世界の新車大図鑑
2021新車バイクラインナップ〈大型アドベンチャークラス|日本車最新潮流解説〉
- 2021/2/15
●文ヤングマシン編集部 ※’21年2月15日更新
“高速ツアラー”としての安定性と”オフ性能”という二律背反の要素を、電子制御を使って高次元で両立させるアドベンチャータイプ。そのキャラクターは、オン寄りとオフ寄りでハッキリ分かれる。’20はオフ寄りのモデル刷新が目立ったが、’21年はオン系が台頭しそうな雰囲気だ。
大型アドベンチャー:最新装備がベーシックモデルへ波及
電子制御スロットル、電子制御サスペンションにIMUと、最新装備をまとい、大型スーパースポーツ並みの劇的進化を続けるアドベンチャーモデル。
’20年はホンダが「アフリカツイン」のフルモデルチェンジを行なって、トップモデルにショーワ製の電子制御サスペンション”EERA”を導入。またIMUによるコーナリング対応のトラクションコントロールシステムやABSにも磨きをかけた。ヤマハもオフロード性能に特化した「テネレ700」を登場させ、スズキはVストロームにテコ入れを行い、「1050/XT」をリニューアルしたばかり。
各社とも’21年も引き続きアドベンチャークラスに力を入れており、ホンダは「NC750X」、ヤマハは「トレーサー7/9」といったモデルを刷新。いよいよフラッグシップ以外のモデルにも、電子制御スロットルやコーナリングABS&トラクションコントロールといった先進装備の配備が進みそうな雰囲気だ。
またテネレ700やVFR800Xなどの、近々にユーロ5へのエミッション対応が迫られるモデルたちの動向も気になるところである。
’21最新潮流
- 新型トレーサー9が登場
- NC750Xもロード特化で進化
- ヴェルシス1000SEはスカイフック電サス仕様を投入
- 電子制御スロットル化で制御機能が拡張
大型アドベンチャー・新車ラインナップ
ヤマハ[トレーサー9/GT|トレーサー7/GT|テネレ700]

ホンダ[NC750X|アフリカツイン|VFR800X]



スズキ[Vストローム1050/XT|Vストローム650/XT]


’21新車バイク総覧|国産車|大型アドベンチャークラス|SUZUKI 〈詳細編後日公開〉
カワサキ[ヴェルシス1000SE/SE+]

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