術者の話はとどまることを知らない。そのすべては“ユーザーに感動を与える最高の製品を”というヤマハの企業理念「感動創造」に起因するものだ。その感動を工場から送り出す製造技術者の奮闘に迫る短期集中連載、第5回はMT-07などに搭載される並列2気筒エンジンにスポットを当 […]
















































