世界の新車大図鑑
2021新車バイクラインナップ〈車検レス軽二輪126〜250ccクラス|日本車最新潮流解説〉
- 2021/2/21
●文ヤングマシン編集部 ※’21年2月21日更新
普通二輪免許で乗れ車検もないことから、昔から人気の高かった軽二輪(126〜250cc)クラス。4気筒エンジンとクラスを超えた電子デバイスを装備したZX-25Rの登場で、250の価値観が格段にレベルアップしたのは間違いない。’21年はそれを迎撃すべく、進化する2気筒や独自路線のジクサーからも目が離せず、オフロード勢もアドベンチャーなど、ますます活況だと言える。
車検レス軽二輪126〜250cc:主流は”安くてお手軽”から”身近な本格派”へ
普通二輪免許(いわゆる中免)で乗れ、車検もないことから、昔から人気の高かった250クラス。なかでもフルカウル系は’20年秋に待望の4気筒マシン「ニンジャZX-25R」が遂にデビュー。超高回転のレッドゾーン1万7000rpmまで一気に吹け上がり、音量は現代的に抑えられるものの、つんざくような高周波のエキゾーストサウンドはキャリアの長いベテランには懐かしく、またクォーターマルチを知らない世代にとっては極めて新鮮。これを弾みに、ライバルメーカーからも4気筒モデルが登場するかも!? と期待が大きく膨らむ。
対する2気筒勢も進化の手を緩めない。「CBR250RR」はマイナーチェンジとはいえ、多岐に渡ってエンジンに手を入れ41psを達成。スズキは伝統の油冷を搭載するジクサーで対抗し、「YZF-R25」や「ニンジャ250」はニューカラーで新鮮さを維持する。
オフロードモデルは「CRF」と「KLX」がとことん走破性を磨き、「Vストローム」や「ヴェルシス」といったアドベンチャー系と二極化が進んでいる。その中でベーシックな「セロー」が姿を消すのは、一抹の寂しさを覚える。
’21最新潮流
- 4気筒のZX-25が販売好調
- 2気筒勢も装備が本格化
- 新たな250cc4気筒登場も?
- CRF250系が本気刷新でクラスレスな魅力を獲得
車検レス軽二輪・新車ラインナップ
カワサキ[ニンジャZX-25R|ニンジャ250|Z250|KLX230|ヴェルシスX250ツアラー]
ホンダ[CBR250RR|CB250R|レブル250|CRF250L/ラリー]

スズキ[ジクサーSF250|GSX250R|ジクサー250|Vストローム250|ジクサー150]


ヤマハ[YZF-R25|MT-25|セロー250ファイナルエディション|トリッカー]
スクーター[フォルツァ|PCX160|ADV150|XMAX|NMAX155|トリシティ155|マジェスティS|バーグマン200]

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