’24鈴鹿8耐はBS12で完全無料生中継! 知っておくとさらに楽しめる見どころ5つを紹介ダッ【ゲストにつるの剛士さん/高橋名人登場!!】
開催まで間もなく! 2024年もバイクファンの夏を熱くする鈴鹿8時間耐久レースがやって来る。全国無料のBS放送 BS12(BS12トゥエルビ)では、今年もスタートからゴールまでの8時間だけでなく、スタート前の緊張したピットシーンからゴール後の華やかなセレモニーまで網羅した合計10時間をブッ通しの完全無料で生中継(7月21日AM11:00〜PM9:00)だ! 鈴鹿サーキットまで見に行けないファンたちも自宅でその興奮を味わうことができるぞ!
⚫︎文:宮田健一 ⚫︎画像:箱崎太輔ほか ●BRAND POST提供:BS12(BS12トゥエルビ)
現役のMotoGPトップライダーが参戦!
今年も熱い鈴鹿の時期がやってきた! 今回は観戦する際の予習として、ヤングマシン編集部が選ぶ今大会の見どころを5つピックアップしてみたぞ。これだけ知っておけば、さらに楽しめること間違いなし!!
①ホンダ3連覇/個人記録更新がかかる優勝候補ナンバー1! MotoGPトップライダーも参加だ!
昨年、一昨年と2連覇をはたしているホンダのワークスチームが「#30 Team HRC(マシン:CBR1000RR-R)」。エースの高橋巧選手はこれまで宇川徹選手と並ぶ通算5回の8耐最多優勝記録を保持。今回勝って6勝となればその記録を更新して、単独で頂点に立つこととなる。
第2ライダーにはMotoGPに参戦中のヨハン・ザルコ選手が登録。ザルコ選手は’23シーズンのMotoGPで優勝1回・表彰台登壇6回と大活躍中のトップライダーで、世界の速さを存分に披露してくれることに期待だ。第3ライダーには昨年8耐にSDG Honda Racingから参戦して2位をゲットした名越哲平選手が起用された。
マシンは国産スーパーバイクではもっともパワーが出ていると言われるCBR1000RR-Rのワークス仕様で、2024年はダウンフォースを高めるウイングレットも新形状となるなどベース車の段階から熟成を高めており、今年のTeam HRCは昨年体制を上回るまさに鉄壁と言える布陣で3連覇に臨んでいる。
②耐久レース世界一の座はどこに? もはや鈴鹿8耐は日本だけで終わるレースじゃない!
鈴鹿8耐は年間4戦で争われるFIM世界耐久選手権シリーズ(FIM EWC)の第3戦に当たる。そのためシリーズにフル参戦しているチームも多数。EWCでは現在のところランキングトップは名門ヨシムラの「#12 Yoshimura SERT Motul(マシン:GSX-R1000R)」で88ポイント。
これを1ポイント差の87ポイントで追うヤマハワークス「#1 YART – YAMAHA(マシン:YZF-R1)」との一騎打ち状態で、この構図が鈴鹿8耐にそのまま持ち込まれる。いずれも今年はスズキとヤマハそれぞれのエースチームとなる扱いで、かつての国産ワークス勢の陰にフル参戦組が控える『鈴鹿8耐だけ特別』だった時代とは状況が異なる。ガチで優勝を狙ってくるのだ。
他にもフル参戦組には日本のTSRが母体となる「#5 F.C.C. TSR Honda France (ジョシュ・フック/マイク・ディ・メリオ/アラン・テシェ組(マシン:CBR1000RR-R)」やトリックスター「#11 Kawasaki Webike Trickstar(マシン:ZX-10RR)」といった過去にEWCの年間タイトルをゲットしたチームたちが名を連ねる。
鈴鹿8耐では1位に30ポイント、2位に24ポイント、3位に21ポイントを授与。場合によっては鈴鹿で年間チャンピオンが決定するのか、はたまた最終戦の第4戦ボルドール24時間までもつれ込むのか、耐久世界一をかけた大事な一戦となっている。
③初の海外メーカー優勝の可能性も! “赤いアイツ”が日本勢を脅かす
鈴鹿8耐の過去44回におけるメーカーごとの優勝数は、ホンダ29回、ヤマハ8回、スズキ5回、カワサキ2回とすべて国産メーカーが占めてきた。この歴史が、もしかすると今年変わるかもしれない。その注目チームとなっているのがドゥカティ・パニガーレV4Rで参戦する「#2 DUCATI Team KAGAYAMA」だ。
