官能評価では五感をフル活用して違和感をチェック。経験や技術が必要な、デジタル化は難しい高度な作業だ。ちなみに専用ライン時は同機種が複数台まとめて流れてくるため異常にも気づきやすかったが、超汎用ラインへの改修により、検査員にはどんな機種がいつ来ても対応できるスキルが求められることに。ここ数年の学び直しにより、今では多くの検査員が対応可能になっているという。とにかく“人の力”が要求されるパートなのだ。

【感動創造工場“ヤマハの手”Vol.6[最終回]】最高峰は、実はヤマハのスタンダード!? YZF-R1のエンジン組立技術
2024/12/21