2021年モデルのMT-09で初採用された、フローフォーミング加工を取り入れた世界初の2輪用ホイール。前述のとおりリム部の強度を保ちつつ薄肉化でき、ホイールの慣性モーメント低減に大きく貢献するほか、使用するアルミ材の量を減らせるためコスト面でも有利。切削加工されたリムやスポーク端面が生む、社外ホイールのようなルックスも大きな魅力だ。
世界広しと言えども、ヤマハ発動機ほど作り手が“アツい”2輪メーカーもないだろう。細部まで徹底的に作り込まれ、こだわりを訪ねようものなら技術者の話はとどまることを知らない。そのすべては“ユーザーに感動を与える最高の製品を”というヤマハの企業理念「感動創造」に起因するものだ。その感動を工場から送り出し続ける製造技術者の奮闘に迫る短期集中連載、第4回は次世代の軽量ホイール“ヤマハ スピンフォージド ホイ […]













