6月19/20日に行われた事前合同テストではエースライダー水野涼選手が参加ライダーのうちでトップタイムとなる2分5秒162をマーク。これは昨年大会でポールポジションを奪ったチームHRCの予選タイム2分5秒329を上回る記録と抜群の速さ。
チームメイトもオーストラリアスーパーバイク選手権で3度の優勝経験を持つジョシュ・ウォーターズ選手、’18・’19はMotoGPに参戦し現在はFIMアジアスーパーバイク選手権で活躍中のハフィス・シャーリン選手と実力派を揃え、表彰台の頂点を狙う準備は万端。今年は生放送で歴史的瞬間を目にすることができるかもしれない絶好のチャンスとなっている。
④カーボンニュートラルを目指すゼッケン『0』にも注目! 復活のスズキワークスは未来に挑戦
2024年の鈴鹿8耐ではMotoGPやEWCなどレース活動から撤退していたスズキワークスの復帰も話題だ。しかも、通常枠の参加ではなく、40%バイオ由来の燃料をはじめ再生カーボンを使ったカウルや天然亜麻繊維を使用した革新複合材料による前後フェンダー、再生資源・再生可能資源比率を向上したブリヂストンの特別タイヤなど複数のサステナブルアイテムを使用し、実験的クラスであるエクスペリメンタルクラス(参加1台のみ)に「#0 チームスズキCNチャレンジ」として参戦する。
マシンは開発にヨシムラも協力したGSX-R1000RのCN特別仕様で実験的クラスながら戦闘力も侮れず、予選の上位10チームで最終的な決勝グリッドを決めるトップ10トライアルも十分に狙える様子。やはり台風の目として見逃せない存在だ。
⑤昭和バイク世代の夢を乗せてSSTクラス優勝を目指す超ベテランライダーの姿も!
[#52 TERAMOTO@J-TRIP Racing(寺本 幸司/村瀬 健琉/石塚 健 組)現在の鈴鹿8耐はEWCクラスとSSTクラスの2カテゴリー混走で開催(今年はエクスペリメンタルクラスも設定)。どちらもベースとなるマシンはいわゆるリッターSSで、パッと見での違いは分かりにくいが、改造範囲やタイヤ交換時のルールが異なっている。
総合優勝を争うメインクラスとなるEWCクラスはエンジンの性能アップや足まわりなど改造範囲が広くなっているのに対し、スーパーストックとも呼ばれるSSTクラスは改造範囲がもっと制限されてタイヤ交換のためのクイックリリースも使用できない。
ただマシンコストがEWCより低く抑えられることから多くのプライベーターたちが選んでいるのがSSTクラスだ。BS12での放送は長丁場の完全生中継なので、きっと彼らの活躍するシーンも途中で流れるはず。そんなSSTのチームで今年大きな期待を集めているのが「#52 TERAMOTO@J-TRIP Racing(マシン:GSX-R1000R)」だ。
エースライダーの寺本幸司選手は1971年生まれの52歳&レーシングライダー歴33年という超ベテラン。すでにほとんどの同世代ライダーたちは引退してしまった。そんな彼らは自分が果たせなかった夢を寺本選手に託しているのだ。ピットクルーもクイックリリースが使えないSSTのために磨き上げた世界最速を自負するタイヤ交換技を披露する。
一説によるとこの神ワザを見た者は向こう1年間を無病息災で過ごせるとか。同チームはこれまで3位、4位、4位と上位を記録。今年はおじさんライダーたちの夢を乗せて表彰台の一番高いところを目指す!
日が沈み、各車がライトオンして、暗闇の中に浮かぶ数々のバイクの光。まさに、鈴鹿8耐ならではの風景でもある。
さあ、今年はどのチームが栄冠を勝ち取るのか!? 鈴鹿サーキットまで見に行けないファンであっても、なんと自宅でその興奮を味わうことができるのだ!
ぜひ、BS12で鈴鹿8時間耐久レースを見て、チェックフラッグの瞬間を目にして感激を味わおう!
ゲストコメント
つるの剛士さん
’24 FIM世界耐久選手権 ”コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース
- 放送日:7月21日(日)あさ11時~よる9時
- 放送局:BS12 トゥエルビ 全国無料生中継
- 出演者:【解説】北川圭一 長島哲太 岡本裕生 【ゲスト】つるの剛士 高橋名人
- 番組公式Xアカウント:https://x.com/bs12_8tai
※本記事はBS12が提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。