ヤマハ YZF-R7 試乗インプレッション【スーパースポーツの敷居を下げた革命児】
MT-07をベースに、幅広い技量のライダーがサーキットで扱いきれることを目指して誕生したのが、このYZF-R7だ。センターブレースなどで剛性バランスを調整したフレーム/KYB製の倒立フォーク/ブレンボの純ラジアルマスターなどを採用。100万円を切る車両価格にも注目だ。 ’22 ヤマハ YZF-R7 概要 スタイリング ライディングポジション [◯] 操縦性はスーパースポーツそのもの。シャーシの完成 […]
ユーロ5に対応した新型MT-07系のCP2=クロスプレーン並列2気筒エンジンを搭載し、扱いきれる73.4psの最高出力と188kgの超軽量車体で、新たなスーパースポーツシーンを切り拓くフルカウルモデル。
そのエンジンはベースとなるMT-07そのままではなく、新たにアシストスリッパークラッチを採用。2次減速比もややロングよりに設定されている。車体はMT-07のメインフレームを各部締結剛性を最適化するなどチューニングして使用。これにフルアジャスタブルのKYB製φ41mm倒立フォークや、プリロード&伸側減衰を調整可能としたリヤサスペンションを組み合わせる。
バイク本来の素の状態を楽しませるためか、トラクションコントロールは装備されずクイックシフターもオプション設定だが、そのぶん99万9900円という低価格を実現し大きな話題となった。発売日は’22年2月14日だ。
また、そのちょうど1ヶ月後の’22年3月14日にはアニバーサリーモデルが販売を開始。ロードレース世界選手権参戦60周年を祝したもので、こちらは5万5000円増の105万4900円に設定されている。
【’22 YAMAHA YZF-R7】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 689cc 73ps/8750rpm 6.8kg-m/6500rpm ■188kg シート高835mm 13L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ■クイックシフター(アップ/オプション) ●色:ディープパープリッシュブルーメタリックC ヤマハブラック ●価格:99万9000円 ●発売日:’22年2月14日 [写真タップで拡大]
エンジン/メインフレーム/スイングアームはMT-07のものをベースとしつつ、前後サスと三つ又の変更でスーパースポーツらしい前下がりの車体姿勢を実現。トレール90mmを維持しつつキャスター角を24.8°から23.7°と立てて、前後分担荷重は49.4%:50.6%から50.7%:49.3%へ。これにより、軽快性と直進安定性の両立が図られた。 [写真タップで拡大]
R1やR6ほどではないがしっかり低いセパレートハンドル。ステップも高い位置。シートも程よい腰高感とスーパースポーツらしい前傾ライディングポジションが取れつつ、公道での扱いやすさにも幾分か配慮。両足指まで地面に着き、引き起こしは軽い。[身長170cm/体重58kg] [写真タップで拡大]
【YAMAHA YZF-R7 WORLD GP 60th ANNIVERSARY】ヤマハのWGP参戦60周年を記念し、YZR500をモチーフにした特別カラーがYZF-Rシリーズ各車に設定。R7では400台が生産される予定だ。●価格:105万4900円 ●発売日:’22年3月14日 [写真タップで拡大]
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ヤマハの市販レーサーである1985年型のTZ250に乗った直後にヤマハの市販最新スポーツであるYZF-R7に試乗。TZ250はまるでうまく乗れないピンポイントな操作性だったが、YZF-R7はケイファクトリーにより随所に手が入り、ノーマルを上回る馴染みやすさを披露してくれた。 YZF-R7その前に。多くの反響をいただいた1985 ヤマハ TZ250の記事 1985 ヤマハ TZ250に試乗!【まさか […]
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新型バイクカタログ [国産車|クラス別]
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